先週の日曜日の14日、新潟小動物臨床研究会の講習会に遠く岡山県から著名な小出和欣先生に来ていただきました。肝臓・胆道系の外科についてご講義いただきました。この先生は私が駆け出しのころからの憧れの先生で、最先端の診療・手術を実践なさっている方です。新潟小動物臨床研究会の学術委員長をしていることと、今までの学会活動のお付き合いの関係から、今回の招聘に成功しました。10年越しの夢であった新潟での講習会にこぎつけることができました。真面目な獣医師の方々には強烈な刺激になったものと確信しています。あれから一週間たちましたが、興奮がいまだ覚めません。上には上がいるんですね。自分もがんばらなくてはいけません・・・。
昨年2月に社会人大学院を受験して合格し、4月から新潟大学の医歯学総合研究科の予防歯科学の研究室に在籍して大学院生をしています。動物の歯科学を勉強しつつも病院の新築移転が絡み、時間的に余裕がない状態が続いています。学生証をもらい、いろんな所で「学割が効く」ことに正直驚いています。やはり学生さんは恵まれているのですね。
動物病院の運営と診療をしながら、社会人大学院生として研究活動を行なっています。専攻しているのは、動物の口臭に関する事です。犬や猫の歯周病や口内炎に伴う口臭の発生機序や予防方法について研究する予定です。4年間かけて学位・博士号を取得するプログラムです。
病院の仕事をおろそかにするつもりはありませんので、ご安心ください。また動物を用いた実験等もいたしませんので、心配しないでください。開業獣医師としてのモラルは死守するなかでの研究活動です。将来的には、動物たちと飼い主さんの役に立つように研究を還元していきたいと願っています。応援してくださいね。