タンゴとハチミツで家族のきずなを紡ぐ、「アルゼンチンババア」(2007年)

～最愛の妻が死んだ日、毎日病院に通っていた石彫り職人の悟（役所広司）は姿を消してしまう。娘のみつこ（堀北真希）は叔母や従兄弟に助けられながら、父の帰りを健気に待っていた。半年後、悟は変わり者と評判の女性アルゼンチンババア（鈴木京香）の屋敷で発見される。みつこは勇気を奮って父親奪還に向かうが……。（シネマトゥデイ）～

監督・脚本：長尾直樹
原作：よしもとばなな（2002）
音楽：周防義和、小松亮太
出演：役所広司、鈴木京香、堀北真希、森下愛子、小林裕吉、手塚理美、田中直樹、きたろう、岸部一徳、桜井裕美、菅原大吉、唯野未歩子

＜アルゼンチンババア公式サイト＞
http://www.arubaba.com/

よしもとばななさんの小説はこれまで読んだことはなく、デビュー作の「キッチン」は映画を観たような気がします。今や村上春樹さんと並んで海外で翻訳されている小説家でいらっしゃいます。この映画を観て、とても日本的な人間関係や風景の中に、普遍的な家族のきずなが溶け込むように描かれているところが海外でも受け入れられるんだろうなと思えました。

ババアと呼ばれるユリがいくつの設定だったのかわかりませんが、美しいババアでありました。とてもありふれた日常の中に、母の死によってもたらされた異常な父の行動。このことによって高校生の娘が一気に成長する姿が印象的でした。


よしもと ばなな（本名：吉本真秀子（よしもと まほこ）、1964年7月24日 - ）は、「東京都文京区出身。文京区立第八中学校、東京都立板橋高等学校、日本大学藝術学部文芸学科卒。父は批評家・詩人の吉本隆明。姉は漫画家のハルノ宵子。母の和子も句集「寒冷前線」等を出版している俳人であり、物書きの一家である。そのため、幼少期から本を豊富に買ってもらえる環境にあった。漫画も好きで、初恋の相手が『オバケのQ太郎』のドロンパ。また、10歳頃から大島弓子や岩館真理子を愛読している。小説の挿画は、彼女がファンであるミュージシャン原マスミが担当していることが多い」。

＜よしもとばなな - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%97%E3%82%82%E3%81%A8%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%AA



長尾 直樹（ながお なおき、1955年8月3日 - ）は、「映画監督、CMディレクター、脚本家、編集技師。337inc.代表。東京都出身。早稲田大学文学部卒業。大学在学中から自主映画製作をしていた。また、在学中の1977年にぴあフィルムフェスティバルで入選。また、長尾は初代入選者でもある。大学卒業後の1979年に東北新社に入社。CM演出部に配属され、プロダクションマネージャーを担当した後、CMディレクターとなる。在社中の1991年に「東京の休日」で映画監督デビュー」。

「1996年に東北新社を退社し、フリーとなる。それと同時に「337inc.」を設立。1997年の「鉄塔 武蔵野線」で芸術選奨優秀映画作品賞・長編映画部門に選出された。以後、テレビコマーシャル、映画、インターネット映画、テレビドラマなどの監督、演出、脚本、編集を手掛けている」。

＜長尾直樹＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B0%BE%E7%9B%B4%E6%A8%B9


出演陣については、これまで取り上げていない女優さんの写真とリンク先を貼り付けておきます。

＜堀北真希 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E5%8C%97%E7%9C%9F%E5%B8%8C


＜森下愛子 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E4%B8%8B%E6%84%9B%E5%AD%90


＜手塚理美 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%A1%9A%E7%90%86%E7%BE%8E


＜桜井裕美 - Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E4%BA%95%E8%A3%95%E7%BE%8E