平成19年から始まり、6年目を迎えた「できることから始めよう! 国立病院機構QC活動奨励表彰」において、毎年表彰を受け、機構本部では最優秀賞も受賞したあわら病院ですが、何故か近畿ブロック合同企画会議での最優秀賞とのご縁が今までありませんでした。
QC活動の評価視点は、「経営改善への貢献」「新規性」「分析手法」「着眼点」「創意工夫」「改善効果の明確性」の6項目。
あわら病院は、「新規性」「着眼点」「創意工夫」においては高い評価を頂いていたという自負がありますが!?、「改善効果の明確性」の面で大きな経営利益の産出にやや乏しかったためか?近畿ブロックの報告会ではなかなか最優秀賞には至りませんでした。
しかし今回!悲願の近畿ブロックQC活動報告会最優秀賞に輝きました!!
(金額的には数百万の改善効果があった施設とは比べものにならない微々たるものでしたが、)当院の持ち味である?「新規性」「着眼点」などが高く評価されたのではないかと、勝手な想像をしております。
前振りが長くなりました。肝心要の受賞活動の紹介をいたしましょう。
臨床検査室、チーム名「もっと検査受け入れ隊」が取り組んだ、「新たなるチャレンジ、検査技師の営業活動!」です。
近畿ブロック理事から表彰状を授与されるリーダーのN非常勤検査技師
N氏と応援隊で、記念撮影(応援隊の方が嬉しそうです。)
以下は取り組みの概要です。
今日の医療政策においては、診療機能を分担して役割を果たすことが不可欠である。
当院も、地域医療連携室が中心となって積極的に医療連携に取り組み、地域医療の基幹施設として一翼を担っている。
当院検査科においては、平成21年度の技師0.5人増員を背景に、過去5年間の超音波検査を中心とした経営改善の成果と血管診療技師ライセンス取得をセールスポイントとして、臨床検査技師の、受託検査による地域医療への参画を計画した。全国の国立医療機関では本計画のような前例はなく、検査科全体の活性化を促す新たなるチャレンジである。
具体的には、(当院が立地している)あわら市を旧芦原町と金津町のブロックに分け、1次計画として平成22年度に旧芦原町の7施設、翌23年度に2次計画として新たに加えた旧金津町の5施設を対象として、地域医療連携室の活動の一環としての営業活動・受託検査に取り組んだ。
結果、1次計画では3施設33人43件、2次計画では5施設49人74件と、検査件数が順調に伸び、地域の皆様に貢献することが出来た。3年目に入った今、検査を利用される連携医療機関からも評価をいただいている。
臨床検査技師の地域医療参画が、検査科の活性化とさらなる医療連携の充実につながるよう、今後ますます取り組んで行きたいと考えている。
(さらにスライド資料の一部を掲載します。)
臨床検査科の皆さん、本当におめでとうございます。これからもよろしく。
― カメラマンC ―
…悲願と言えば、体操の内村航平選手の金メダルと笑顔に、TVを見ていたこちらも朝からニヤニヤしてしまいました。