金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに
日本三大名園の一つに数えられる偕楽園。
9代藩主徳川斉昭公自ら造園構想を練り、
1842年により開園しました。
早春には約100品種、3000本の梅の花が
咲き誇る梅の名所として知られ、
私も何度か訪れたことがありますが、
梅が咲くのが遅れているようです。
偕楽園の名称は、『孟子』の「古の人は民と
階(とも)に楽しむ、故に能く楽しむなり」という
一節からとったものだそうです。
藩主や藩士のみならず庶民にも開放する目的を掲げた
近代の公園に近い性格を持つ庭園でした。
1922年には、偕楽園、桜山、丸山が
「常盤公園」として史跡及び名称に指定されています。
起伏に富んだ地形に杉林や竹林、桜やツツジ、
萩などが咲き、歴史をしのばせる史跡などもあり、
四季を通じて楽しむことができます。
地図中央の好文亭からの眺めは格別です。
孟宗竹林
ここの竹は、弓の材料とするために斉昭公が
京都の竹を移植したのが始まりです。
隣接の千波湖ではボート遊びもできます。
茨城県水戸市常盤町1-3-3
2023.2.20
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます