デキタン ドシタン

赤松の吹筒花火のはやし言葉です。こんな調子で日和佐(美波町)の出来事やマイライフを公開します。

初盆と盆棚

2020-08-15 | 赤松

昨日は親類の初盆(はつぼん)であった。

初盆とは亡くなった方が最初に迎えるお盆のことである。

地元ではこのとき盆棚(ぼんたな)というのを川岸などに設ける風習があります。

棚は篠竹とシキミ(しきび)で作るのです。

また、お供えと108個の河原石に108本の薪(たいまつ)を揃えます。

そして、薪は拝み(念仏)ながら同時に燃やします。

昔は、バショウやハスの葉にお供え物を置いたりしたようで、供養が終わったら川や谷に

お供え等を流してしまうのです。

 

参考:赤松のある地区

【概 要】

初盆を迎え、新仏をおまつりするために設置する。赤松川に最も近い水田の畦に製作、設置した。シキミの幹4本を立て、骨組みとする。割竹でつくったものを上方において棚とする。棚の上方と側面三方をシキミの葉で覆う。棚前方の地面に小石を108個並べる。

14日に設置した棚に新仏の位牌を置き、オリョウグ、団子の供物をする。僧侶がこの棚に経をあげにくる。その際、家のものが集まり、石の上でタイマツの火を焚いておまつりする。このまつりが終わるとすぐ棚を片付ける。供えたものは、「ムエンさんのため」といって川に流す。

コメント (2)
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