狂犬病予防の講習会に参加して

28日の水曜日に、狂犬病の予防に関する規程の研修会に参加してきました。
駐車場がいっぱいで、少し遅刻、まだ開会の挨拶中でした。
動物病院を開業している獣医師以外に、行政や産業動物（畜産）関係の獣医師も多数おられました。

上越市で開業していらっしゃる山岸先生が講師のお一人でした。
彼は毎月の勉強会でもご一緒しますが、インドへ狂犬病の状況を視察しに行くマニアです。
それも一回ではない・・・。

ご講演を伺って、
　
　インドでは毎年何万人もの人が狂犬病で亡くなっている
　犬以外の哺乳類動物もかかりうるが大半が犬からの感染である
　現代でも「発病した場合は助からない」

当日はインドでの獣医師限定（一般には非公開）のビデオ映像
（インド人で残念ながら狂犬病に感染し、亡くなっていく方の症状を教育するための動画）
を見せていただきました。

日本は島国であることもあって、現時点では撲滅状態・清浄国です。
しかしWHOの資料をみれば、世界的にはまだまだ現実に存在する感染症なんですね。
認識を新たにし、いつ日本に入ってくるか・・・、と緊張感を感じた研修会でした。

家内の家族がインドの方と知り合いです。
その関係でインドに一回行っているそうです。
私はインドに行った経験はありません。
でもインド料理は好きなので、狂犬病の存在は別にして一回は行ってみたい国であります。

ちなみに昔、自分自身には人用の狂犬病ワクチンを接種してあります！
（すんごく腫れたので、追加接種はうけたくないなあ・・・）

誕生日プレゼント

昨日は誕生日でしたので、早めに仕事を切り上げ、家族と晩ご飯に出かけました。

特に何をするわけではない、いつもの仕事日だったんです。
正直なところ前日の出張帰りで疲れていたため、朝イチ・午前中の段階では忘れておりました。
昼は狂犬病の研修会だったし…、時間が無くてお昼ごはんはマックだったし…。

馴染みの店に晩ご飯に出かけました。
そこで誕生日プレゼントに、息子二人がこずかいを出してキーホルダーを買っていてくれました。
キーホルダーはいろいろ思い出のある品をいくつか所持しています。
亡くなった親友の形見、初めての海外旅行で買ったものなどがあります。

また生きた証となる思い出の品が一つ増えました！

帰りました

先ほど,東京への出張から帰りました。
やはり新潟は寒いですね。
東京とは感じる寒さの度合いが違います。

出張中に,何度か病院から問い合わせの電話やメ-ルが来ました。
留守番をしっかり守ってくれる信用できるスタッフがいますので、
安心して出かけられます。
なるべく病院を空けたくはないのですが、会合やセミナーで出向かざるを得ないこともあります。
その分,しっかり勉強して、明日からの仕事で還元したいと思っています。

明日は、昼から狂犬病に関する出席必須の研修会があります。
所定の講習会ではありますが、世界的には普通に存在する人畜共通感染症です。
いつ日本に侵入するかわからない伝染病の代表です。
私もリアルでは体験したことや診たことはありません。
ビデオで画像や動画を見たことがあるだけです。

そういう病気は日本にはないから狂犬病ワクチンなんてしなくていいんだ...
などと言ってワクチンをしていない飼い主さんがたまにいます。
今は撲滅状態ですが、以前は国内にも存在した病気なんですね。
家畜の口蹄疫ではないですが、いつ再興してくるかわからない疾患の代表です。

最近の情勢について学んできます.

出張です

今は新幹線の中です。
診療が終わり、東京へ移動中です。
今晩は一泊して、明日は獣医大学で手術の見学をしてきます。

先週も出張したので体力的にはキツイのですが、
せっかくのチャンスなので頑張ってきます。

移動中の時間は集中して本が読めたりできます。
日々の診療に追われる身としては貴重な固定時間です。
何冊か持参してきましたが、車ですと読書は不可能。
車では音楽を聞くか、CDブックを聞くことになります。
それはそれでいいんですよね。

老眼はまだ出ていないと思うのですが、
同級生仲間や先輩方が怪しくなってきました。
同業の先輩方からは手術の時が辛い…
とよく聞いています。
いつかそういう日がくるのかな？
全く実感できませんが…。

洗濯物の乾燥機

先日、洗濯物の乾燥機を二階に新たに設置しました。

ガスによる乾燥機なんですが、冬場に洗濯物の乾燥をするために工事してもらいました。
４時間くらいで工事完了。
さっそく使用したスタッフの感想では、なかなかふんわりと仕上がるそうです。
今までは、天気のよい日には外に干すか、室内のエアコンによって乾かしていました。

最近は、入院やホテルでの洗濯物が増えてきたので、思い切って導入しました。
毎年、年末年始のペットホテルで病院はいっぱいになることがあります。
入院の枠も一定数必要ですから、ケージの数とのバランス合わせがたいへんです。
当院にいつも来てくれている患者さんは、なるべく融通するようにしています。

今月からホテル用のケージを増設し、年末年始の入院・ホテルに備えています。
アルバイトの学生さんも募集して、すでに二名応募がありました！
年末年始は多くの動物病院が閉まってしまいます。
うちは開業以来、年末年始も時間を絞りつつ対応してきました。
義務感というか使命感というか、誰かが病院を開けていないと困る動物や飼い主さんがいるのです。

今年は果たしてどうなるんでしょうか？
年末年始はけっこう重症患者が入るんですよね・・・。
洗濯物が乾かない・・・という事態は、さすがにないことを祈ります。

寒くなってきましたね

新潟市内は小雨・曇りが続いています。
このまま雪になってもおかしくないような気さえしてきました。
車のタイヤ交換がまだなので、今降ってきたら困ります。

寒くなると、猫の泌尿器系の病気が増えます。
膀胱炎や尿道結石、場合によってはそれに伴っての腎不全、
油断ならない日が続きます。

金曜の勤労感謝の日から世の中は三連休、私は普通に診療です。
自分の患者さんは自分自身で診る、なるべく穴をあけない、という方針です。
例年、大晦日や元日も関係なく（時間はしぼっているけれど）診てきました。
好きでやっている仕事なので、病院を開けていることは苦痛ではないのです。

でも寒くなってきたことで、問題が・・・。
私のデスクスペースは、一階の階段下です。
元々は倉庫なんですが、三階の自室にいると一階の様子がわからないので、
ここに陣取っています。
ただ暖房がないんですね。
正直なところ寒いです。

ダイソンの温風機を狙っているんですが、高価なのでまだ手を出していません。

T細胞性High grade の節外型リンパ腫・・・

今日、辛いお電話をいただきました。
昨日まで入院していたワンちゃんが、ご自宅でお亡くなりになったとのご連絡でした。
T細胞性High grade の節外型リンパ腫を患っておられました。

初めは呼吸困難でいらして、胸水が貯まっていました。
落ち着いてからCT検査も行いましたが、特定の原因はわかりませんでした。
当面、中皮腫という病気の疑いで治療しつつ経過を追っていました。

胸水は解消できたのですが、その後皮膚に幾つかの小さなおできが出現しました。
細胞診をしたらあまり見かけない細胞でしたので、切除生検して診断を得ました。
追加検査も行った結果は、

「T細胞性High grade の節外型リンパ腫」

のろい経過の皮膚型リンパ腫ではなく、経過が早く治療に対する反応がよくないとされるタイプでした。
最近は下半身の浮腫（むくみ）が目立ってきていました。

飼い主さんは十分なことをしてくださいました。
しかし皆の願いは叶わず、今日の昼間にお亡くなりになったんだそうです・・・。
なんとかして、少しでも快適に過ごして欲しかったのですが、残念です。
今はご冥福を祈ることしかできません。

お手紙をいただきました

先日、大往生なさった猫の飼い主さんからお手紙をいただきました。

「超高齢で、治らないとわかってはいたが、十分よくしてもらえた・・・」

と書いていただきました。
うれしかったです。

何か特別なことをしたわけではありません。
少しでも楽になるように、お手当をしただけです。

それでも、いじくりまわさなかったことが、評価していただけたのいかな？
と思っています。
合掌

ワークショップに参加してきました

昨日から新横浜に来て、セミナーに参加していました。

今日はその続きで、セミナー後のワークショップに出て、
グループで検討会？のようなワークショップに参加してきました。
自分の仕事の課題を書き出して、他の方々に見てもらう・・・。
意見をもらうというよりは、他の方々にわかるように話す・説明すること、
明文化する作業をやってきました。

うちの動物病院の特徴やこだわりを理解していただくためにできること・・・、
いろんな課題が見えてきました。
同業者の集まりでは見えてこないこと・・・、たくさんありました。

会場で、初めて同業の獣医さんに会いました。
あちらもビックリ！
やはり人とは違う方向を模索する方は、どこにでもいるんですね。

臨時休診でセミナー参加です

朝の5時30分に新潟を出て、新横浜に来ています。

今日は臨時休診にさせていただいていて、時々参加しているセミナーに参加します。
獣医学のセミナーではなく異業種の方々との交流がありまして、講義も含めてけっこう刺激的です。
この数年間参加させていただいていますが、獣医さんの勉強の枠を超えてているので、

正直なところ「目が点・発想が違いすぎる」

ので、刺激的なのであります。

人間に真に必要なこと、つまり思考する・創造する・・・という点で、 過去にない体験をしています。
既存の獣医学を学んで現場に応用する・・・これは私にとってはあたりまえ。
特殊なものでなければ、臨床の現場ですぐに応用・実践する主義です。
病気に対する新しい考え方、新しい検査方法、新しい薬剤の使い方等々・・・。
これは動物病院の仕事をしていく上では、必須で当たり前だと思っております。
しかしそれだけでは何かたりない・・・。


最近参加しているセミナーでは、過去にない視点で今まで見えていなかったコトを発見できます。
人と動物の間にある「絆」を守るためにプロとして何ができるのか？
異業種の方々との交流から、新たな自分の価値を見つけることができるのです。

これからセミナーに参加、一泊して明日は親戚の見舞いをしてから戻ります。
昨晩は、深夜まで残業していたので、午前中から眠い状態です。
コーヒー飲んで、ブラックガムをかんで、頑張ってきます。