
Nikon D200/AF-S DX18-70
080829 健康診査
080904 内科受診 胃内視鏡検査、ピロリ菌除去希望
080916 眼科受診 緑内障疑い→乳頭陥凹
081010 ピロリ菌呼気検査
081020 ピロリ菌(+)、胃内視鏡検査 ポリープ1個 2mm を確認 年1回検査のこと
081021 ピロリ菌除菌服薬1週間
081222 ピロリ菌呼気検査
081229 ピロリ菌(-)、除去成功
090609 胃内視鏡検査 生検
090618 生検結果 グループⅣおよび反応性異型認める→再検査
090624 健康診査
090706 胃内視鏡検査 生検
090709 健診結果 緑内障疑い、貧血精密検査 血中脂質再検査
090713 生検結果 グループⅢ→経過観察 3ヵ月後検査

Nikon D200/AF-S DX18-70
時系列的に記録すれば上記のとおりである。
これを基に説明すれば次のようになる。

Nikon D200/AF-S DX18-70
平成20年10月20日毎年1回の胃癌健診を病院で受ける。
集団健診では、バリウムによる造影検査しか受けられない。
私は便秘気味なのでバリウムを飲むのは避けたい。
従って、病院で内視鏡検査を受けることにしている。
この日も今までと同じように内視鏡が胃の中に入る。
そのうち画面に三角の突起が映る。ポリープだ。
医師は2mm程度の大きさで、姿かたちから悪性のものではないと言う。
今後も年1回の検査をしましょう、と言う。

Nikon D200/AF-S DX18-70
帰宅してもこの事は妻には話さなかった。
話せば彼女の頭の中でポリープが大きく膨らんでしまうからだ。
平成21年今年も病院で内視鏡による胃の検査を受けた。
今までの医師は退職していて、替わりに配属された後任の医師だった。
画面が汚い画像を映し出していた。
表面が凸凹していて、どうもいやな感じがした。
ちょうど「癌」という字のイメージの画面だった。
紫色の染色をしたので、なお不気味であった。
組織を採って検査に出された。

Nikon D200/AF-S DX18-70
このところ、げっぷが出て喉から胃までが引っ張られる感じが重苦しく、
ここに食道と胃があるんだぞーとアピールしていたのである。
昨年ピロリ菌を除去したが、そのあとに良くある症状に、
逆流性食道炎があるという。
私の症状はそれに良く似ているのだった。

Nikon D200/AF-S DX18-70
帰宅後妻に生検のことを話すと、案の定、すぐ結果を知りたい、
違う病院でもう1度検査してもらおう、手術する病院をどこにしよう
と、妻の頭の中は次から次へと場面が進んでいった。
私も検査結果に自信はなかったが、万が一悪性であったならどこで手術しようかと、おおまかには考えていた。
1週間後生検の成績が伝えられた。
組織診断基準によるグループはⅣで、反応性異型とも考えられる、
というものであった。
2週間後再検査を行うことになった。

Nikon D200/AF-S DX18-70
先の検査では、ファイバースコープは喉に引っかかってスムースに入っていかなかったけれど、今回はすんなりと入っていった。
前回よりも綺麗な画像が写っている。
2~3ヵ所検体を採取するかと思ったが1ヶ所だった。
看護師も1ヶ所ですか?
と訊いていたが、あんまり採ると分からなくなる、と答えていた。
検査後、どういう意味か尋ねると、
ポリープが3mm程度と小さいので、複数箇所採るとポリープが小さくなって次に手術する時に場所が分からなくなる。
ということであった。
ポリープ、炎症箇所、正常箇所の3箇所から採取して比較するのかと思ったがそうではなかった。

Nikon D200/AF-S DX18-70
1週間後生検の結果は、グループⅢということで、手術ではなく3ヵ月後再検査という診察予定であった。
帰宅後妻に話すと、1週間ずーっと考えていたとみえて、とりあえずはホッとした様子であった。
たとえ癌であっても、発見が早かったから内視鏡下での手術で摘出できる、と覚悟していたようだ。
ⅢからⅣになることはありえることだが、ⅢからⅡやⅠになることはあるのだろうか。
訊いてくるのを忘れてしまった。
健康を保つために100%ではないがいろいろと気を使い実行してきた。
この状態で「癌」になったのなら、それは仕方がない。
しかし、何も注意しなくて「癌」になったのなら、少しは摂生しておいた方が良かったか
と、後悔するのだろうか。

Nikon D200/AF-S DX18-70
どうせ先がないのであるから、控えていた好物を少しは味わってみたいという思いがある。
はっきり「癌」と宣告されたら、多分そうするであろう。
その時、sakagさんのように「病気にならないために我慢し、守りに回る人生だけは送りたくない」、という気持ちになるのであろうか。
此の後に及んで健康に注意しても、その効果が現われるには時間が足りないのである。
もう、人生の8合目を過ぎたのだから、