脳腫瘍で奇跡的にがんばってくれていたワンちゃん、月曜日に看取りました。
発作のため意識消失でいらして入院し、東京まで運んでのMRI検査で診断されました。
獣医大学へ手術予定で行ってもらいましたが、嚢胞が破裂して脳の浮腫が消失、
手術なしで戻ってきました。
その後、「余命は数ヶ月の経過であろう・・・」という予測を覆し続け、
結局1年と9ヶ月も頑張っておられました。
その後は他の病気もあったけれど、ぎりぎりまでそれなりの生活の質が保てたケースでした。
ご家族の皆さんのご理解や努力があり、ここまで持ちこたえることができたのだと痛感します。
かわいそうな状況での無理な延命はよろしくないことと考えますが、
この子は、それ相応の生活の質で、大切な家族としての役目を果たして旅立ちました。
私も必死でおつきあいさせていただいたので、特に印象深い患者さんとなりました。
今はある種の深い喪失感を覚え、まだ引きずっています。
今週は他に、メラノーマという非常にたちの悪い悪性腫瘍と闘っていた猫ちゃんと、
心臓の重度の弁膜症を管理していたワンちゃんが、急にお亡くなりになりました。
私には、皆にそれぞれの思い入れ・思い出があります。
限られた命をどれだけ大切にしてあげられたか、寄り添うことができたか・・・、
自信はもてませんが、獣医師としてできる限りのお付き合いをさせていただいたつもりです。
皆さんのご冥福を心からお祈りしつつ、診療は続けていかなくてはなりません。
私の命が果てるその日まで、今日も修行の日々は続きます。
発作のため意識消失でいらして入院し、東京まで運んでのMRI検査で診断されました。
獣医大学へ手術予定で行ってもらいましたが、嚢胞が破裂して脳の浮腫が消失、
手術なしで戻ってきました。
その後、「余命は数ヶ月の経過であろう・・・」という予測を覆し続け、
結局1年と9ヶ月も頑張っておられました。
その後は他の病気もあったけれど、ぎりぎりまでそれなりの生活の質が保てたケースでした。
ご家族の皆さんのご理解や努力があり、ここまで持ちこたえることができたのだと痛感します。
かわいそうな状況での無理な延命はよろしくないことと考えますが、
この子は、それ相応の生活の質で、大切な家族としての役目を果たして旅立ちました。
私も必死でおつきあいさせていただいたので、特に印象深い患者さんとなりました。
今はある種の深い喪失感を覚え、まだ引きずっています。
今週は他に、メラノーマという非常にたちの悪い悪性腫瘍と闘っていた猫ちゃんと、
心臓の重度の弁膜症を管理していたワンちゃんが、急にお亡くなりになりました。
私には、皆にそれぞれの思い入れ・思い出があります。
限られた命をどれだけ大切にしてあげられたか、寄り添うことができたか・・・、
自信はもてませんが、獣医師としてできる限りのお付き合いをさせていただいたつもりです。
皆さんのご冥福を心からお祈りしつつ、診療は続けていかなくてはなりません。
私の命が果てるその日まで、今日も修行の日々は続きます。