今日の昼間に、腎不全・貧血・脱水を抱えるチワワの子宮蓄膿症の手術を乗り越えました。
初診で来院した際には、低体温に加え12% の脱水状態、
甲状腺ホルモンはFT4が低値であり、白血球数80000越えで、
エンドトキシン血症があるのか腎不全で、輸血が必要な状況でした。
抗生剤、輸液、輸血など、術前の補正に最大限努め、
あとは思い切ってやるのみ!と覚悟を決めて手術に臨みました。
執刀は平井先生、助手は看護師、私は麻酔係と外回りです。
通常なら麻酔は、極めて安定したものが大半で、トラブルはあまり生じません。
しかし、今回はかなりジビアなコンディションでありましたので、
久しぶりの「麻酔専属状態」・・・
あらゆる知識と経験を注ぎ込み、何事もトラブルなく術中・術後を乗り越えることに専念しました。
開腹したら、予想通りとんでもない大きさの感染子宮が出てきました。
平井先生は丁寧に手術を進め、危なげなく摘出、閉腹後は小さな乳腺腫瘍も切り取る余裕もありました。
血圧にかなりの気を使ってやり遂げましたので、術後の覚醒も予想通りの経過でまあまあ順調でした。
自分が大学病院の外科研修医だった20うん年前に、
当時助教授だった師匠の先生が、麻酔を持たせてくれたことを思い出します。
「オペは基本通り、慎重に・慌てず・丁寧にやれ・・・」
「そのための麻酔は俺が必ずもたせてやるから・・・」
麻酔医の言葉を信じて、外科担当医は突き進むまでです。
今回は、うまくいったようです。
すでに起立可能な状況になって、術後の経過は良好です。
麻酔の担当をして、世代の交代を痛感してしまいました。
(本当は自分が執刀したかっただけね)
初診で来院した際には、低体温に加え12% の脱水状態、
甲状腺ホルモンはFT4が低値であり、白血球数80000越えで、
エンドトキシン血症があるのか腎不全で、輸血が必要な状況でした。
抗生剤、輸液、輸血など、術前の補正に最大限努め、
あとは思い切ってやるのみ!と覚悟を決めて手術に臨みました。
執刀は平井先生、助手は看護師、私は麻酔係と外回りです。
通常なら麻酔は、極めて安定したものが大半で、トラブルはあまり生じません。
しかし、今回はかなりジビアなコンディションでありましたので、
久しぶりの「麻酔専属状態」・・・
あらゆる知識と経験を注ぎ込み、何事もトラブルなく術中・術後を乗り越えることに専念しました。
開腹したら、予想通りとんでもない大きさの感染子宮が出てきました。
平井先生は丁寧に手術を進め、危なげなく摘出、閉腹後は小さな乳腺腫瘍も切り取る余裕もありました。
血圧にかなりの気を使ってやり遂げましたので、術後の覚醒も予想通りの経過でまあまあ順調でした。
自分が大学病院の外科研修医だった20うん年前に、
当時助教授だった師匠の先生が、麻酔を持たせてくれたことを思い出します。
「オペは基本通り、慎重に・慌てず・丁寧にやれ・・・」
「そのための麻酔は俺が必ずもたせてやるから・・・」
麻酔医の言葉を信じて、外科担当医は突き進むまでです。
今回は、うまくいったようです。
すでに起立可能な状況になって、術後の経過は良好です。
麻酔の担当をして、世代の交代を痛感してしまいました。
(本当は自分が執刀したかっただけね)