ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

五木のインスタントラーメン

2016-08-20 12:37:30 | 食材
 五木のインスタントラーメンは熊本県に本社を置くインスタントラーメンだ。創業140年を超え、九州地方ではマルタイや、サンポー食品といったインスタントラーメンブランドと共に愛されている。それがこのカリフォルニアの中華系スーパーで売られているのだが、日本で売られているものとはまるで違う。でも乳飲み子を背負った若妻が暖簾の前に立つ五木のロゴが確かにパッケージの左上に付いており、“五木”と書いてある。だたし五木の下に“Wu-Mu"とルビがふられていて、左下には“興罧食品有限公司”との名もある。


この食材の特長は下記の通りだ。 参考にしてもらいたい。

①外見
我々に馴染みの深い、ちょうど一斤の食パンのような寸法で5袋入りで売られているインスタントラーメンではなく、箱ティッシュを二回り小さくしたような細長いサイズのパッケージで売られている。袋を開けると、中身は小袋で小分けにされてはおらず、4食分の乾麺が白いプラスチックの箱にポンポンと置かれている。一つの乾麺のサイズは男性の手のひらで収まる程度で、我々の知っているサッポロ一番などよりすこぶる小さい。しかし密度が濃く、ずっしりしている。

②調理法
調理法はいたって普通だから、料理の苦手な独身日本式サラリーマンン諸氏にも簡単にできるだろう。ただし、以下の点には要注意だ。

“麺のサイズが小さいからといって侮るな”
既に述べたが、この乾麺は密度が濃いので、調理後にはそこそこのボリュームになる。“二玉くらい軽くいけるな”と思っても作ってみると案外しんどい。

“よく茹でよ”
カタ麺好き、もしくはせっかちな独身日本式サラリーマンは、だいたい熱湯3分と書かれていたら2分、5分と書かれていれば4分と、少し短めな茹で時間を設定しがちだが、この五木に関しては必ず3分以上は茹でよう。そうしないと痛い目にあう。

“水の量”
パッケージの出来上がりの写真を見ても判るが、油そば的なスープ少なめな仕上がりで楽しむラーメンのようだ。麺が大量に水を吸い、スープはなくなってしまう。スープを楽しみたい独身日本式サラリーマンは気持ち多めに水を入れることだ!

③味
麺がしっかりしている。スープには片栗粉が入れられているようで、ややとろみがかかっている。ベーシックな豚肉味や海鮮味と共に、スパイシートマト味、マスタードフレーバー味などの変わりラーメンも発売されているので、日ごろ刺激のない食生活を送っている独身日本式サラリーマン諸氏は朝鮮してみるといい。大失敗にはならない。

今、五木食品をウィキペディアで調べると、
“台湾では、南投市の興霖食品股份有限公司という会社が「五木(Wumu)」のロゴと乳児を背負った女性の酷似する商標で乾麺やゼリーなどのインスタント食品を販売しているが、五木食品とは無関係である。創業は、五木食品が100年以上早い”とのことであった。さっそく騙された。
恐るべし中華民国。

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