ジャマイカンパティとは、ハートフォード周辺のジャマイカンベーカリーで売られている具材の入ったパンのことだ。30代独身日本式サラリーマンが休日に朝からどこかへ張り切って出かけるときに、少し面倒くさいのが朝食だろう。長い独身生活のおかげで冷蔵庫の残りでササっと何か拵える技量を身に付けてはいるものの、休日くらいは何か楽しい食事にしたいと思う。とはいえいちいち店に入って腰掛けて食べるのも面倒だし、ガソリンスタンドのサンドウィッチとホットコーヒーというのもつまらないだろう。そんなとき筆者はジャマイカンパティを利用しているので、今回はそれを紹介します。
このパンの特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①購入できるお店
筆者が確認しているジャマイカンパティ入手可能なお店はハートフォードでは2件あり、1件目はイーストハードフォードのペッパーズ・ジャマイカンベーカリー、そして2件目がスコット・ジャマイカンベーカリー、こちらはハートフォードの北側エリアに位置する。どちらもやや入りにくい雰囲気だ。ペッパーズは周辺地域の治安は比較的よいが、主張が少ない外観のうえに店内は暗くて一見ではやってるのかどうかわからない。スコットの方はけっこう洒落た外観で、駐車場も整備されていて安心できるのだが、いかんせん周辺の治安があまりよろしくなく、住所不定無職っぽい人たちがウロウロしたり座り込んでいたりして不安になる。でもどちらも日が高いうちは危険はないしちゃんとしたお店である。住所不定無職っぽい人にも「おはよう」と言えば「おはよう」と返してくれる。
②ジャマイカンパティ概要
さっそくウィキペディアの内容を盗用すると、ジャマイカンパティのうち特に牛のひき肉が入ったビーフパティは、ジャマイカの植民地時代に英国のコーニッシュ地域のパストリーとインドからの労働者が持ってきたカレーやクミン、そしてアフリカ系労働者の唐辛子が融合してできたとの記載だ。餃子を平たくした形状で女性の手のひらほど大きさ、そしてややカリっとした食感の黄みを帯びた薄い生地にビーフだったり、ほうれん草とチーズだったり、色んなものが入っている惣菜パンだ。ジャマイカの人はさらにこれを柔らかいパンに挟んで食べるらしいが、筆者はそのままいただく。
③ジャマイカンパティ概要その2
ニューイングランドに住むジャマイカ出身の人々にとってジャマイカンパティは朝食に利用されるようで、どちらのベーカリーも比較的早い時間に開店する。既に出来上がったジャマイカンパティが保温容器に並んでいるので、注文すればすぐに出される。30代独身日本式サラリーマンでも朝食としては1個で十分なボリュームなので、メニューの中から慎重に品物を一つ選ばなくてはいけないのだが、筆者はいつもジャマイカの国民食であるアキー&ソルトフィッシュ入りパティを注文する。一番おいしいからだ。それにジャマイカ人の店員に「え!あなたアキー&ソルトフィッシュ好きなの?」と親近感を持って話しかけられることがままあるのでそれが嬉しいからもある。
③味、楽しみ方など
やはり塩気が多いが美味しい。車を運転しながら片手で気軽に食べられるのもよく、休日のドライブへの出発前にちょうどいいのだ。もちろん数個買って長屋に持ち帰り、古いレゲエを流しながらビールと一緒にランチにすると気分はトロピカルになり、平日の憂さも消え去って、アイリーな気分に浸れるというものだ。アキー&ソルトフィッシュに関していえばスコットのお店の方が胡椒が効いてスパイシー、そしてボリュームは大き目だ。ペッパーズの方はペッパーズなのにペッパーは控えめだ。
2020年9月の米国は、差し迫った大統領選挙のニュースや噂で盛り上がっているようだが、職場の人などの個人の口からどちらを支持するなどという声を聴くことは多くない。日本と同様に「政治と野球と宗教の話」はアメリカでも内輪でしかあまりしないのだろうか。ただ町を車で走っていると、個人宅と思われる家に堂々と支持する候補者の旗やスローガンが掲げてあるのをよく目にする。日本では公明党でしか見られない光景だ。やはり住んでいる地域によって支持する候補(もしくは政党)や支持熱に違いがあるようで、これを感じながら車を走らせるのも楽しいのだが、国民をこうも二分してしまう二大政党制が、果たして政治体制の理想かと問われると、首をかしげながらジャマイカンパティを食べざるを得ない。
このパンの特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①購入できるお店
筆者が確認しているジャマイカンパティ入手可能なお店はハートフォードでは2件あり、1件目はイーストハードフォードのペッパーズ・ジャマイカンベーカリー、そして2件目がスコット・ジャマイカンベーカリー、こちらはハートフォードの北側エリアに位置する。どちらもやや入りにくい雰囲気だ。ペッパーズは周辺地域の治安は比較的よいが、主張が少ない外観のうえに店内は暗くて一見ではやってるのかどうかわからない。スコットの方はけっこう洒落た外観で、駐車場も整備されていて安心できるのだが、いかんせん周辺の治安があまりよろしくなく、住所不定無職っぽい人たちがウロウロしたり座り込んでいたりして不安になる。でもどちらも日が高いうちは危険はないしちゃんとしたお店である。住所不定無職っぽい人にも「おはよう」と言えば「おはよう」と返してくれる。
②ジャマイカンパティ概要
さっそくウィキペディアの内容を盗用すると、ジャマイカンパティのうち特に牛のひき肉が入ったビーフパティは、ジャマイカの植民地時代に英国のコーニッシュ地域のパストリーとインドからの労働者が持ってきたカレーやクミン、そしてアフリカ系労働者の唐辛子が融合してできたとの記載だ。餃子を平たくした形状で女性の手のひらほど大きさ、そしてややカリっとした食感の黄みを帯びた薄い生地にビーフだったり、ほうれん草とチーズだったり、色んなものが入っている惣菜パンだ。ジャマイカの人はさらにこれを柔らかいパンに挟んで食べるらしいが、筆者はそのままいただく。
③ジャマイカンパティ概要その2
ニューイングランドに住むジャマイカ出身の人々にとってジャマイカンパティは朝食に利用されるようで、どちらのベーカリーも比較的早い時間に開店する。既に出来上がったジャマイカンパティが保温容器に並んでいるので、注文すればすぐに出される。30代独身日本式サラリーマンでも朝食としては1個で十分なボリュームなので、メニューの中から慎重に品物を一つ選ばなくてはいけないのだが、筆者はいつもジャマイカの国民食であるアキー&ソルトフィッシュ入りパティを注文する。一番おいしいからだ。それにジャマイカ人の店員に「え!あなたアキー&ソルトフィッシュ好きなの?」と親近感を持って話しかけられることがままあるのでそれが嬉しいからもある。
③味、楽しみ方など
やはり塩気が多いが美味しい。車を運転しながら片手で気軽に食べられるのもよく、休日のドライブへの出発前にちょうどいいのだ。もちろん数個買って長屋に持ち帰り、古いレゲエを流しながらビールと一緒にランチにすると気分はトロピカルになり、平日の憂さも消え去って、アイリーな気分に浸れるというものだ。アキー&ソルトフィッシュに関していえばスコットのお店の方が胡椒が効いてスパイシー、そしてボリュームは大き目だ。ペッパーズの方はペッパーズなのにペッパーは控えめだ。
2020年9月の米国は、差し迫った大統領選挙のニュースや噂で盛り上がっているようだが、職場の人などの個人の口からどちらを支持するなどという声を聴くことは多くない。日本と同様に「政治と野球と宗教の話」はアメリカでも内輪でしかあまりしないのだろうか。ただ町を車で走っていると、個人宅と思われる家に堂々と支持する候補者の旗やスローガンが掲げてあるのをよく目にする。日本では公明党でしか見られない光景だ。やはり住んでいる地域によって支持する候補(もしくは政党)や支持熱に違いがあるようで、これを感じながら車を走らせるのも楽しいのだが、国民をこうも二分してしまう二大政党制が、果たして政治体制の理想かと問われると、首をかしげながらジャマイカンパティを食べざるを得ない。