旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

夕方から雨が静かに降っています。

2017年03月02日 18時55分35秒 | いきものこぼれ話

春らしく暖かくやわらかな雨が降っている3月2日の夜です。

3月になりました。今日は鳥の目撃情報など脈絡なく書き綴ろうかと。

2月はじめには出勤途中にヤマガラを見かけたりしました。2月下旬からは坂井市の田園地帯に飛来するマガンの群れや、田んぼにペアでいるアオサギを何度か見ました。マガンは渡りに備えて力をつけているのでしょうか。鳥は食いだめは出来ませんが。最近は朝の6時頃から家の近くでキジバトが鳴いています。
今朝はカラスのペア2組、草地にたたずむツグミを運転中に発見しました。

ツグミは福井県の「県の鳥」に指定されています。渡り鳥で夏はいないんですが。地面を歩きながら地道に採餌している印象が強い鳥です。(編集委員Yの主観です。)

鳥の、深く考えているような、やっぱりあんまり考えていないような、しかし警戒してじとっとこちらを見ているような瞳に魅せられるのですが、運転中に気を取られて事故を起こさないよう気を付けたいと思います。

 

そんなわけで2016年度最後の月です。締めの月です。

原稿もたまっているのでぼちぼち更新していきます。

 

― 編集委員Y ―


北潟はいいところです。

2016年08月15日 15時00分35秒 | いきものこぼれ話

さっき1Fの廊下から外庭を覗いたら、ちっちゃなサワガニがいました。
北潟湖が近いので、ときどき病院まで登ってくるヤツがいます。
カメラ持ってない!と、わたわたしてるうちにいなくなってしまいました。

数日前には病院の近くで、羽を広げた大きさが15㎝ほどの綺麗なオレンジ系のガを見ました。
こちらはスマホで撮影しましたが、ガ(の画像)については好き嫌いが大きく分かれると思いますので、画像のアップは自粛いたします。
たぶんヤママユガです。気になる人は「ヤママユガ」で検索を。(虫嫌いの人にはおすすめしません。)

 

あわら病院はちょっと田舎ですが、いいところです。


残暑

2015年08月20日 10時51分42秒 | いきものこぼれ話

ここのところ少し涼しくなり、暦の上では晩夏といえる時期になりましたが、

まだまだ今日は蒸し暑く、「残暑厳しい折から」という言葉が似合います。

 

  

「烈夏をしのぎました。」のコメントとともに、2枚の写真が届きました。

 

植物たちも命をつないでいきます。

 

 

あわら病院は今日も元気です。 今日はインターンシップ研修をしています。昨日は中学生社会体験がありました。


にほんのうさぎ

2015年01月27日 11時44分54秒 | いきものこぼれ話

毎日、政治やスポーツなどの様々な報道がありますが・・・。
そして、福井ではインフルエンザA型が猛威を振るっていますが・・・。

あわら病院からは、あえてほのぼの系の話題をひとつ・・・。

上の写真は、事務のWさんから送られてきたものです。

「ニホンノウサギ」ですね。
「日本の兎」ではなく、「ニホンノウサギ」という種名です。ウサギ科ノウサギ属の野兎です。

ここのところ毎晩のように出没し、最近は怖がらずに、Wさんのそばまで寄ってくるまでになったそうです。



むしろ、こっちが怖くなるくらい精悍なお顔。


そして、ウサギならではの躍動感。


目が光っていなければ、可愛いお顔です。
耳介先端の黒いところが、これまた愛らしい。 

 

調べると、ウサギは夜行性で、行動範囲は意外に狭いらしいですね。
十分に餌はあるのでしょうか?北潟には緑は多いので、大丈夫なのでしょうか。
病院近くで、ウサギの天敵のキツネやテンを見かけたことがあります。ウサギたちには頑張って生き抜いていってほしいものです。

 

あわら病院は風光明媚な場所で頑張っています。


トビイロサシガメ

2015年01月07日 10時53分03秒 | いきものこぼれ話

どうも。この数日、トビイロサシガメと同居していた編集委員Yです。(別に不潔話ではありませんが、虫の話なので苦手な人は読まないでください。)

 

サシガメとは。

サシガメ(刺椿象・刺亀虫):カメムシ目カメムシ亜目のサシガメ科の昆虫。世界で900以上の属に分類される6,000種以上が知られる。
普通のカメムシと違って捕食性で、多くは主に昆虫などを食べているが、脊椎動物を吸血するものもある。(人などから吸血する種の一部は感染症を媒介し、シャーガス病の原因となる。←中南米などでみられる。) ※普通のカメムシは植物食なんですねー。

普通のカメムシに比べて細長い体型のものが多い。頭部は普通のカメムシ類が三角形であるのに対して細長く、複眼は前胸から前方に離れており、左右に突き出していることが多い。胸部は幅広くはならず、前胸腹板にはヤスリ状の発音器を持つ。羽根を退化させたものもある。

前足はしっかりとしていて、獲物を捕獲するのに向いているが、カマキリの前脚の鎌のようにまでなっているものは少ない。

多くの種は昆虫を主食とし、田畑においては害虫を食う益虫としての役割が期待できる。しかし、サシガメを捕らえたときや触れた時に、口針でヒトを刺すことがある。このとき獲物を仕留めるときに用いられる毒が注入されるので非常に強い痛みを感じる。(アシナガバチの毒針に刺された時の痛みに匹敵する。)
中央アジアの王達が捕虜を拷問するのにこの手の虫を使ったとの話がある。
※刺すカメムシでサシガメなんですかねー。

↑以上、ウィキペディアの「サシガメ」のページからの引用です。

勝山自然環境ホームページ KEEPによると、トビイロサシガメは冬期に家屋内に集団で侵入するそうです。 匂いはバナナの香りに似ているそうです。

 

そんなサシガメが家にいたんですよ。
最初、正月に親戚の家に行ったら、のそーっと動く虫がいて、それを飼い猫がじーっと見ていまして。変な虫だなーと思っていましたが、家に帰って調べてみましたら(何となくカメムシの仲間とあたりはついていた)、トビイロサシガメがヒットしまして、次の日、そこの家に「昨日の虫はサシガメなので触らないように」と電話しました。そして電話を終えて壁を見たら、なぜか自分の家にいるんですよ、親戚の家にいたヤツとそっくりなのが。そして、親戚の家に電話した時にはすでにヤツは見かけなくなっていて、飼い猫が今朝から吐いて元気がないとのことでした。(サシガメを触ったに違いない。)
どうも親戚の家からサシガメが私の車に同乗してきたようです。刺されなくてよかったです。(確かに帰る前に電気の傘に向かってぶんぶん飛んだりしていましたので、その時にくっついてきたのでしょう。)
でも夜中に偶然サシガメを振り払ったりして不幸な事故が起こったら嫌だったので、夜寝るときは玄関の電気をつけて誘蛾灯がわりにしていました。そして見かけたときには「出て行ってくれないかなー、あと、刺さないでねー。」と語りかけてみましたが、今朝も家の階段に居ましたので、紙にのせて外に出しました。外はちらほら雪が降っていたので心が痛みました。でも刺されたくないヘタレな気持ちの方が強かったので・・・。

どこかの隙間に入って、無事、越冬できるといいんですが。

それから、お子さんをお持ちの方、のそーっとして大人しそうな虫でも刺すことがあるので、子どもさんが虫を捕まえようとしているときは、注意してあげてくださいね。

 

どうでもいいサシガメ話でした。
写真はありません。

ちなみに親戚の家も自宅も、普段とくに虫が多いわけではありません。あしからず。


秋の気配、そして深まる。(カエル注意)

2014年10月06日 19時11分02秒 | いきものこぼれ話

こんにちは。あわら病院ブログです。本日2回目の更新です。

9月には連休がありました。飛び石休もありました。編集委員Yは割と仕事でしたが。
そんな9月の3連休の出勤時に、あわら病院の近くで、石川方面から来て金津方面に走っていくハーレーダビッドソンの集団を見かけました。集団といっても5、6台ですが。サイドカーが付いてました。ところで、なんでハーレーはハンドルに両手を上に伸ばす形で掴まってどっしり座るような作りなんでしょうか?安定するのでしょうか?大型バイクはそういう形態じゃないと倒れるのでしょうか。
そして、飛び石の23日の退勤時にも三国方面に向かって走り去るハーレーの集団を見かけました。やはり5、6台でした。
秋晴れの日の県境にはハーレーダビッドソンが現れるようです。


9月の秋晴れはこんな感じでした。
これは、あおばの運動会の日の青空の様子です。


「鳥獣戯画」風の写真?
秋の気配を感じたアマガエルたちが、冬眠前の食いだめのために夜の門燈に集まり、虫を待っています。
9月は毎日こんな感じでしたが、10月に入って涼しくなると、だんだん数が減ってきました。


今朝の写真です。
台風のせいで稲が倒れ、アオサギの羽もぼさぼさでした。

明後日のバスハイクは晴れるといいなあ。

 


謎の虫

2014年06月18日 12時19分04秒 | いきものこぼれ話

療育指導室から「謎の虫」の写真が送られてきました。

通園あおばの出入り口(福祉車両等乗降口)にいたそうです。

「模様がスケルトンぽい」とのことですが、多分、カミキリムシです。さらに言うと、カミキリムシには多くの種類がありますが、おそらく「ラミーカミキリ」です。

ウィキペディアでは、ラミーカミキリの模様について「ジャイアントパンダのよう」と記載されていました。

ラミーカミキリは在来種ではなく、明治初期に中国から入ってきた外来種らしいです。ラミーという植物にくっついて日本上陸したからラミーカミキリ。(ラミーは、この虫の食草の一つです。)

 


夜のカマキリさんのお目目は黒い。

2013年09月12日 20時46分53秒 | いきものこぼれ話

先日に引き続き、今日もまた勤務からの帰りがけに、廊下の窓の外にうごめくものを見つけました。

立派に育ったカマキリでした。

夜のカマキリさんの瞳は黒くつぶらで昼間とは一味違った表情です。可愛いような不気味なような。

アマガエルさんも夜は黒い瞳になりますね。


以下、カマキリの写真です。
嫌いな人は注意してください。 

 

 

 

 

 

  

肢についた蜘蛛の巣を一心不乱に舐めとっているカマキリさん。フラッシュをたいても逃げません。

 


以下、カマキリのちょっとスプラッタな話です。
嫌いな人は注意してください。

去年の夏の夜、勤務を終えた編集委員Yは愛車を駆って家までの道のりを気分よくドライブしていました。
が、なんか眼の端にうごめくものが・・・?
信号待ちの時に運転席の窓に目をやると・・・!
運転席側のサイドバイザーに逆さにぶら下がりつつ、セミを顎と前脚?で掴んでガジガジとかぶりついている大きなカマキリが・・・!駐車場そばの桜の木から車に落ちてきたに違いない。なんてこった・・・。
再び発進しても確りとセミを掴んだままぶらさがっている。怖い~。カマキリさんの脚力と顎の力半端ない~。 うわー、ぶらんぶらん気になる―。
と、いうわけで道の端に車を止め、車内にあった新聞紙になんとかセミ付カマキリさんをのせて、草むらにポイしました。
セミ付カマキリさんの写真も撮ってみたのですが、夜にフラッシュをたいて撮った写真はホラー以外の何物でもなかったので、すぐに削除してしまいました。

という、夏の思い出。

 

先週から、トンボと蝶々もよく見かけるようになりました。今朝は道路沿いの田んぼでコンバインが大活躍でした。もう殆どの田んぼで稲刈りが終わっています。秋になりました。 


哀愁の背中またはモリアオガエルの後姿

2013年09月05日 16時41分36秒 | いきものこぼれ話

9月になりました。あわら病院ブログです。

ここ数日は台風による豪雨の影響で涼しかったり蒸し暑かったりですが、皆さま如何お過ごしでしょうか。埼玉では竜巻の被害があったり、愛知や岐阜ではひどいゲリラ豪雨状態だったりと日本列島は大変ですが、お体に気を付けてご自愛ください。 

以下、カエル話です。嫌いな方はご注意ください。

さて、昨日の夜に勤務帰りの編集委員Yは、病院廊下の窓にはりつく白く鈍く光る物体を見つけました。カエルの腹でした。近づいて見てみると、5㎝位のモリアオガエルでした。シュレーゲルアオガエルと迷いましたが、目の色がモリアオガエルでした。
そのまま通り過ぎ、しばらくして戻ってみるとモリアオさんは位置を移動して窓の向こうでこちらに背中を向けていました。ラブリーな背中でしたが、見ようによっては黄昏ているようにも思えました。実際のモリアオさんはただ窓の近くに鎮座して次はどこに行こうか、もしくは餌が来ないかと状況をうかがっていたのでしょうが、なんだか守ってやりたい背中でした。そうは言ってもモリアオさんにとって編集委員Yは巨大な怪物であり、近くの駐車場にある巨大な車を操って仲間を踏みつぶす敵なのですが・・・。事実、病院からの帰宅途中の道路でぴょんぴょん飛び跳ねるカエルたちに車で無慈悲な仕打ちを何度もしていると思われるのですが・・・。(できるだけ避ける努力をしてはいます。)

数年前に三つ指ついてお出迎えみたいなモリアオガエルの写真を掲載しましたが、今回のモリアオさんは、その血縁なのでしょうか。可能性は低いかもしれませんが、そんなご縁も考えてしまい、あわら市・坂井市の田園風景や北潟湖畔の自然をモリアオさんのためにも残してほしいと思う編集委員Yなのでした。

驚かさないようフラッシュをたかなかったのでピンボケでわかりにくくなったモリアオさんの後姿の写真です。雄なのか雌なのか・・・。
どうでもいいことですがカエルの頸ってどこからどこまでなのか。くびをまわすことができないかわりに目は横についてるんでしょうね。
カエルさんの寸胴スタイルはとてもかわいいと思います。 

天然(記念物)なモリアオさんに頑張ってほしい編集委員Yでした。