昨日は親類の初盆(はつぼん)であった。
初盆とは亡くなった方が最初に迎えるお盆のことである。
地元ではこのとき盆棚(ぼんたな)というのを川岸などに設ける風習があります。
棚は篠竹とシキミ(しきび)で作るのです。
また、お供えと108個の河原石に108本の薪(たいまつ)を揃えます。
そして、薪は拝み(念仏)ながら同時に燃やします。
昔は、バショウやハスの葉にお供え物を置いたりしたようで、供養が終わったら川や谷に
お供え等を流してしまうのです。
参考:赤松のある地区
【概 要】
初盆を迎え、新仏をおまつりするために設置する。赤松川に最も近い水田の畦に製作、設置した。シキミの幹4本を立て、骨組みとする。割竹でつくったものを上方において棚とする。棚の上方と側面三方をシキミの葉で覆う。棚前方の地面に小石を108個並べる。
14日に設置した棚に新仏の位牌を置き、オリョウグ、団子の供物をする。僧侶がこの棚に経をあげにくる。その際、家のものが集まり、石の上でタイマツの火を焚いておまつりする。このまつりが終わるとすぐ棚を片付ける。供えたものは、「ムエンさんのため」といって川に流す。
子供の頃は家の軒下に、作り置きの木製の棚がありましたね。これがショーラはんとか棚とか言うのですが、サトイモの葉にお供え物を置いていたような・・? どことも少し形は変えども、よく似たことをしていますね。