日々の出来事

当院の出来事を紹介します

来年の診療に向けて

2012-12-30 23:50:44 | Weblog
今日から急に、ペットホテルが増えました。
アルバイトの学生を二名お願いし、なんとかこなしている様子です。
トリミングも予約で目一杯、診療は通常より少ない人数で対応しています。

この時期になっても、
「トリミングできますか?・ホテルできますか?」とお電話いただくことがあります。
たまたまキャンセルがあればお引きうけできるんですが、すでにほとんど満杯です。
最低限の入院ケージの確保も必要ですから、毎年ケージの確保は頭を悩ませます。
今年は、それを見越して入院ケージを増設しました。
たまたま今年は、越年の重傷入院は今のところ無さそうなので、少し楽をしています。

来年、病院をどう持って行くか・・・、計画を立てるにはよい時期です。
四月からは新しい獣医師も勤務予定ですから、身を引き締めていかねばなりません。
各種予防や定期健康診断を当院でしてくださる方には、割引の新料金をあてがう、
「会員制」を導入します。
うちを「かかりつけ医」としておつきあいくださる方々には、各種の特典があります。

詳しくは、受付までご連絡ください。




忘年会でした

2012-12-29 11:20:27 | Weblog
昨晩は古町で、同業仲間との忘年会を行いました。
時間外の診療も電話が来なかったため、ゆっくりと語らうことができました。
東京から大学の先輩も来てくださり、有意義なお話もたくさん聞けました。

これからの獣医療界全体がどういう方向に進んでいくのか・・・、
私たちが今しなくてはならないことは何か・・・、
新潟地区での今後はどうなりそうか・・・、

語り合えばキリがありません。

二次会後にラーメン店に行き、後輩の先生におごっていただいてしまいました。
3時に帰ってきたのとタバコの煙の影響か、
喉がガラガラで、声がかすれています。

来年も、

  「今年もがんばったね!」

とねぎらい合える仲間との忘年会ができることを楽しみにしています。







これから年末本番です

2012-12-28 10:17:25 | Weblog
比較的、穏やかな年末前の診療状況です。

重篤でお亡くなりになりそうな子は入院していません。
例年、誰かしら重病の子が入院している場合が多いのです。
今年は比較的穏やかな感じで過ごしています。

異物の摘出や肛門腺の化膿・破裂の手術など、難しくはない手術や、
キャンペーン中のためか歯石除去が連続してはいます。
今日は銀行等に行く都合もあり手術は予定がありません。
業者の方に、エコーの使い方実習をしてもらう予定です。

これから年末診療が本番には入るでしょう。
他院さんの多くがお休みになるので、急患が多く来院なさるのがうちの年末年始なんです。
尿閉、肺水腫、胃拡張捻転など、救急対応が必要な病気がいくつもあります。

開業以来、年末と正月は閉めたことはありません。
使命感をもって、年末年始の診療に立ち向かう日が近づいています。




毎年恒例の床磨き

2012-12-26 23:55:49 | Weblog
火曜日に、毎年恒例となっている一回の床磨きを行いました(してもらいました)。

毎日掃除をしていても、少しずつ汚れが染み付いてしまうものです。
トイレや机の上と同じで、毎日掃除している場所でも、取りきれない汚れがあるわけです。
年に一回の大掃除は、日頃の徹底度の確認でもあります。

専門の業者さんに、昼のうちに磨いていただきました。
ピカピカになるのが気持ちいいですね。
毎日きちんと掃除していれば、大掃除はいらない・・・ような気もしますが、実際は・・・。

餅は餅屋・・・ということを実感します。

世の中は連休

2012-12-24 23:54:33 | Weblog
世の中は連休だったようですが、当院は普通に診療をしていました。

その間、簡単なものから、なかなか複雑なケースまで、様々な患者さんが来られました。
今日は、異物(裁縫用の針)を飲み込んだ猫が入院されました。
明日、摘出手術となります。

年末で、トリミング部門は大忙しです。
予約の段階で、昨年の件数を越えてしまい、すでにご予約は閉め切らせていただきました。
トリマーが二名でフル回転していますが、これ以上は年内は無理・・・だそうです。

今朝は、一週間肺炎で入院していた高齢のワンちゃんが、旅だって行かれました。
飼い主さんはご都合で県外に出かけていらしたのですが、今日戻ってこられる予定でした。
何とかもたせて看取らせてさしあげたかったのですが、願いかなわず急変してしまいました・・・。

弱って入院していたウサギさんは、血管内点滴によりかなり元気になってきました。
盲腸鼓張から腎不全になっていて、代謝性アシドーシスになっていました。
検査結果に基づいての理論的な点滴は、正しく行われれば劇的に効くものです。
今回はうまくいっているように感じます。

明日は予約診療日なんですが、異物摘出手術と歯周病の抜歯処置が予定されています。
年末年始は、多くの動物病院がお休みに入りますので、うちのような動物病院は逆に繁忙期です。
私は開業して以来、15年間正月休みをしたことはありません。
診療時間は絞らせていただいてはいますが・・・。

いまのところ新潟県内に、救急動物病院はないのです。
自分が診れる範囲は、自分で診るしかありません。
したがって、まだまだ診療は続きます・・・。
これは、私の獣医師人生における「修行」なんだと認識しています。



肛門腺の腫瘍

2012-12-22 23:12:16 | Weblog
先日書いた、脳腫瘍を抱えつつがんばっているラブラドールの肛門腺のしこりは、

「扁平上皮癌」

と診断されました・・・。

アポクリン腺癌の診断を予想していたので、想定外でした。
病理組織検査では、かなり悪性度が高い・・・と書いてありショックです。
昨日お母さんにご説明しました。
脳腫瘍に加えてお尻の癌か・・・という印象ではないかと拝察しました。

それでも気丈に聞いてくださり、

「よくがっばってまますよね!!」

と言ってくださるあたりが、すごいなと感じました。

辛い事実を、ある意味前向きに考えてくださる、
その家族の気持ちの強さに感激しました。

今日も昼ご飯食べられず

2012-12-14 23:58:53 | Weblog
最近は、夜オペが落ち着いています。
スタッフも居残りしなくてはならなくなるため、原則夜には手術をしないようにしています。
でもその分、昼間に大きめの手術をすることが増えました。

昨日は、大型犬で肛門の腫瘍切除を行いました。
このワンちゃんは1年以上の間脳腫瘍を抱えています。
それとは全く別の病気として、肛門腺周辺におできが発生してきました。
(おそらくアポクリン腺癌)
腫瘍が自壊してきてしまったので、手術となりました。
厄介な持病をもっていますので、麻酔管理に非常に気を使いました。

意外なくらいケロッと覚醒してくれて、一安心・・・。
でも手術は、自分としてはかなり慎重に進めました。
なにせ肛門ですから、後遺症を残したくはありませんでした。
今日の状況をみると、うまくいったのではないかと考えています。
術前と術後の管理をしていたら、お昼御飯は食べている時間がありませんでした。

ちなみに、腫瘍を切除して縫合に取りかかっていたら、知り合いの先生から電話が・・・。
「抜歯をしたら、出血が止まらないんだけど・・・どうしたらいい?」
とのご相談でした。
診てないからわからないけど、凝固異常があるかも・・・、
ということで、そのワンちゃんを手術が終わる頃に合わせて連れてきていただきました。
歯肉を縫合したところなんとか出血はコントロールできました。
よかった、よかった。

今日は犬の避妊手術+乳腺腫瘍片側全摘と、猫の避妊手術でした。
午前中の診察が押し、入院患者さんの面会もあって、スタートが遅れました。
午後の診察開始前にはすでにご来院が・・・。
頂き物のビスケットをコーヒーで押し込み(?)、そのまま診察となりました。

長生きは厳しそうな生活ですね。




連日夜オペ

2012-12-12 23:34:14 | Weblog
不思議なことに、同じような病気や処置が続くことがあります。
うちでは流行病(はやりやまい)と言っています。
交通事故がたて続いたり、子宮蓄膿症が連続で来院したりすることがあるのです。

先週は、昼間の手術時間では終了できない可能性が高い手術を夜にすることが続きました。
終了時刻がだいたい予測できる手術が大半なんですが、
今は勤務医の先生が週末の大塚先生だけですので、平日は後ろに押す可能性がある場合は夜オペになります。
次年度は、新しい勤務の獣医さんがいますから、昼の手術が押しても大丈夫になる予定です。

麻酔管理が格段によくなっているため、5時間・6時間くらいのオペなら十分に対応可能です。
どうしてもテキトウには済ませられない、そういう場合もあるんです。
火曜・水曜・木曜と3日連続でしたが、全て無事に乗り越えました。

元気になって退院していく姿を見るたびに、また今度も頑張ろうと思うのです。