亜東超級市場で見つけた旨いカップラーメンとは、筆者がコネチカット州のアドン・スーパマーケットで見つけた旨いカップラーメンのことだ。本ブログの中でも30代独身日本式サラリーマン生活に関わりが深いこの即席ラーメンシリーズは特に人気が高く、閲覧数が多い。それにより筆者は俄然気を良くし、することがない休日の昼下がりにはアジア系の市場へ自然と足が向かい、次に諸氏に紹介できる商品を物色してしまう次第である。今回は久方ぶりにナイスな商品に出くわした。
このカップラーメンの特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①VIFON社
亜東超級市場で見つけたこのカップラーメンは、上面側面のラべルに蓮の花のロゴとともに“Viet Cuisine”と銘打ってあり、それが商品名のようだ。ベトナムのVietnam Food Industry Joint Stock Company社製らしい。さっそくホームページを訪ねたらば、当社は1963年にVIFON社と言う名で設立された歴史ある食品会社であり、1993年にインスタントフォーを初めてベトナムで販売したのだそうだ。2004年に今の会社名に代わったとのことだが、どうやらVIFONの名の方が今でも一般には馴染みがあるようで、ホームページにもVIFONのロゴが多く残っている。
②Viet Cuisine
Viet Cuisineの容器は日清食品の“ラ王”や、コンビニでよく売られている有名店のラーメンを再現したカップ麺のようなどんぶり型で、日本式の発砲スチロール系ではなく硬質なプラスチック(のようなもの)が使われているハードな仕様だ。ラベルの商品名には英語、漢字、ハングル、スペイン語、ベトナム語、さらには日本語表記まであり、多国籍の顧客をターゲットにしている様子がうかがえる。複数の味で販売されているが、どれもスープの粉末、揚げニンニク、乾燥野菜、それにレトルトカレーのようなパウチに入った特別具材と袋が4種もあって、東南アジアカップラーメン界では類を見ない凝った作りになっている。以下に筆者が試食したものを紹介しよう。
③インスタント野菜フォー味
鮮やかな黄緑色のラベルの“インスタント野菜フォー味”は、日本語では“野菜フォー味”と明記されているが、英語表記をみると“SHIATKE MASHROOM PHO”とされている。実際パウチの中の具材にはとろみのあるタレと共に角切りにされたシイタケと肉団子が少々入っているばかりでその他の野菜は入っていない。なので『野菜は好き。でもシイタケはダメ』という30代独身日本式サラリーマンには不向きな商品だ。シイタケの歯ごたえは良好で、若干濃い目だが塩とアジノモトでシンプルに味付けされたスープにはシイタケの味もよく出ておりあっさりといただける。中太の米麺には厚みがあり、ツルツルと気持ちよく飲み込めて食べやすく、美味であった。
④インスタント蟹味噌ソーメン
マゼンダ色ラベルの“インスタント蟹味噌ソーメン”は特に満足な一品で、諸氏らに強く薦められる。パウチ具材の中には灰色の灰汁のようなものが大量に浮いているのでやや不安になるが、これが蟹味噌のようだ。スープは野菜フォー味と同様なアジノモト味に濃厚な蟹風味が付されて美味しいし、細いソーメンにスープが染みてよく合う。難を言えば蟹をすり潰した殻のカスがスープに残っており、それが喉に張り付いて「カハ! オエ!」となる、もしくはなりそうになるので、いくら旨いからといって急いで食べると痛い目に遭うだろう。
世間の人の多くがジャーナリストの安田さんにしらけてしまうのは危険なところに敢えて出かけたことが理由ではないと思う。同じように危険地帯に飛び込む戦場カメラマンの渡部陽一さんは日本で大人気だった。渡部さんがもしも捕虜になったとしたら世論はもっと同情的になるのではないか。自国を出た場合にこそ結局のところ国家という枠組みから個人は逃れられない。国家もまた自国を出て行って捕虜になった個人からは特に逃れられない。そういう持ちつ持たれつの関係が明らかなのに、それを拒むようなポージングを安田さんが垣間見せてしまうから、何だかしらけるのだ。『あぁ、みそ汁ってこんなに美味しいんですね。日本に生まれてよかったです』安田さんがしみじみそういえば、世間の人は少し嬉しいのだ。そんなことを思いながらニューイングランドの長屋でインスタント蟹味噌ソーメンを啜った。
このカップラーメンの特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①VIFON社
亜東超級市場で見つけたこのカップラーメンは、上面側面のラべルに蓮の花のロゴとともに“Viet Cuisine”と銘打ってあり、それが商品名のようだ。ベトナムのVietnam Food Industry Joint Stock Company社製らしい。さっそくホームページを訪ねたらば、当社は1963年にVIFON社と言う名で設立された歴史ある食品会社であり、1993年にインスタントフォーを初めてベトナムで販売したのだそうだ。2004年に今の会社名に代わったとのことだが、どうやらVIFONの名の方が今でも一般には馴染みがあるようで、ホームページにもVIFONのロゴが多く残っている。
②Viet Cuisine
Viet Cuisineの容器は日清食品の“ラ王”や、コンビニでよく売られている有名店のラーメンを再現したカップ麺のようなどんぶり型で、日本式の発砲スチロール系ではなく硬質なプラスチック(のようなもの)が使われているハードな仕様だ。ラベルの商品名には英語、漢字、ハングル、スペイン語、ベトナム語、さらには日本語表記まであり、多国籍の顧客をターゲットにしている様子がうかがえる。複数の味で販売されているが、どれもスープの粉末、揚げニンニク、乾燥野菜、それにレトルトカレーのようなパウチに入った特別具材と袋が4種もあって、東南アジアカップラーメン界では類を見ない凝った作りになっている。以下に筆者が試食したものを紹介しよう。
③インスタント野菜フォー味
鮮やかな黄緑色のラベルの“インスタント野菜フォー味”は、日本語では“野菜フォー味”と明記されているが、英語表記をみると“SHIATKE MASHROOM PHO”とされている。実際パウチの中の具材にはとろみのあるタレと共に角切りにされたシイタケと肉団子が少々入っているばかりでその他の野菜は入っていない。なので『野菜は好き。でもシイタケはダメ』という30代独身日本式サラリーマンには不向きな商品だ。シイタケの歯ごたえは良好で、若干濃い目だが塩とアジノモトでシンプルに味付けされたスープにはシイタケの味もよく出ておりあっさりといただける。中太の米麺には厚みがあり、ツルツルと気持ちよく飲み込めて食べやすく、美味であった。
④インスタント蟹味噌ソーメン
マゼンダ色ラベルの“インスタント蟹味噌ソーメン”は特に満足な一品で、諸氏らに強く薦められる。パウチ具材の中には灰色の灰汁のようなものが大量に浮いているのでやや不安になるが、これが蟹味噌のようだ。スープは野菜フォー味と同様なアジノモト味に濃厚な蟹風味が付されて美味しいし、細いソーメンにスープが染みてよく合う。難を言えば蟹をすり潰した殻のカスがスープに残っており、それが喉に張り付いて「カハ! オエ!」となる、もしくはなりそうになるので、いくら旨いからといって急いで食べると痛い目に遭うだろう。
世間の人の多くがジャーナリストの安田さんにしらけてしまうのは危険なところに敢えて出かけたことが理由ではないと思う。同じように危険地帯に飛び込む戦場カメラマンの渡部陽一さんは日本で大人気だった。渡部さんがもしも捕虜になったとしたら世論はもっと同情的になるのではないか。自国を出た場合にこそ結局のところ国家という枠組みから個人は逃れられない。国家もまた自国を出て行って捕虜になった個人からは特に逃れられない。そういう持ちつ持たれつの関係が明らかなのに、それを拒むようなポージングを安田さんが垣間見せてしまうから、何だかしらけるのだ。『あぁ、みそ汁ってこんなに美味しいんですね。日本に生まれてよかったです』安田さんがしみじみそういえば、世間の人は少し嬉しいのだ。そんなことを思いながらニューイングランドの長屋でインスタント蟹味噌ソーメンを啜った。