昨日の三段山は降雪で目標物が見えないので途中で引き返したが、今日は雪が降っていないので今まで行ったことがない冬の十勝岳へ向かった。
白銀荘を出て左へ歩き、九条武子歌碑のあるだろう付近から沢を右手に見ながら登り始める。
ところどころに沢をまたいでワイヤーが張ってある。
火砕流や溶岩流探知のためらしい。
1,258m?の十勝岳避難小屋が見えてきたが1階部分は雪で埋まっているようだ。
入れるかどうか偵察に行く。
入口らしきところにスコップが置いてあり、それで雪を掘り跳ね上げて入口を開ける。
避難小屋の中は冷凍庫となっていて、冷え冷えとしている。
パックのご飯とレトルトカレーをお湯で温めるのだが、鍋が小さいのでご飯もカレーも半分ずつ煮るのだが外に出ている上の部分がすぐ冷えてしまい、2~3回温め直すのだがダメだった。
腹ごしらえして外に出ると、昨日より強い吹雪で完全なホワイトアウト。
(写真は昨日の三段山のもの)
斜面に直角に立ち、エッジを緩めてゆっくり下るのだが動いているのか止まっているのか転ぶまで動いているのがわからない状態である。
目標は沢に沿って下ることだが、沢もワイヤーも見えないので、足元の傾斜が唯一の道しるべだ
沢に落ちないよう、沢から離れないよう慎重に下った。
斜度が緩くなった頃吹雪はやんで、白銀荘に戻る頃にはこんな天気になっていた。
ホワイトアウトの中では平衡感覚がなくなるのを味わった貴重な体験だった。
CANONオートボーイ
登山をするときの時計として、防水、高度計、ストップウォッチ機能のあるものを物色していた。
登山用品の知識を得るためビーパルという雑誌を定期購読していた。
その雑誌に皇太子殿下が使っている登山用品の記事があり、時計はCASIOの緑色の時計だった。
定価は\9,800(+税)と高額だったが、当時必要だった機能が入っていたし、皇太子も使っているということの信頼性もあって購入した。
高度は気圧によるもので、登山口の標高を入力する必要があっがその方法が面倒で実用にはならなかった。
頂上までどのくらい時間がかかったかストップウォッチ機能をセットするのだが、頂上で停止ボタンを押し忘れるものだから、次第に使わなくなった。
結局、ラフに使える防水時計としてしか使えなかった。
電池交換はメーカー送りで料金も3,000円もかかるものだった。
これは、電池と防水パッキンの交換とセンサーの調整があるらしくとても高額に感じた。
この度の電池切れによる交換は、既にパッキンの製造は終わっていて電池とパッキンの交換がセットなので場合によってはできないかもしれないと客サポートの案内嬢から言われ、料金も返送料800円+3,000円に消費税がかかり4,104円となる。
こちらから送る料金も入れると5,000円くらいかかるのだ。
妻に話すと,「そこまでする?」と言われてしまった。
遠回しに却下である。
Nikon D200
Micro-NIKKOR 55mmF2.8
再度美笛峠から漁岳に挑戦です。
ブルーシートで風除けを作り、恒例の昼食です。
昼食後ひたすら直線的に平坦な台地を北北東の漁岳を目指して歩きます。
途中までスノーモービルの踏み跡があったので、この際使います。
右前方に恵庭岳の頂上が見えます。
樹林帯に入るとスノーモービルの踏み跡はなくなります。
遠くに丹鳴山が見え始めました。
後方には白老台地の奥に風不死岳樽前山が見えます。
歩いても歩いても景色はあまり変わりません。
やがて台地が途絶え谷が現れました。
正面に丹鳴山、その奥にフレ岳漁岳でしょう、その右手に恵庭岳が見えます。
この目の前のいくつもの谷や沢を超えて漁岳まで行くのは、1日では無理との結論に達しました。
漁岳へ登った話は聞くのですが美笛峠からではなく、他のところから登るのだろう。
丹鳴山のスロープでスノーモービルが遊んでいるのを見ながら引き返します。
出発した美笛峠に意気消沈して戻りました。
CANONオートボーイ