日々の出来事

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レニーの誕生日にミーヤが・・・

2010-01-02 01:26:25 | Weblog


私の大切な家族である三毛猫ミーヤが、昨晩亡くなりました。
まだ10歳でした。
別れは突然、やってきました。

元旦の夕方の診療後に、今日は元旦だから猫缶でもあげようかと思いました。
缶を開けスプーンを持ってケージを開けようをしたところ・・・、
中で倒れて息絶えているミーヤを発見しました。
まだ固くなってはいませんでしたが、呼吸停止・心停止・対光反射なしでした。
抱いてやりましたが、10分くらいでしょうか、動くに動けませんでした。

持病もなく昨日まで全く元気でしたので、原因は不明の突然死ということになります。
台所にいた私の様子を見に来て、なにかおいしいものください!という顔をしました。
じゃあ明日は元旦だから缶詰あげるよ・・・、そんな感じでありました。
まさか自分が飼っている猫に、こんなことが起きるなんて想定外でした。

家内と子供たちは、市内の実家に行っていましたので呼び戻しました。
皆でわんわんと泣きました。
子供は何とかならないの?と聞いてきました。
小3の息子はどういう事態かよくわかっていました。

ミーヤは開業した翌年に移転前の病院に捨てられていた4兄弟の一匹です。
この子は他の兄弟たちより気が強く、三毛猫が好きな私は飼うことに決めました。
私たち夫婦にはまだその時点では人間の子供はいませんでした。
家内にとっては娘も同然の猫でありました。
その後、男の子2人に恵まれたので、娘のいない私たちは「長女」としてかわいがっていました。
息子たちには、ミーヤのほうが君たちより年長なので、「ミーヤ姉さん」と考えなさい、
そういう感じで大切に暮らしておりました。
実際、妊娠中の家内のお腹に乗って普通に暮らしていました。
長男が生まれて自宅に帰ってきた時から、ミーヤは長男の布団の上で寝ていました。
赤ん坊が泣くと、台所まで呼びに来てくれる賢い猫でありました。

今は、ミーヤがいない生活が想像できません。
遺灰を何らかの形で残しておこうかと考えています。
砂時計にしたり、ペンダントに加工する業者もあるようです。
きちんと弔ってやり、どうするかはそれから考えます。
子供たちには、お棺に入れる手紙を書いてもらおうと思います。
家族を失う悲しみを、久しぶりに体験してしまいました。