このシリーズは、これにて終了。
雑誌「医と食」の最新号に掲載された、
健康長寿に生きる という記事のなかの
食養と日本食 について。
渡邊先生
私は最近、内閣府の食育推進委員をしている関係で
石塚左玄や桜沢如一の食養生の歴史を
研究しているのだけど。
坪田先生
それは素晴らしいですね。先生を中心に日本食を
広めるみたいな運動があってもいいと思います。
日本食の定義を決めるという分かりやすいところから
入るのはどうですか。
渡邊先生
昔、足立己幸さんが日本食のコアとして
「主食・一汁・主菜・副菜」という4つを挙げたけど、
まさにそうだと思う。
これを普段食として一極にあり、
反対の極には懐石料理があって、
その中間には丼物があったりして、
その重層的な構造が日本食の特徴だと思うのだよね。
吉川先生
その概念はみんな知っていますか。
渡邊先生
それほど普及していないと思いますね。
1番重要なのは主食という概念ですよ。
世界中見て主食という概念があるのは日本食くらいだから。
坪田先生
主食っていうと、でもご飯にあまり光を当てると
どうなのかな。そこは僕はちょっと考え方が違うのだけど、
あんまりGIが高いのは良くないと思っていますから。
そうです、わたくしも この坪田先生の意見には賛成です。
糖質制限食を実践するうえでも、
非常に重要なのが このGI Glycemic Index(血糖値上昇指数)。
坪田先生はカロリスジャパン(カロリス=カロリーリストリクション)の
チーフメディカルアドバイザーをされていて
そのHPにはGIの表が掲載されている。
↓
http://www.crs-j.jp/try/window/try_ex_3.html
なお、
1番重要なのは主食という概念ですよ
というご意見に わたくしは賛成いたしかねる。
知らないうちに植えつけられた「主食」という固定概念。
逆に、「主食」という言葉の呪縛から逃れること こそ
極めて重要なことであると考えている。
吉川先生
GIですが、あれは食べた後、2、3時間までしか
みていないからスパゲティのようにGIが低くても
長時間みるとあがるのもある。
坪田先生
スパゲティは次の日の朝、血糖がすごく高くなります。
血糖コントロールにはロードという考え方と、
GI と 量 が大事だと思います。
糖尿病である坪田先生が自分で確かめたことゆえ
なによりも説得力があるといえますね。
これは当然 前の晩に食べたらということでしょうねぇ?
渡邊先生
糖尿病の医師は血糖を正常値に戻すことばかり
一生懸命にやっているでしょ。
でもぼくはランセットの表紙の言葉でとてもいいと
思ったのは、「医師は血糖との闘いでは勝利しているが
糖尿病との闘いには負けている」というのがあって
感心したのです。
糖尿病のコントロールには薬をつかっていても
生活習慣を正さねば効きが悪い、というのは
常識になったと思うけど、これが結構難しいよね。
いやいや、まだまだ常識じゃないかもですよ!
とんでもない患者指導している内科の医者もいましたから。
↓
ぶっとび!洩れ聴こえた糖尿病食事指導
坪田先生
美味しいお料理をたくさん食べるのではなくて、
うまい料理の1番いいところを少しだけ食べる、
とか適切に食べるということで満足することです。
渡邊先生
健康な生活に食養生的なアプローチは必須と思うし、
慶應は歴史に残る食養研究所をもっていたのですから、
ぜひこれを復興させてがんばってください。
糖尿病である2人の医者が、自身の経験から語る言葉は重要です。
吉川先生
十分な休養、適度な運動、腹七分目を心がけ、
喫煙などの不摂生を避けることのアンチエイジングの根拠が
はっきりしましたね。
昔からよく知られていた長寿の秘訣がやっと学問的な裏付けで
再度確認されてきたと言えます。
腹八分目ではなく、七分目というところがミソかも知れませんね。
すでにメカニズムまでが明らかにされてきた健康長寿の秘訣。
ただし、それを実践できるかどうかは、
あ な た 次第なのです。
さぁ、あなたの選択は?
雑誌「医と食」の最新号に掲載された、
健康長寿に生きる という記事のなかの
食養と日本食 について。
渡邊先生
私は最近、内閣府の食育推進委員をしている関係で
石塚左玄や桜沢如一の食養生の歴史を
研究しているのだけど。
坪田先生
それは素晴らしいですね。先生を中心に日本食を
広めるみたいな運動があってもいいと思います。
日本食の定義を決めるという分かりやすいところから
入るのはどうですか。
渡邊先生
昔、足立己幸さんが日本食のコアとして
「主食・一汁・主菜・副菜」という4つを挙げたけど、
まさにそうだと思う。
これを普段食として一極にあり、
反対の極には懐石料理があって、
その中間には丼物があったりして、
その重層的な構造が日本食の特徴だと思うのだよね。
吉川先生
その概念はみんな知っていますか。
渡邊先生
それほど普及していないと思いますね。
1番重要なのは主食という概念ですよ。
世界中見て主食という概念があるのは日本食くらいだから。
坪田先生
主食っていうと、でもご飯にあまり光を当てると
どうなのかな。そこは僕はちょっと考え方が違うのだけど、
あんまりGIが高いのは良くないと思っていますから。
そうです、わたくしも この坪田先生の意見には賛成です。
糖質制限食を実践するうえでも、
非常に重要なのが このGI Glycemic Index(血糖値上昇指数)。
坪田先生はカロリスジャパン(カロリス=カロリーリストリクション)の
チーフメディカルアドバイザーをされていて
そのHPにはGIの表が掲載されている。
↓
http://www.crs-j.jp/try/window/try_ex_3.html
なお、
1番重要なのは主食という概念ですよ
というご意見に わたくしは賛成いたしかねる。
知らないうちに植えつけられた「主食」という固定概念。
逆に、「主食」という言葉の呪縛から逃れること こそ
極めて重要なことであると考えている。
吉川先生
GIですが、あれは食べた後、2、3時間までしか
みていないからスパゲティのようにGIが低くても
長時間みるとあがるのもある。
坪田先生
スパゲティは次の日の朝、血糖がすごく高くなります。
血糖コントロールにはロードという考え方と、
GI と 量 が大事だと思います。
糖尿病である坪田先生が自分で確かめたことゆえ
なによりも説得力があるといえますね。
これは当然 前の晩に食べたらということでしょうねぇ?
渡邊先生
糖尿病の医師は血糖を正常値に戻すことばかり
一生懸命にやっているでしょ。
でもぼくはランセットの表紙の言葉でとてもいいと
思ったのは、「医師は血糖との闘いでは勝利しているが
糖尿病との闘いには負けている」というのがあって
感心したのです。
糖尿病のコントロールには薬をつかっていても
生活習慣を正さねば効きが悪い、というのは
常識になったと思うけど、これが結構難しいよね。
いやいや、まだまだ常識じゃないかもですよ!
とんでもない患者指導している内科の医者もいましたから。
↓
ぶっとび!洩れ聴こえた糖尿病食事指導
坪田先生
美味しいお料理をたくさん食べるのではなくて、
うまい料理の1番いいところを少しだけ食べる、
とか適切に食べるということで満足することです。
渡邊先生
健康な生活に食養生的なアプローチは必須と思うし、
慶應は歴史に残る食養研究所をもっていたのですから、
ぜひこれを復興させてがんばってください。
糖尿病である2人の医者が、自身の経験から語る言葉は重要です。
吉川先生
十分な休養、適度な運動、腹七分目を心がけ、
喫煙などの不摂生を避けることのアンチエイジングの根拠が
はっきりしましたね。
昔からよく知られていた長寿の秘訣がやっと学問的な裏付けで
再度確認されてきたと言えます。
腹八分目ではなく、七分目というところがミソかも知れませんね。
すでにメカニズムまでが明らかにされてきた健康長寿の秘訣。
ただし、それを実践できるかどうかは、
あ な た 次第なのです。
さぁ、あなたの選択は?