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外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

抗糖化による体のケア

2008-10-03 12:47:04 | 抗糖化
当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。





最終糖化産物、いわゆる AGEs が体内に溜まってくると、いったいどうなるの?

アークレイ㈱さんの 抗糖化によるからだのケア の頁をリンクしてみました。






当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。

新刊書「老化を止める7つの科学―エンド・エイジング宣言」

2008-09-13 16:37:57 | 抗糖化
当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。




以前、糖尿病合併症治療薬における抗糖化について で、

AGE阻害薬としてアミノグアニジンが検討されていると

「今日の治療薬2007」という本に記載のあることを書きました。


ところが、今年の「今日の治療薬2008」にはAGE阻害薬の項目がなくなっていたのです。

なぜだろう? と長らく不思議に思っていました。



この度、NHK出版から出版された本『老化を止める7つの科学―エンド・エイジング宣言』で、

その謎が解けました。



本書の「第9章 AGEの拘束を断ち切る」には、主としてアメリカで行われてきた

老化を阻止するための糖化阻止薬開発の背景や経緯が45頁にわたって書かれています。

糖化反応のメカニズム、糖化が生体に及ぼす影響が語られるとともに、

開発に失敗した薬」という項では、アメリカのバイオテクノロジー大企業ジェネンテックと

アミノグアニジンの特許を持つ会社とが共同で行った大規模臨床研究が書かれています。

糖尿病性腎症患者約600人が参加して行われたこれらの研究結果で、アミノグアニジンの効果は、

よい面が疑わしい一方で、この薬の持つリスクは否定しようがなかった』というのです。

具体的には、肝機能障害とインフルエンザ様症状と自己免疫疾患の徴候が認められ、

腎不全にまで至る腎障害も認められたことが明らかにされています。


これが、「今日の治療薬2008」にAGE阻害薬の項目がなくなっていた理由だったのです。

現在アミノグアニジンはサプリメントとして販売されていますが、

頭痛や吐き気どころの副作用ではないということなのです。



しかし、アミノグアニジンの失敗以後もアメリカではAGEの問題を克服する研究は続けられ、

AGE分解剤「アラゲブリウム」が開発されたことが紹介されています。


この薬剤は動物実験においては硬くなった動脈を柔軟にし、見事に血管の若返りを実現させました。

もっとも、その効果持続のためには薬を飲み続ける必要のあることが指摘されています。

残念なことに、この「魔法の若返り薬」ともいえる「アラゲブリウム」にも大きな問題があります。

それは、人間に投与した場合には、

『他の動物のようにその恩恵を受けられずに、心臓や血管の健康状態を改善しない』

というものです。


結局、まだAGEsの問題を克服できる薬はないということです。


しかし、もっとも重要なことがこの本から明らかになります。

いまやアメリカを中心として「老化」や「糖尿病合併症」などを解決するためには、

AGEsを何とかしなければいけない」との考え方が最先端となっていることです。

AGEs蓄積を阻止することが老化を止める」と考えられるようになっているのです。

そして日々、新たな合成化学物がAGEsの問題を解決するために研究され続けているのです。



しかし、それは海の向こうでの事情です。

日本では、すでに副作用なしの天然からの贈り物で素晴らしい成果が得られています

しかもそれは、いつでも入手可能です

さあ、ひところ流行ったサントリーのCM音楽で歌ってみませんか!
(覚えてますかぁ?最近観ませんからねぇ・・・)

 ♪ そ ん な 研究 し~なくても

    ♪ 天然系 天然系

      ♪ ハーブ式
 




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なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

抗糖化をやさしく説明した米井先生の本、登場

2008-08-08 23:33:19 | 抗糖化
当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。



筆者も正会員になっている日本抗加齢医学会の理事であり

同志社大学生命医科学部医生命システム学科抗加齢医学教授の

米井嘉一先生が、糖化を避けるための最新知識と、

「老化モード」になるのを防ぐ食べ方や、ホルモンの知恵、運動、習慣などを、

生活全般にわたってやさしく解説する本を出版されました。


早く老ける人、老けない人 糖化を避ければ「老化」は遅くなる』です。







筆者が、こんな形でブログに書くよりは、ずっと効果的だと思います。

なんともタイミングの良い話です。






当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。

わこなる決め手は、抗糖化どすなぁ!

2008-08-05 17:33:43 | 抗糖化
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この方の長期服用結果はこちら:抗糖化サプリメント長期継続摂取でのAGEs年齢 その2



「うちなぁ、ふと鏡見て気ぃ付いたことあるんやけどな。
 
 おでこに2・3本あった皺、今、ようよう見たらあらへんのえ。」

「それにな、飲まへんようになってから、また、便秘やねん。」


この方には、7月中旬までサプリを摂取してもらっていましたが、

モニター用の手持ちが、とうとう底を付いてしまったための摂取中断。


 「そうですか、やっぱり違いますか!?」

「そうどすなぁ、冷えもぶり返してきた感じしますぇ。」

 「それにしても、おでこの皺減ったん、良かったですねぇ!」

「ほんまにぃ。うち、化粧品いうたかて、なんも特別なモンつことらしまへんし。

 やっぱりあのカプセルの、コウなんとかや思いますわぁ。」

 「抗糖化です。」

「それそれ、抗糖化。 わこなる決め手は、抗糖化どすなぁ!
 
 もうあらしまへんのかぁ、あれ?」

 「もうしばらくお待ち下さい。今月中に、パッケージに入ったものを、

 お持ちできるように準備しています。」



便秘に対する効果はすでに、モニター成績でも触れています。

便秘の改善率は、100%でした。

モニター成績では触れませんでしたが、冷えに対する効果が実感できた方は、

この方以外にも実は結構いらっしゃいました。

冷えの改善率は、62.5%でした。



それにしても、「わこなる決め手は、抗糖化どすなぁ」はいいなぁ!

抗糖化のキーワード、DeAGEと一緒に、使わせてもらうとしよう。


これからは、抗糖化でDeAGEの時代。

抗糖化で、わこなる時代だ!




この方の長期服用結果はこちら:抗糖化サプリメント長期継続摂取でのAGEs年齢 その2

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抗糖化を認識することが必要なわけ

2008-07-27 06:46:14 | 抗糖化
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食物中AGEsの危険性に関しては:食物中のAGEsは糖尿病性血管症の主要な危険因子



昨夕から病院での勤務。
院外に出ると、今日も暑くなるんだなと感じます。

2時半に外傷の縫合をしてから仮眠を取ろうとしましたが、
眠りにつくことができませんでした。

それで、ちょっと調べてみました。

まず、糖尿病が腎臓や眼に合併症を引き起こす原因は、
「細小血管症」だということ。

高血糖状態が続くと、腎糸球体と網膜の細い血管が影響を受け、
糖尿病性腎症や糖尿病性網膜を引き起こします。
もちろんAGEsが蓄積するのですが、これらは「細小血管症」と呼ばれています。


次に、日本透析医学会のHPから慢性透析患者数の推移を見つけました。

昨年末で、27万人超。恐るべき右肩上がりのグラフ。
日常生活に多大な負担となる透析を必要とする方々の増加に唖然とします。
国民464.4人に1人が透析患者という計算になります。

そして、透析が必要となる腎障害の原因がいったい何であるか?

それは、年末患者の主要原疾患の割合推移によって明らかになります。

このグラフで、着実な右肩上がりの増加をみせているのが糖尿病性腎症です。


厚生労働省が平成9年に実施した糖尿病実態調査では、
糖尿病が強く疑われる人は690万人。
糖尿病の可能性を否定できない人を合わせると1370万人。


平成14年に実施した糖尿病実態調査では、
糖尿病が強く疑われる人は約740万人。
糖尿病の可能性を否定できない人を合わせると約1,620万人。

5年間で実に250万人の増加です。

抗糖化に対する認識がさらに広まることの必要性を改めて痛感するとともに、
少々背筋が寒くなる真夏の早朝です。


食物中AGEsの危険性に関しては
食物中のAGEsは糖尿病性血管症の主要な危険因子


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DeAGEsがよろしいかと

2008-07-18 19:17:17 | 抗糖化
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advanced glycation end productsをYahooで検索してみたら6番目に

糖尿病合併症関連製品:AGE(Advanced Glycation End Products)抗体と関連製品

というのがありました。クリックしてみると

 抗AGE抗体による解析の結果、(1)ヒト水晶体(加齢に伴う増加)、(2)糖尿病性腎症や慢性腎不全患者の腎近位尿細管、(3)糖尿病患者の網膜、(4)糖尿病性神経障害患者の末梢神経、(5)粥状動脈硬化病変部、(6)透析性アミロイド-シスのβ2-マイクログロブリン、(7)アルツハイマー病患者の老人斑,(8)CAPD患者の腹膜、(9)弾力線維症の皮膚のエラスチン、(10)セロイド/リポフスチン沈着部位などにAGEが蓄積することが分かってきました。
これらの知見は、老化自体や老化に伴う慢性疾患にAGEが深く関与していることを示唆し、数種のAGE構造体は糖尿病領域や脳疾患の分野においても重要視されております。

という解説とともに、蓄積したAGEsがモノクローナル抗体で染色された写真が掲載されていました。

その写真を実際に見ると、「やっぱAGEsって、溜まってくるんだ!」と実感させられます。

そして、AGEsを低下させる事が抗老化の基本だ!とますます強く感じました。

AGEsの低下は、身体年齢の若返り。

AGEsを下げれば、AGEが若くなる・・・そうだ!

「取り除く、下げる」という意味の接頭辞「de」を使って新語を作ろう!

DeAGEs = AGEsを取り除けばAGEも下がる。

以前アップした老化原因としての糖化(グリケーション)ももう一度参照して下さい。






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糖尿病合併症治療薬における抗糖化について

2008-01-14 15:12:49 | 抗糖化
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「今日の治療薬」という本があります。

医師の間では非常にポピュラーな本です。

2007年度版の糖尿病治療薬の章では、342頁から「合併症治療薬」の項目があり、その中に

 AGE(advanced glycation end-product)阻害薬
  AGE阻害薬は前駆物質の3-DGを選択的にブロックすることでAGEの形成を抑える薬で、
  現在アミノグアニジンなどが検討されている。


と記載されています。


3-DGは1/5の「老化原因としての糖化(グリケーション)」にも書きましたね。

AGEs生成に関して非常に重要な物質です。

アミノグアニジンは、反応性カルボニル化合物(3-DGがそうです)と反応することで

AGEs生成を抑制すると考えられています。→考えられる反応の図はこちら

現在、サプリメントとして販売されていますが、副作用として嘔気・頭痛があります。→英文


これ以外では「今日の治療薬」に名前は挙がっていませんが、

OPB-9195(大塚製薬が研究中)というのが、アミノグアニジンよりも

3-DGペントシジンCMLの生成抑制に効果的だ

との発表(in vitro)があります。→日本の研究者の研究ですが英文です。


いずれにしても、現在我が国において医薬品としては発売されていません。


ちなみに、私がその基礎データーに惚れた素材のAGEs阻害率を

アミノグアニジンと比較したデータ(in vitro)は以下のごとくです。

 3-DGの阻害率 アミノグアニジン 99.1%
                惚れた素材 82.8%

 CMLの阻害率  アミノグアニジン 58.7%
                惚れた素材 92.3%

 ペントシジンの阻害率  アミノグアニジン -18.6%
                     惚れた素材 55.3%


惚れた素材のin vivoのデータとしては、2型糖尿病患者の血中3-DGCMLで測定されていますが、

12週の摂取でいずれもp<0.001で有意差を持って減少が認められています。





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2008年 「抗糖化」元年!

2008-01-01 14:59:52 | 抗糖化

アンチエイジングには、「抗糖化=アンチグリケーション」がこれからのキーワード。

「抗酸化」という言葉は、よく知られていますが、
これからは「抗糖化=アンチグリケーション」が重要になってきます。

 老化の原因は数々ありますが、フリーラジカルによる酸化はもちろんですが、
最近では、AGE s(Advanced Glycation End Products:最終糖化生成物)の
体内での蓄積が、老化の原因として重要である事も明らかになってきました。

 糖尿病合併症(網膜症、腎症)、動脈硬化性病変、アルツハイマー病においては
健常者に比べて、AGEsの蓄積が進んでいるといわれています。

 皮膚の真皮にあるコラーゲンで「糖化」が生じると、コラーゲン中のアミノ酸と糖が結合してグルコース誘導架橋結合が形成され、コラーゲン線維が互いに結合してしまいます。このような架橋結合が多く発生(老化架橋)すると、皮膚本来の弾力性が失われてしまいます。つまりこれが、加齢によって肌のハリが失われる原因なのです。
 また、架橋構造は身体にとっては本来存在しない「異物」であることから、
分解酵素(コラゲナーゼ、エラスターゼ)の分泌量が増えるため、架橋構造よりも
正常なコラーゲンやエラスチンが分解されやすくなり、いっそう肌の弾力性が失われるとともに肌が脆くなり、さらにはシワ、タルミ、クスミの発生につながってしまいます。

 このように有害なAGE sの生成をブロックすることが、これからのアンチエイジングの向かうべき方向なのです。
 
 外科医歴22年の筆者が、高いAGE s生成阻害作用=抗糖化作用、例えば3DGで82.8%、CMLで92.3%という優れた生成阻害率を示す素材と偶然出合ったことから、アンチエイジングと糖尿病合併症予防の研究を開始。

 これからの展開を、どうぞお楽しみに!