日々の出来事

当院の出来事を紹介します

歯科治療の基本は同じ

2010-01-07 20:26:08 | Weblog
今日の午前中は、長男の上顎切歯(前歯)の矯正治療に付き添いました。
日本歯科大学さんに行きました。
小児歯科の担当の先生から、処置の流れを見せていただきました。

動物と異なり、口を大きく開けてとか右を向いてなどの指示に患者が従います。
動物ではありえないわけですね・・・。
動物病院では、基本的に麻酔下での処置となりますので。
指示には従うが、文句も言うのが人の医療の大変なところでしょうね。
矯正の器具の取り付け方なんかは、動物も人も一緒です。
当たり前ですが。
獣医歯科の大御所、アメリカのPeter P Emily 先生は人の歯科医療を獣医学分野に持ち込みました。
そのお弟子さんが育ち、今の私たちの指導者となっています。
徐々にではありますが、専門家や意識の高い獣医師が育ってきています。
でも、とにかく絶対数が少なすぎます。
人の歯科医の数は多すぎ、動物の歯科医は少なすぎる現状です。

ちなみに隣の治療ブースで別の子を処置していた先生。
どこかでお見かけしたような・・・。
あの特徴のある眼鏡は・・・!。
うちに犬がかかっている飼い主さんの旦那さんでした!
まあ新潟は狭いですから、こういうこともありますね。
職業を存じ上げなかったので、びっくりしました。


連載が決まりました

2010-01-07 01:16:06 | Weblog
年末に、獣医学の専門誌を出版している会社さんから、執筆の依頼がありました。
犬猫の予防歯科に関して、月イチの連載を動物看護師向けの専門雑誌に執筆して欲しい、との依頼でした。
連載を持て、ということですね・・・。

年越しから年明けにかけて検討していました。
若い方々に予防歯科を正しくレクチャーしたい、そう思いました。
ただ、毎月締め切りがくる世界に身を置いたことはありません。
診療しながら、大学院に行きながら、果たして責任もてるであろうか?
そんな不安が頭をよぎりました。

病気になってから治療するのと、あらかじめ予防して発症を防ぐのでは、
全く効率が違います。
予防の方が安価で確実に軽く済むのです。
ワクチンと同じですが、動物病院側と飼い主さんの意識変革が必要です。
毎日の努力が欠かせません。
若い看護師や獣医師のために、理想をお伝えしていくべく筆を執ることとしました。