カトー・コーナー・ファームは、コネチカット州コルチェスター市にある牧場であり、そこで加工したチーズを販売している。筆者は2017年の師走に立て続けに亡くなった人々(野村沙知代、海老一染太郎、ジェンキンスさん等)を偲びながらビールと共にバーモント州産のチーズを楽しんだが、思いのほか芳醇で濃厚なその味に感激し、コネチカット付近でも上質なチーズの販売店がないものかと調べたところ見つかったのがこのカトー・コーナー・ファームだ。30代独身日本式サラリーマンのちょい呑みに最適な肴を求めてコルチェスター市へと向かった。
このお店の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①アクセス
コルチェスター市はハートフォード市から南東に10マイルほどの山あいの町で、両側に木々が生い茂る州道2号線を走れば辿りつく。お店の名前のカトー・コーナー・ファームの“カトー・コーナー”は通りの名前だ。カトー・コーナー通りは幹線道路の州道149号から逸れる小道で、いかにもトラクターなどの農業機械が走っていそうな雰囲気がある。カトー・コーナー通りを数分走ると右手にカトー・コーナー・ファームが現れる。
②外観・様子・概要
牧草を発酵させる大きなサイロや槐色の牛小屋が、イメージ通りの牧場で可愛らしい。牛小屋の手前に小さな木造の小屋があって、そこがチーズ売り場になっている。ホームページによると2017年のアメリカン・ベスト・生乳チーズに選ばれたそうで、休日にも関わらずチーズを求める白人客で賑わいを見せる。
③買い方・店員
購入方法は、好きなチーズをレジに持って行くというシステムではなく、サブ・ウェイ形式で店員と対話しながら好みのチーズの種類・重さを決定しなければならない。コミュ障30代独身日本式サラリーマンにはこれが苦痛だ。店員はチーズを少しずつカットして味見させてくれ、「これはどうだ?」「そっちはどう?」ととても親切に尋ねてくれるが、コミュニケーションが億劫で、2、3種類試食すれば、「よし、これ! これがいい!」と大していいと思っていなくても決めてしまう。また、たいていの客は連れ合いと来店し、待ち時間を楽しそうに過ごしているが、30代独身日本式サラリーマンは狭い小屋の中でどんな顔をして待っていればいいのかわからず苦痛だ。店員は二名おり、運が良ければ胸元の大きく開いたモデル風の美乳白人店員に対応してもらえるが、目のやり場に困り、自分がどんな顔をしているのかわからず苦痛だ。
④味
チーズの味は素晴らしい。小さく切ったチーズを口の中に入れると飲み込むのが勿体なく感じるほど豊かな味わいが口の中に広がり、その濃厚な風味をビールやワインで洗い流したいという気持ちとの葛藤が始まる。限界まで口中にチーズの味を保持した後に『くいっ』と酒を呑むと幸福が訪れる。その繰り返しをしているうちに酩酊する。
年の瀬のコネチカットは極寒の銀世界で町は真っ白だ。すっかり外に出かける気が失せるのので、酒屋に直行しコネチカット州近辺で醸造されたクラフト・ビール缶を買い込み、部屋で細かく切ったチーズを肴に雪景色を眺めていたら、酔いがいつもより余計に回っております。来年がベイエリア30代独身日本式サラリーマンにとってよい年でありますよう、いつもより多めに回しております。
このお店の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①アクセス
コルチェスター市はハートフォード市から南東に10マイルほどの山あいの町で、両側に木々が生い茂る州道2号線を走れば辿りつく。お店の名前のカトー・コーナー・ファームの“カトー・コーナー”は通りの名前だ。カトー・コーナー通りは幹線道路の州道149号から逸れる小道で、いかにもトラクターなどの農業機械が走っていそうな雰囲気がある。カトー・コーナー通りを数分走ると右手にカトー・コーナー・ファームが現れる。
②外観・様子・概要
牧草を発酵させる大きなサイロや槐色の牛小屋が、イメージ通りの牧場で可愛らしい。牛小屋の手前に小さな木造の小屋があって、そこがチーズ売り場になっている。ホームページによると2017年のアメリカン・ベスト・生乳チーズに選ばれたそうで、休日にも関わらずチーズを求める白人客で賑わいを見せる。
③買い方・店員
購入方法は、好きなチーズをレジに持って行くというシステムではなく、サブ・ウェイ形式で店員と対話しながら好みのチーズの種類・重さを決定しなければならない。コミュ障30代独身日本式サラリーマンにはこれが苦痛だ。店員はチーズを少しずつカットして味見させてくれ、「これはどうだ?」「そっちはどう?」ととても親切に尋ねてくれるが、コミュニケーションが億劫で、2、3種類試食すれば、「よし、これ! これがいい!」と大していいと思っていなくても決めてしまう。また、たいていの客は連れ合いと来店し、待ち時間を楽しそうに過ごしているが、30代独身日本式サラリーマンは狭い小屋の中でどんな顔をして待っていればいいのかわからず苦痛だ。店員は二名おり、運が良ければ胸元の大きく開いたモデル風の美乳白人店員に対応してもらえるが、目のやり場に困り、自分がどんな顔をしているのかわからず苦痛だ。
④味
チーズの味は素晴らしい。小さく切ったチーズを口の中に入れると飲み込むのが勿体なく感じるほど豊かな味わいが口の中に広がり、その濃厚な風味をビールやワインで洗い流したいという気持ちとの葛藤が始まる。限界まで口中にチーズの味を保持した後に『くいっ』と酒を呑むと幸福が訪れる。その繰り返しをしているうちに酩酊する。
年の瀬のコネチカットは極寒の銀世界で町は真っ白だ。すっかり外に出かける気が失せるのので、酒屋に直行しコネチカット州近辺で醸造されたクラフト・ビール缶を買い込み、部屋で細かく切ったチーズを肴に雪景色を眺めていたら、酔いがいつもより余計に回っております。来年がベイエリア30代独身日本式サラリーマンにとってよい年でありますよう、いつもより多めに回しております。