読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

麻薬のような常習性がそそる、「プリズン・ブレイク・シーズンⅡ」(アメリカ/2006~07年)

2007-09-25 04:50:16 | 映画;洋画
監督、製作総指揮:ポール・シェアリング
音楽:ラミン・ジャワディ
撮影:ダンテ・スピノッティ

FOXの夏期月曜枠ドラマでは『メルローズ・プレイス』や『アリーmyラブ』等の人気作品以来のヒット作品で、1998年9月以来の成功作となったそうです。シーズンⅠが終了したときの結末を観て「えー、終わらないの?」という思いでしたが、このシーズンⅡは、Ⅰのメインテーマだった副大統領の陰謀はあっけなく閉じてしまい、さらにその思は募ります。

「最初にプリズン・ブレイクがFOXテレビで企画に上がったのは2003年。しかし、FOXテレビがこの長期化しそうなシリーズに不安を感じ、棚上げとなった。その後、全10話程度の短い期間のシリーズドラマとしてスティーブン・スピルバーグやブルース・ウィリス等が興味を示したが、実現されなかった。進展があったのは2004年。『LOST』や『24 -TWENTY FOUR-』のような、いわゆる『連ドラ』形式のテレビドラマシリーズが大好評を得たことでFOXネットワークは方向転換し、製作に入った」といいます。

シーズンⅡはアメリカでは2006年8月21日~2007年4月2日に22話が放映され、すでにシーズンⅢが今月から放映されているようです。

なんと言ったらいいのか、「Xファイル」に始まり「24」や本作の、このサスペンス系・ドラマシリーズが持つ麻薬のような嗜好性、耽溺性、習慣性というものに、悔しいけれど嵌ってしまいます。しかもこの手のドラマは一度観たらもう一度観ようとは思わない、一過性の媚薬の効き目のようであることはわかっているのですが、見事に嵌ってしまいます。

さて、マイケル・スコフィールド役のウェントワース・ミラーについては1/1付けの「プリズン・ブレイクⅠ」の感想記で取り上げましたので、その他のキャスト陣で気になった俳優さんたちを何人か取り上げます。

フォックスリバー刑務所の女医師で元薬物中毒者というサラ・タンクレディ役を演じているのが役柄と同名サラの、サラ・ウェイン・キャリーズ。


サラ・ウェイン・キャリーズ(Sarah Wayne Callies, 1977年6月1日-)は「アメリカ・イリノイ州出身の女優である。大学教授の両親の娘で、イリノイ州で生まれ、1歳の時ハワイ・ホノルルへ引っ越す。高校卒業後にハノーバーのダートマス大学で学ぶ傍ら演劇にも携わり、さらにDenver's National Theater Conservatoryでも学ぶ。その後ニューヨークに移り、2003年にNBCのドラマ"Queens Supreme"に出演するチャンスを掴む。2002年7月21日にJoshua Winterhaltと結婚した」。

レイノルズ副大統領に付いて15年、シークレットサービスのエージェント、ポール・ケラーマンを演じるのがこれも同名のポール役を演じるのが、ポール・アデルスタイン。ちなみに、ケラーマンの相棒ダニー・ヘイル役を演じたのはダニー・マカーシー。「アビエイター」(マーティン・スコセッシ監督/2004)でディカプリオ演じるハワード・ヒューズの秘書役を演じていたのが、ポール・アデルスタインだったと思います。


ポール・アデルスタイン(Paul Adelstein、1969年4月29日-)は、「アメリカ・イリノイ州シカゴ出身。ボードン大学で学ぶ。ジョン・キューザックの設立したニュー・クライム・プロダクション(New Crime Productions)に参加するようになり、後にステッペンウルフ・シアター・カンパニー(Steppenwolf Theatre Company)にも参加し、舞台俳優としてキャリアを築く」。

「1990年に『グリフターズ』で映画デビュー。テレビ出演も多く、『ER緊急救命室』『FBI失踪者を追え』などにも顔を出している。2005年より、TVドラマ『プリズン・ブレイク』のケラーマン(シークレットサービス)役で出演中。2006年に女優のLiza Weilと結婚した」。

最後に、エキセントリックなFBI敏腕捜査官アレキサンダー・マホーンを演じるのが、ウィリアム・フィクトナー。


ウィリアム・フィクトナー(William Fichtner,1956年11月27日-)は「アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド出身の俳優。ニューヨークで多くの舞台に立ち、1987年から1994年までソープオペラ『As The World Turns』に出演。1992年の『マルコムX』で映画デビューを果たし、以後脇役として多くの映画で活躍している。またTVシリーズの脇役などでも有名」。

出演作は私が観ただけでも、「クイズ・ショウ」(1994)、「ヒート」(1995)、「アルビノ・アリゲーター」(1996)、「コンタクト」(1997)、「アルマゲドン」(1998)、「パーフェクト ストーム」(2000)、「クラッシュ」(2004)といい映画で、それぞれ見事なバイ・プレイヤーぶりを発揮しています。


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