前回のおまけで「ナンプレは唯一解が前提だから」で「腹違いの二国同盟を造る」を説明しましたが、少し足りなかったので、追加説明をします。
腹違いの二国同盟が誕生した図ですが、
下段ユニットの3個の2・5の二択マス全てに同じ数字が絶対に入れられない訳ではありません。上図の可能性も有ると思った方もいらっしゃるでしょう。
そうすると、▢と▢の共通の領域である▢と▢に逆色の数字が入りますのでこの図になります。
余分な数字を消しますと、この図になります。見てお判りのように重解もしくは不正解となります。解き手は故意に重解もしくは不正解になるように進めるのは邪道ですので、この作業はしてはいけません。「ナンプレは唯一解が前提だから」たる所以ですが、最初にこの作業をしない限り決して Umique Rectangle ではありません。
進めると重解では無く不正解になります。▢と▢で数字がダブります。
今回の題材は、いちごナンプレ研究所 さんが、同じ模様で難易度が違うと思われる作品を2問公開されました。「★★★★★」と「★★★★★★★」です。
この作品は「★★★★★」でツイッターでの難易度ポイント257Pの中級とされました。しかし作家さんは難問と謳って公開していますので、解いてみました。
候補数字を入れましてこの図を進めます。
2で進めて、
三国同盟で、
1で進めて、
3で進めて、
二国同盟で、
二国同盟で、
5で進めて、
4で進めて、
1で進めて、
7で進めて、
8で進めて、
6で進めて、
1で進めて、
2で進めて、
4で進めて、
8で進めて、
3で進めて、
1で進めて、
2で進めて、
6で進めて、
9で進めて、
3で進めて、
6で進めて、
3で進めて、
正解です。
二国同盟2回で解けてしまいました。この作品は難問「★★★★★」なのか257Pの中級問題なのかは私には不明です。
次にチョット敬遠される「★★★★★★★」の作品です。
同じ模様でも数字配置によって難易度ポイントが違うのですね。308Pです。
候補数字を記入します。
2で進めて、
7で進めて、
9で進めて、
8で進めて、
二国同盟で、
6で進めて、
三国同盟で、
5の奇数個連鎖です。5から左へ 強・強・弱・強・弱・強・弱 で、5が確定します。
5で進めて、
3で進めて、
9で進めて、
5で進めて、
6で進めて、
4で進めて、
1で進めて、
7で進めて、
1で進めて、
4で進めて、
7で進めて、
2で進めて、
1で進めて、
6で進めて、
8で進めて、
2で進めて、
9で進めて、
正解です。
二問とも解けた方は多数いらっしゃると思います。これより難しい問題も自然に解けるようになりますので、奇数個連鎖のコツを忘れないようにしてください。
次回は、ツイッターで見つけた作品です。
対角線ナンプレですが、面白いことに対角線上にヒント数字が有りません。私はこの作品を「たま」と名付けました。そして無謀にも対角線を無視して挑戦してみました。
点対称の綺麗な図ですが、途中で挫折してしまいました。恐らく多重解だと思います。
対角線ナンプレでも超が複数付く難問です。一ヶ月は楽しめると思います。
ご覧頂きまして有難うございました。
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