旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

第28回 日本リウマチ学会中部支部学術集会「中部リウマチ学会」が開催されます。

2016年08月30日 09時33分50秒 | 血液・リウマチ

第28回 日本リウマチ学会中部支部学術集会「中部リウマチ学会」が、今週末に福井市で開かれます。

日時 : 2016年(平成28年)9月2日・3日
会場 : ザ・グランユアーズフクイ
会長 : 津谷 寛(独立行政法人国立病院機構あわら病院)
テーマ : 「継続可能なリウマチ医療を目指して。」

当院院長の津谷寛が会長として、集会の準備・運営を担当しております。
もちろん、当院の内科医師も発表します。

福井では実に22年ぶりの開催です。本学術集会が実りあるものとなりますよう、多くの方々のご参加をお待ちしております。


血液学会北陸地方会の開催(7月25日)

2015年08月04日 13時49分43秒 | 血液・リウマチ

遅くなりましたが、7月25日の血液学会北陸地方会について、当番会長を務めました当院院長 津谷寛からの感謝の言葉を掲載させてください。

7月25日(土)に金沢大学医学部十全講堂で、第33回血液学会北陸地方会を主催しました。

当日は、福井大学副学長の上田孝典先生には教育講演を、愛知医科大学血液内科教授の高見昭良先生にはランチョンセミナーの講演をしていただいたのをはじめ、14の一般演題が発表され、80名近くの会員の参加を得ることができました。

なんとか無事に終了することができましたことは、当院の先生やOBの先生方、事務員の方、そして地方会事務局の方など、多くの方々に会の運営のお手伝いをいただおかげであり、感謝いたします。

 

あわら病院からも発表しました。

 

ここでお知らせです。

下の記事にもあるように、8月3日から(従来体制での)小児科外来診療を再開しました。

よろしくお願いします。

 

あわら病院は今日も元気です。


第33回日本血液学会北陸地方会が開催されます。

2015年07月23日 19時53分43秒 | 血液・リウマチ

本日5度目、最後の更新です。

7月25日 第33回日本血液学会北陸地方会が開催されます。
今回、当院の津谷院長が当番会長を務めます。

会場は金沢大学十全講堂です。

 

もう明後日じゃないですか!

 

と、いうわけで?本日は5つの記事をアップいたしました。
皆さまにお読みいただければ幸いです。

 

あわら病院は今日も元気!


関節リウマチについての講演会がありました。

2011年10月26日 19時23分10秒 | 血液・リウマチ

10月23日(日)に北潟湖畔荘で関節リウマチの講演会がありました。
日本リウマチ友の会福井県支部が主催された講演会で、当院の津谷院長が講師として招かれました。

津谷院長は「まだまだ進む関節リウマチに対する内科的治療」というタイトルで、昨年にヨーロッパリウマチ学会から公表された「目標達成に向けた治療(T2T)」について解説し、近年にめざましい進歩を遂げているリウマチの内科的治療を説明しました。

当日はあいにくの雨空でしたが、20人程度の方の参加があり、レクチャー・ワーク形式で行われた講演では、新しい関節リウマチの疾患活動性評価基準を使って自分を評価してみたり、治療を受ける患者さんの注意事項を確認したりして、盛況な会となったそうです。



上の講演会の写真は、リウマチ友の会福井県支部の奥村晴美支部長さまより提供されました。(ありがとうございます。)




下は、湖畔荘から見える北潟湖の様子です。





あわら病院は今日も元気です。

温泉で行うリウマチ教室

2009年08月11日 14時17分26秒 | 血液・リウマチ

梅雨があけ、夏真っ盛りの今日この頃ですが、皆さまには如何お過ごしでしょうか。
(地域によっては台風や地震で、いろいろな被害も出ていますが…。)

ここで突然ですが、先月初め(7月4日)にセントピアあわらで開催しました「温泉で行うリウマチ教室」について報告いたします。
先月の報告を今頃!?という感じですが、何しろブログ編集委員Yは要領が悪いものですから、7月4日の写真を手に入れるのに時間がかかりまして…。それじゃあ、もういいじゃないか!という向きもあるかもしれませんが、せっかく院外の施設を使わせていただいたことですし、講義内容も面白かったしで、やはり報告したいのです。

前置きはこの辺にしまして、この「温泉で行うリウマチ教室」、これは今まで院内で行っていたリウマチ教室を、院外開催に発展させたものです。
「地域の皆さまにあわら病院の医療を理解していただこう」、そして何より「リウマチの患者さまに、改めて現在のリウマチ医療について紹介させてもらおう」という試みです。院長の意向を受けて(笑)、当院サービス広報委員会の面々が奔走して実現しました。

そしてもう一つ、「リウマチ教室」ではあっても、ただリウマチの話をお伝えするだけではなく「あわらの地域性を活かしたい」ということで、あわら温泉街にある公共温泉「セントピアあわら」をお借りして、教室を行うことにしました。
あわらといえば温泉ですから。近くには屋台村もあり、おいしいラーメンや蕎麦、カレーを味わったり、地元の人と旅行者の方々が交流することも出来ます。

とにかく、あわらといえば日本人の大好きな温泉!温泉に入るなら健康に役立つ温泉療法を知りたい!と、いうことです。
そういうわけで、「温泉で行うリウマチ教室」のもう一つの目玉として、あわら市で開業なさっている「温泉療法医」の坂井寿範先生に、「温泉の健康な入り方」についての講義をお願いしました。(坂井先生は、医師会のがん検診推進委員としてケーブルテレビに出演なさっているそうです!)
当院は地域に根ざした病院を目指しており、こういった形においても開業医の先生と連携できたことは、大変嬉しいことでした。


上の写真は「セントピアあわら」のポスターの一部です。


では、やっと手に入れた当日の写真をば…。



坂井先生の講義です。わかりやすく面白く、そして何よりも、ためになるお話でした。
聴衆の皆さんも楽しそうなご様子でした。
坂井先生ありがとうございます!(ぜひ次回も… )



当院の作業療法士による講義です。ノリノリです。
前回行った院内教室のときよりも、さらに詳しい内容でした。


 
ちょっと画面が暗いですが、津谷院長の講義です。
リウマチ治療の生物学的製剤については、いろんな機会を用いて何度でも皆さまにお伝えしたい!とのことです。


当日は、小会議室がいっぱいになるほどの参加者で、サービス広報委員会のみんなは嬉しい悲鳴を上げていました。参加して下さった皆さま、ありがとうございました。

これからもあわら病院は、地域に根ざした病院として頑張っていきたいと考えています。


おまけ

「セントピアあわら」2階での光景です。リハーサルだったらしいです。


今夜は「三国花火」があります。
ブログ編集委員は仕事なのでサンセットビーチには間に合いませんが、道端で見ようと思います。
今日はどんよりした曇天です。このまま降らないといいのですが…。

骨髄腫センター開設について

2009年07月16日 13時06分18秒 | 血液・リウマチ
あわら病院はこのたび7月7日に、「骨髄腫センター」を開設しました。
骨髄腫とは「多発性骨髄腫」という血液のがんの1種です。
形質細胞という、からだの免疫担当の細胞が癌化して、異常な蛋白「M蛋白」をつくる病気です。骨がもろくなったり、痛みがでたり、貧血が生じる、感染に弱くなる、腎臓の働きが弱くなる、神経が障害されるなどいろいろな病態を生じます。

当院では、微量のM蛋白検出が可能な「免疫固定法」という検査を施設内で行っているので、検査結果がすぐに判明します。治療についても、他の施設で行われている標準的な治療から、独自で開発したワクチン療法の臨床試験まで幅広く行っています。

別に新しい建物ができたというわけではないのですが、スタッフを揃えてしっかりした体制を確立できたので、センター開設の運びとなりました。今後は院外報やホームページでも紹介していきます。
もう少し後になりますが、ホームページに詳細を掲載しますので、くわしくお知りになりたい方はホームページをご覧下さい。

ホームページはこちらから


スタッフ一同がんばりますのでよろしくお願いします。



今回の記事は、骨髄腫センターのO医師によるものです。

あわら病院は今日も元気です。

「血管再生術」を行っています。

2009年07月06日 12時45分01秒 | 血液・リウマチ

今回は「再生医療」についてお話します。
当院では血管再生術というものをしています。
閉塞性動脈硬化症など、血管にダメージをきたした状態で足の血流が悪くなっている人に行っています。

どうやって血管を再生させるのか?

通常は白血球数を上げるお薬を注射してから、幹細胞を多く含んだ白血球を取り出すのですが、当院では、薬の注射をせずに単核球という白血球の一部を機械で集めてきます。
献血みたいな針を腕の2箇所に刺して一方から血液をとり、必要な細胞を集めた後に残りの血液成分をもう一方から返します。だいたい3時間ちょっとかかります。そして機械で集めた単核球をふくらはぎから足先にかけて注射します。腰椎麻酔をしてから30本くらい筋肉注射します。
ひとまずこれで終わりです。だいたい血管が再生するのに3~4週間くらいかかります。


集めてきた単核球の注射です。

今回の執筆担当は、血液・免疫医療担当のO医師・S医師でした。


あわら病院は今日も頑張っています。



第3回リウマチ健康教室

2009年02月20日 21時45分37秒 | 血液・リウマチ
前回のブログでは「小雪がちらついて」などと書きましたが、その晩の帰宅時は吹雪でした。しかしその後それほど雪は積もらず、本格的な雪かきまではせずにすんでいます。2月18日の朝には震度3の地震があり、「驚いて飛び起きた」という職員もいました。

そんな日々の中、2月17日に「関節リウマチ」に関する院内教室を開催いたしました。
寒い中ではありましたが、おかげさまで第1会議室の席が埋まるほどの方々が参加してくださいました。皆さま、ありがとうございました。

内容は次の通りでした。
「新時代を迎えた抗リウマチ治療」 : 院長
「関節に負担をかけない生活自助具」 : 作業療法士

参加者の方々は熱心に聞いておられました。質問もありました。
医療者は日々研鑽を積み、新しい医療の内容を現場にフィードバックしなくてはいけないのだなあ、と改めて感じました。



院長の講義です。参加者の皆さまは熱心に聞いておられました。



作業療法士による自助具の紹介です。台所用品のたたき売りではありません。


あわら病院は今日も頑張っています。