今まで使ってきたCDプレーヤーがとうとう言うことを聞かなくなった。
12年前に定価6万円したものである。
重量も12kgもあって、それなりに元気があってよかったものだ。
ディスクを認識しなかったり、プレイボタンを押しても何時までもインデックスを捜しているようになり、交換部品も無いので買い換えることとした。
アンプがソニーだから、CDプレーヤーもソニーで選ぼうとしたが、最近は機種が整理されていて4機種しかない。
70,350円のSCD-X501をと長年付き合いのある店に話しかけると、それはコンパクトタイプだからとSCD-XA1200ESを勧められる。94,500円である。
やはり外のコンポーネントとのバランスがあるから妥当であろうと、注文する。
品物が届いて驚いた。
電源コードの太さにである。
今までの4倍はある。
しかも、プラグに電極の印が付いていて金メッキが施されている。
重量は7.2kgと4.8kgも軽く頼りないが、伊達に12年は経過していなかった。
CDに記録されている20~20khzを超える再生能力を持っており、高域がきつかった最近買ったCDはバランスよく再生され、今まで買いためたCDも伸びやかで雰囲気がある音場を感じさせる。
デジタル機器を馬鹿にしていたが、ここんところアナログ臭さを身に付けてきたか。
やっぱりあの音には満足していなかったんだ、と
少し安心した。