私の大切な家族である三毛猫ミーヤが、昨晩亡くなりました。
まだ10歳でした。
別れは突然、やってきました。
元旦の夕方の診療後に、今日は元旦だから猫缶でもあげようかと思いました。
缶を開けスプーンを持ってケージを開けようをしたところ・・・、
中で倒れて息絶えているミーヤを発見しました。
まだ固くなってはいませんでしたが、呼吸停止・心停止・対光反射なしでした。
抱いてやりましたが、10分くらいでしょうか、動くに動けませんでした。
持病もなく昨日まで全く元気でしたので、原因は不明の突然死ということになります。
台所にいた私の様子を見に来て、なにかおいしいものください!という顔をしました。
じゃあ明日は元旦だから缶詰あげるよ・・・、そんな感じでありました。
まさか自分が飼っている猫に、こんなことが起きるなんて想定外でした。
家内と子供たちは、市内の実家に行っていましたので呼び戻しました。
皆でわんわんと泣きました。
子供は何とかならないの?と聞いてきました。
小3の息子はどういう事態かよくわかっていました。
ミーヤは開業した翌年に移転前の病院に捨てられていた4兄弟の一匹です。
この子は他の兄弟たちより気が強く、三毛猫が好きな私は飼うことに決めました。
私たち夫婦にはまだその時点では人間の子供はいませんでした。
家内にとっては娘も同然の猫でありました。
その後、男の子2人に恵まれたので、娘のいない私たちは「長女」としてかわいがっていました。
息子たちには、ミーヤのほうが君たちより年長なので、「ミーヤ姉さん」と考えなさい、
そういう感じで大切に暮らしておりました。
実際、妊娠中の家内のお腹に乗って普通に暮らしていました。
長男が生まれて自宅に帰ってきた時から、ミーヤは長男の布団の上で寝ていました。
赤ん坊が泣くと、台所まで呼びに来てくれる賢い猫でありました。
今は、ミーヤがいない生活が想像できません。
遺灰を何らかの形で残しておこうかと考えています。
砂時計にしたり、ペンダントに加工する業者もあるようです。
きちんと弔ってやり、どうするかはそれから考えます。
子供たちには、お棺に入れる手紙を書いてもらおうと思います。
家族を失う悲しみを、久しぶりに体験してしまいました。