ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

添福棲 Golden Wok

2017-08-05 16:06:27 | 食事
 添福棲~Golden Wok~は、サンマテオ市にある中華料理レストランである。本ブログでも度々登場する筆者御用達のスーパーマーケット、チャペス・スーパーマーケット界隈は、ヒスパニック色が強いエリアであるが、そこにひっそりと佇むチャイニーズレストランがこの添福棲~Golden Wok~だ。ここは、特に天津飯を食べることができるお店ということで、30代独身日本式サラリーマンにお勧めしたいお店である。実は天津飯は日本発祥の日本式中華料理であるため、米国の中華料理屋で食べることはできない。もちろん米式日本料理屋でもめったにお目に掛かれる代物ではない。


このお店の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。


①お店の概要
お店はとても小さくて中の様子もよく見えないので、初めて入るときには少し勇気が必要だ。入ってみるとごく普通の食堂で、ロブスターなどが入れられた水槽の水音が淡々と流れる静かな店内になっている。また、入ってすぐ左にあるレジには、年代物の時計がかけられているのが特徴的だ。


②店員
小さなお店だが、一般的な中華系のレストランに比べるとホスピタリティがある。アウンサン・スー・チーさんをふっくらさせたような女性店員は英語が不自由だが、とても柔らかな笑顔で接してくれるし、穂波たまえと近藤春菜を足して割ったような女性店員は、明るくてサービスがいい。ホールを仕切る少し強面の女性店員も、実はいい人で少し日本語をしゃべる。


③天津飯
天津飯は、“ビーフ ウィズ スクランブルエッグ”という名で売られている。諸氏らの気を惹くためについ“天津飯”と言ってしまったが、卵とじご飯に近い。牛肉とネギが入ったふわふわの玉子が白ご飯(2合くらいある)の上に豪快に盛られた料理だ。筆者はそのたまごのふわふわ感と、ネギの風味に感動を憶え、何故か天津飯を思い出した。そして二度目の来店時にはビーフをエビに替えてもらうことに成功し、より天津飯に近づけることに成功したのだ。味がしつこくないため飽きが来ず、どんどん胃の中に放り込める。


④天津飯以外の商品
天津飯以外の商品もまた美味いことが判明しつつある。特に小籠包をお勧めする。調理にやや時間がかかるのが難点だが、肉汁がしっかりと出ており、箸で静かにつまむと包(パオ)がまるで老婆の乳房のごとく垂れ下がるほどだ。


 筆者による入念な調査の結果、“ビーフ ウィズ スクランブルエッグ”というメニューは他の中華料理屋にもあることが判明した。そこで研究熱心な筆者は、複数の中華食堂へ足を運び同メニューを注文してみたが、ふわふわであるべきたまごが“Well done”どころか“Too much done”のものが目立ち、がっかり感があった。かくして『添福棲 Golden Wok』の“ビーフ(もしくはエビ)ウィズ スクランブルエッグ”はなかなかどうして上等な逸品であることが判明したのだ。改めてニンゲンとは最初の経験に左右される生き物であることが判る。もしも筆者が他のお店で初めてビーフ ウィズ スクランブルエッグを食べていたならば、二度と注文していなかたっただろう。諸氏らには、“添福棲のビーフ(もしくはエビ) ウィズ スクランブルエッグ”をお勧めします。念のため、天津飯とは違います。

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