WRTC FM893は、コネチカット州ハートフォード市近辺で聴くことができるラジオ局だ。筆者が遠い昔に通っていた大学では “学期” のことをセメスターと呼んでおり、そのせいか前回記事の “霊園” を意味する『セメトリー』をついついうっかり『セメストリー』と書いてしまった。これにひどく傷つき執筆意欲をすっかり失っていたが、WRTC FM893から流れる素敵な音楽を是非とも30代ベイエリア独身日本式サラリーマンにも届けたいと思い再び筆を執った。
このラジオの特長は以下の通りだ。参考にしてもらいたい。
①局の概要
このラジオ局はハートフォード市のトリニティ大学によって所有されており、完全非営利のボランティアで運営されているそうだ。CMは流れず、DJの肉声により天気や近隣の催し物のお知らせがある程度だ。HPには局の歴史についての記載があり、1947年に4人の学生がたった50ドルの機材で始めた歴史ある局なのだそうだ。1970年代にはプログレやパンクなどの最先端の音楽を先駆けて流していたとの記載もあり、ハートフォードっ子達のかつてのアイコンであったであろうことが容易に想像できる。
②曲のジャンル・センス
ベイエリアのラジオの911や100.3のように特定のジャンルの音楽のみを流す局ではなく、幅広い音楽をセンスよく提供してくれるラジオ局だ。フュージョンやファンク、ジャズやワールドミュージック、オールディーズや耳に心地よいロックなどが本当にタイミングよく流れる。東海岸だけあってアフロ系のミュージックも充実しておりとても楽しいし、何より筆者の趣味に合わない不快な音楽が一切流れてこない。音楽好きの30代独身日本式サラリーマン諸氏を満足させることは間違いない。非常にセンスのよい人々により運営される、非常にセンスのいい人々のためのラジオであることが想像でき、西海岸にはない雰囲気を感じる。
③ラジオから流れる音楽
徳永英明や忌野清志郎やジュディー&マリー、最近でも家入レオさんなどが、ラジオから流れる音楽の切なさを歌い上げているように、ラジオから流れる音楽には、CDやレコードなどのような自分が所有している音楽とは異なり、不思議な一期一会感が漂う。特にWRTC FM893は、他の局のようにサービスが充実しておらず、流れている曲を検索することができないので、その一期一会感は他を圧倒し、最近めっきり新しいものに出会わなくなった、出会うことが億劫になった30代独身日本式サラリーマンに心の栄養を与える。インターネットでも聴けるようなので、ベイエリアにいる諸氏らでも楽しめるだろう。
九州では30代(おそらく独身)日本式サラリーマンが、AKB48のCDを600枚近く山へ不法に放棄した件で送検されたそうだ。これに関して『少しずつ捨てればいいのに』『ブックオフに持って行けばいいのに』などと考える人々は想像力が欠如している。彼は愛するメンバーの勝利に誰よりも貢献したいという純粋な思いで大量の人気投票権付きCDを買ったものの、同時にその自分の行為に極度の羞恥心を持っており、この行為が人に理解されないこともよく判っていた。だから絶対に誰にも知られたくなかったのだろう。よって少しずつゴミ置き場に捨てることも、ブックオフに持って行くことも憚られ、こっそり山に捨てたところ、海外ニュースにも取り上げられるほどの大事になってしまったという悲しい出来事だ。同じ30代独身日本式サラリーマンとは思えない、思春期の匂いがするニュースであり、羨ましいような気さえしたが、AKB48よりはWRTC FM893を聴いた方がセンスのいい人になれるので、是非聞いてみて下さい。
このラジオの特長は以下の通りだ。参考にしてもらいたい。
①局の概要
このラジオ局はハートフォード市のトリニティ大学によって所有されており、完全非営利のボランティアで運営されているそうだ。CMは流れず、DJの肉声により天気や近隣の催し物のお知らせがある程度だ。HPには局の歴史についての記載があり、1947年に4人の学生がたった50ドルの機材で始めた歴史ある局なのだそうだ。1970年代にはプログレやパンクなどの最先端の音楽を先駆けて流していたとの記載もあり、ハートフォードっ子達のかつてのアイコンであったであろうことが容易に想像できる。
②曲のジャンル・センス
ベイエリアのラジオの911や100.3のように特定のジャンルの音楽のみを流す局ではなく、幅広い音楽をセンスよく提供してくれるラジオ局だ。フュージョンやファンク、ジャズやワールドミュージック、オールディーズや耳に心地よいロックなどが本当にタイミングよく流れる。東海岸だけあってアフロ系のミュージックも充実しておりとても楽しいし、何より筆者の趣味に合わない不快な音楽が一切流れてこない。音楽好きの30代独身日本式サラリーマン諸氏を満足させることは間違いない。非常にセンスのよい人々により運営される、非常にセンスのいい人々のためのラジオであることが想像でき、西海岸にはない雰囲気を感じる。
③ラジオから流れる音楽
徳永英明や忌野清志郎やジュディー&マリー、最近でも家入レオさんなどが、ラジオから流れる音楽の切なさを歌い上げているように、ラジオから流れる音楽には、CDやレコードなどのような自分が所有している音楽とは異なり、不思議な一期一会感が漂う。特にWRTC FM893は、他の局のようにサービスが充実しておらず、流れている曲を検索することができないので、その一期一会感は他を圧倒し、最近めっきり新しいものに出会わなくなった、出会うことが億劫になった30代独身日本式サラリーマンに心の栄養を与える。インターネットでも聴けるようなので、ベイエリアにいる諸氏らでも楽しめるだろう。
九州では30代(おそらく独身)日本式サラリーマンが、AKB48のCDを600枚近く山へ不法に放棄した件で送検されたそうだ。これに関して『少しずつ捨てればいいのに』『ブックオフに持って行けばいいのに』などと考える人々は想像力が欠如している。彼は愛するメンバーの勝利に誰よりも貢献したいという純粋な思いで大量の人気投票権付きCDを買ったものの、同時にその自分の行為に極度の羞恥心を持っており、この行為が人に理解されないこともよく判っていた。だから絶対に誰にも知られたくなかったのだろう。よって少しずつゴミ置き場に捨てることも、ブックオフに持って行くことも憚られ、こっそり山に捨てたところ、海外ニュースにも取り上げられるほどの大事になってしまったという悲しい出来事だ。同じ30代独身日本式サラリーマンとは思えない、思春期の匂いがするニュースであり、羨ましいような気さえしたが、AKB48よりはWRTC FM893を聴いた方がセンスのいい人になれるので、是非聞いてみて下さい。