読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

思わず、騙してくれてありがとうと呟いた、その「ダイアナの選択」(アメリカ/2008年)

2009-08-14 10:10:36 | 映画;洋画
~高校生のダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は登校後、いつものように親友のモーリーン(エヴァ・アムリ)とトイレでおしゃべりに興じていた。そんなとき、突如銃声と叫び声が聞こえ、しばらくすると銃を手にしたクラスメートが乱入して来る。いきなり彼女たちは目の前に銃口を突きつけられ、死ぬのは二人のうちどちらかだと言われ……。(シネマトゥデイ)~

<映画「ダイアナの選択」公式サイト>
http://www.cinemacafe.net/official/diana-sentaku/index_pc.html

原題:THE LIFE BEFORE HER EYES
原作:ローラ・カジシュキー「The Life Before Her Eyes」(春に葬られた光)
監督:ヴァディム・パールマン
脚本:エミール・スターン
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影:パベル・エデルマン
出演:ユマ・サーマン 、エヴァン・レイチェル・ウッド、エヴァ・アムーリ、ブレット・カレン(as Paul McFee)、ガブリエル・ブレナン(as Emma)

<映画「ダイアナの選択」 ヴァディム・パールマン監督 小説を上質の映像に昇華>
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090315/tnr0903150856002-n1.htm

「あばずれ」な高校生のダイアナと敬虔なクリスチャンで親友のモーリーンに突然訪れた不運。15年後の現在とくどいまでにシンクロさせながら進むストーリー。次第に私たちはダイアナの15年前のそのときの一言を待っています。そして、エンディングで「えっ?」なんでと息を呑みます。

天邪鬼な私は、そのときのダイアナの選択は別の結論であろうかと思い描いていましたが、この私の邪推をあざ笑うかのような一言でした。次に、「それって、どういうこと?」と思わず呟いていました。しばらく頭の中を整理して、「そうか、そういうことだったのか」と納得したのでした。騙してくれて、ありがとう。


まずは、原作者のローラ・カジシュキー。「沈みゆく女(Suspicious River)」(2002)という作品が翻訳されているようです。英文で失礼します。

Laura Kasischke (born 1961) is an American fiction writer and American poet with poetry awards and multiple well reviewed works of fiction. Her work has received the Juniper Prize, the Alice Fay di Castagnola Award from the Poetry Society of America, the Pushcart Prize, the Elmer Holmes Bobst Award for Emerging Writers, and the Beatrice Hawley Award.[1] She is the recipient of two fellowships from the National Endowment for the Arts, as well as several Pushcart Prizes.

<Laura Kasischke – Wikipedia>
http://en.wikipedia.org/wiki/Laura_Kasischke


監督のヴァディム・パールマンについては、下記の作品で取り上げました。

<静かな生活を求めただけだったはずの人々に起きた悲劇、「砂と霧の家」(アメリカ/2003年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/f6fc5f576a1b818e0432d2842bde54c3


次に俳優陣ですが、ユマ・サーマンについては、下記の作品で取り上げました。

<ガルシアとマルコビッチの対峙が際立つ、「ジェニファー8」(アメリカ/1992年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/7422f018b3772cdd506315769e8fa75b


若き日のダイアナを演じたのがエヴァン・レイチェル・ウッド。これから注目株のようです。

エヴァン・レイチェル・ウッド(Evan Rachel Wood、1987年9月7日 - )は、「アメリカ合衆国の女優。2003年に多感な13歳の少女を演じた『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』が批評家の高い評価を受け、ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)や全米映画俳優組合賞主演女優賞などにノミネートされ、一躍ハリウッド期待の若手女優となる」。

「2007年公開のビートルズの楽曲を扱ったミュージカル映画『アクロス・ザ・ユニバース』ではヒロインを好演し、翌年公開のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞した『レスラー』ではミッキー・ロークの娘役を演じた」。

<エヴァン・レイチェル・ウッド - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89


そして、ダイアナの友人モーリーンを演じたのはエヴァ・アムーリEva Maria Livia Amurri (born March 15, 1985)。始めて見る女優さんだと思っていたら、彼女はthe daughter of Italian director Franco Amurri, and American actress Susan Sarandonとのこと。母上の今の夫ティム・ロビンス監督が撮ったスーザン・サランドン出演作「デッドマン・ウォーキング」(米・英1995)に10歳で出演しているそうです。よく見ると、お母様に似ています。

<エヴァ・アムーリ - Wikipedia>
http://en.wikipedia.org/wiki/Eva_Amurri


最後はダイアナの夫に扮したブレット・カレン。英文で失礼します。

Peter Brett Cullen (born August 26, 1956) is an American actor who has appeared in numerous motion pictures and television programs.

His most recent appearance was in the role of Barton Blaze in the movie Ghost Rider. Other movie credits include Wyatt Earp (with Kevin Costner), The Gambler V: Playing for Keeps (with Kenny Rogers and Bruce Boxleitner), Something to Talk About (with Julia Roberts and Dennis Quaid), The Replacements (with Gene Hackman), On Golden Pond (with Julie Andrews and Christopher Plummer), Nancy Drew, and Gridiron Gang. He also played Bob Cleary in the 1983 mini-series The Thorn Birds.

<ブレット・カレン - Wikipedia>
http://en.wikipedia.org/wiki/Brett_Cullen


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