関守富樫と弁慶・義経のやりとりで有名な「安宅の関」を
カーナビにセットして激しい雨の中を出発。
車はどこに停めたら良いかと徐行していると
安宅住吉神社の前に出てきました。
厳かな雰囲気を醸し出す参道です。
ここまで来てお参りもせず
帰るわけにはいきません。

宿で「EVレンタカー」と傘もお借りしましたが、
いつの間にか傘が必要なくなっていました。

巫女さんに話しかけられ、神社の由緒、
安宅の関についてお話を伺い、御朱印をいただき、
難関突破のお守りを購入しました。
「全国唯一の難関突破の守護神」と伺うと
あげたい人がすぐに思い浮かんだものですから。

書いてもいない勧進帳を読み上げる弁慶の場面の像。

今からおよそ800 年前、安宅の関で兄頼朝に追われて
落ちのびる悲運の武将義経をかばう弁慶と
知りつつ逃がす関守富樫。
日本海を背に、感動のドラマがありました。
以来、歌舞伎 十八番の一つとして
今日まで受け継がれた勧進帳の物語。

安宅住吉の大神のお助けにより、
一行は難関の『安宅の関』を見事突破します。
境内に安宅の関址があり、「安宅」「勧進帳」にも
取り上げられた伝承から、難関突破の神として
知られるようになったのでした。

その安宅の関址にも像が建立されているようです。
深い杜の中に入っていくのかしらと思い
行くのをやめてしまいました。

車で移動すれば良かったですが・・・。

海陸ともに北陸道の要所でもあり、
永く旅人の崇敬を集めた
安宅住吉神社への参拝でした。
石川県小松市安宅町タ−17
安宅住吉神社
2017.5.1