オースティン・ハウズ・キャンプグラウンドとは、コネチカット州バーカムステッド市にある州営のキャンプ場だ。ハートフォード地区の夏は完全に終わった。日差しの色味や風の匂いが明らかに変わり、早くも黄色く色づき始めた木々も見られる。コネチカット州の州営キャンプ場は、まだまだキャンプに相応しい9月の初週に早々と営業を終えてしまう。これは冬眠を前にして食欲が旺盛になる熊とニンゲンとの遭遇事故を避けるためのものと思われる。筆者は8月にここオースティン・ハウズ・キャンプグラウンドで30代独身日本式サラリーマン風のキャンプを敢行したが、紹介するのをすっかり忘れていた。
このキャンプ場の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①アクセス
オースティン・ハウズ・キャンプグラウンドは、ハートフォードからは小一時間のドライブで着く。91号線を北上し、ブラッドリー空港へ向かう40番出口で下りたらば20号線を西方向へぐんぐん進む。そうすると道はどんどんと山間に入っていき、ハートフォードでは90度近かった気温が軽く80度を下回り始め、車の窓を開けると涼しい風が入ってくる。後はナビに従って複数の丁字路やY字路を適切に進むと、美しい貯水ダムの堤頂を突き進み山を下り始める。するとファーミントン川に架かる橋にさしかかるので、それを渡ってすぐに川沿いの道を上ると目的地へと辿りつく。
②概要1
オースティン・ハウズ・キャンプグラウンドは、アメリカン・リジオン州営森林内にあるため、別名American Legion State Forest Campgrondとも言う。というよりこちらが正式名称として各種ホームページに掲載されている。だが実際に現地を訪れるとオースティン~の方の看板が主に掲げられていて“あれ、キャンプ場を間違えたかな”と思ってしまうので気を付けたい。フライフィッシングの人気スポットの清流ファーミントン川沿いに作られたオースティン・ハウズ・キャンプグラウンドは、30サイトほどしかない小さなキャンプ場で、サイト間の距離は十分あってプライベート空間を楽しめる。水道、水洗トイレやシャワーも完備されていて、前回初独りキャンプに赴いたグリーンフォール・キャンプグラウンドよりも設備は充実している。キャンプ場入り口にちゃんとしたオフィスがあり、バイト女子大生風の女が退屈そうに仕事をしている。そして酒類の持込みも許されているのだ。
③概要2
キャンプ場に到着してテントを設営したものの、飲酒を始めるにはまだ少し早いと思い、場内をぐるぐると散歩してみることにした。そうするとこのキャンプ場は一人キャンプをしている男が筆者の他にもちらほらと見られる。たいてい彼らはゴム長を干して釣り竿をスタンドに立てかけたフライフィッシングに興じる人々で、その30代独身日本式サラリーマンとはかけ離れたアウトドア玄人のような風貌にやや距離を感じるものの、“一人は自分だけではない”という安心感はある。
④サイト番号
リザーブアメリカで予約できるサイトの地図をよく見ると、ループ状になったサイトは川に面した部分と道路に近い部分がある。この道路は夜間でも時折車両の通行があり、山奥に来ている気分に浸っていると、突然「ブーン」と車が通りすぎるのがやや興ざめだ。川に近い方は全く聞こえないので、こちらを選びたい。
そして8月初旬のオースティン・ハウズ・キャンプグラウンドの夜は蛍がそこかしこに飛び交う。真夏とは思えない涼しい空気が木々を揺らし、静かに音を鳴らす。30代独身日本式サラリーマンは慣れない独りキャンプに寂しさを憶え、何故か頭に浮かんだ“走れ正直者”のメロディーをずっと口ずさみながら、焚火の炎で火遊びをしながら眠くなるのを待つ。西城秀樹なんて、ずっと死なないと思っていたのに。
このキャンプ場の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①アクセス
オースティン・ハウズ・キャンプグラウンドは、ハートフォードからは小一時間のドライブで着く。91号線を北上し、ブラッドリー空港へ向かう40番出口で下りたらば20号線を西方向へぐんぐん進む。そうすると道はどんどんと山間に入っていき、ハートフォードでは90度近かった気温が軽く80度を下回り始め、車の窓を開けると涼しい風が入ってくる。後はナビに従って複数の丁字路やY字路を適切に進むと、美しい貯水ダムの堤頂を突き進み山を下り始める。するとファーミントン川に架かる橋にさしかかるので、それを渡ってすぐに川沿いの道を上ると目的地へと辿りつく。
②概要1
オースティン・ハウズ・キャンプグラウンドは、アメリカン・リジオン州営森林内にあるため、別名American Legion State Forest Campgrondとも言う。というよりこちらが正式名称として各種ホームページに掲載されている。だが実際に現地を訪れるとオースティン~の方の看板が主に掲げられていて“あれ、キャンプ場を間違えたかな”と思ってしまうので気を付けたい。フライフィッシングの人気スポットの清流ファーミントン川沿いに作られたオースティン・ハウズ・キャンプグラウンドは、30サイトほどしかない小さなキャンプ場で、サイト間の距離は十分あってプライベート空間を楽しめる。水道、水洗トイレやシャワーも完備されていて、前回初独りキャンプに赴いたグリーンフォール・キャンプグラウンドよりも設備は充実している。キャンプ場入り口にちゃんとしたオフィスがあり、バイト女子大生風の女が退屈そうに仕事をしている。そして酒類の持込みも許されているのだ。
③概要2
キャンプ場に到着してテントを設営したものの、飲酒を始めるにはまだ少し早いと思い、場内をぐるぐると散歩してみることにした。そうするとこのキャンプ場は一人キャンプをしている男が筆者の他にもちらほらと見られる。たいてい彼らはゴム長を干して釣り竿をスタンドに立てかけたフライフィッシングに興じる人々で、その30代独身日本式サラリーマンとはかけ離れたアウトドア玄人のような風貌にやや距離を感じるものの、“一人は自分だけではない”という安心感はある。
④サイト番号
リザーブアメリカで予約できるサイトの地図をよく見ると、ループ状になったサイトは川に面した部分と道路に近い部分がある。この道路は夜間でも時折車両の通行があり、山奥に来ている気分に浸っていると、突然「ブーン」と車が通りすぎるのがやや興ざめだ。川に近い方は全く聞こえないので、こちらを選びたい。
そして8月初旬のオースティン・ハウズ・キャンプグラウンドの夜は蛍がそこかしこに飛び交う。真夏とは思えない涼しい空気が木々を揺らし、静かに音を鳴らす。30代独身日本式サラリーマンは慣れない独りキャンプに寂しさを憶え、何故か頭に浮かんだ“走れ正直者”のメロディーをずっと口ずさみながら、焚火の炎で火遊びをしながら眠くなるのを待つ。西城秀樹なんて、ずっと死なないと思っていたのに。