ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

Sign Hill Park

2016-08-14 23:30:02 | 生活
 Sign Hill Parkは、サンスサンフランシスコ市の公園だ。101号線をサンフランシスコに向かってを北上していると、国際空港を通り過ぎた辺りから “South San Francisco Industrial City"と 大きく白い文字が、左手にある丘の上に描かれているのに気が付くだろう。その丘がSign Hillだ。注意して欲しいのだが、Gougle Map にこの公園の名前を入力してナビに従って現地へ向かっても、公園に一番近いフランクリンアベニューという路地まで連れていかれ、“ここからは徒歩だ”と言われてしまい、公園入口に案内されない場合がある。公園入口は、丘の南側のロッカアベニューにあり、“South San Francisco Industrial City"の文字の真下の辺りにある。

この公園の特長は下記のとおりだ。参考にしてもらいたい。


①公園概要と入り口
公園の入り口周辺(ロッカアベニュー)は住宅地であり、大きな一軒家が連なる静かなエリアだ。公園の入り口はロッカアベニューと交差するポプラアベニューの行き止まりで、大きな一軒家の裏にを通るかたちになる。駐車場もなく、人の家の裏をこそこそと入る感じに不安を憶えるが、公園の看板があるので確かにこれが入り口なのだ。
人の家の裏に小さな碑があって、公園の概要が記されているが、1996年に公園になったという。新しい公園だ。

②ハイキングと景色
公園といっても、丘の上に登る遊歩道が数本整備されているだけだ。入ってすぐに数本の遊歩道に枝分かれしているが、登山は右側のルートがよい。急な傾斜を数分登ると、すぐにあの“South San Francisco Industrial City"に着く。コンククリートで描かれたその一文字の大きさを見ることができるだろう。ここに腰をかけて見える景色はなかなかに素晴らしい。眼下にはサウスサンフランシスコの住宅地が広がり、太平洋側には海から来る強風によって丘を上昇する湿った空気が一気に冷えて雲になり、霧になっている様子を見ることができる。左手前方にあるサンフランシスコ国際空港から飛び立つ飛行機が間近に、その本当の速度を想像させない、ゆっくりとした速度で目の前を横切る。

③頂上、下山
“South San Francisco Industrial City"の文字を通過すると水タンク場があり、そこからは尾根を一気に頂上まで上がっていく。風が強い。頂上に近づくと、建屋のコンクリートの基礎の跡を見る。砲台か何かが昔ここに建てられていたのだろうか。今は腰をかけるのにちょうどいい。頂上からの景色は、“South San Francisco Industrial City"とさほど変わらず、特段の感動はない。電波用のアンテナが設置された建屋が、厳重な有刺鉄線で防護されている。下山は別のルートを通るが、ここは階段が急で、足が疲れた。
1時間程度のハイキングだ。

④公園で会う人
トレーニングをするために登山道を駆け上がる白人や、ハイキングを楽しむインド人家族らとすれ違ったが、基本的には静かな公園だから、独りで歩いていても寂しくはないだろう。

 日本式独身サラリーマン諸氏も、あまりにすることのない休日の夕方などに、ここを訪れているのもいいだろう。そうすれば、誰かと101号線を北上しているときに、この“South San Francisco Industrial City"を指さして、「俺、あそこ行ったことあるぜ」と言え、車内の会話が弾むに違いない。さらに一人で101を北上している際にも、“South San Francisco Industrial City"の文字を「あそこに誰か見えるかな」と思って今までよりも若干注視してしまうに違いない。

コメントを投稿