早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/祇園祭の暑い暑い24時間

2017年07月24日 | 景色

京都の夏の訪れを誘う祭り「祇園祭」
なんと鎌倉時代から続いているという八坂神社の祭礼です。

去年生まれて初めて見に訪れてすっかりはまってしまい
今年もやって来てしまいました。
7月16日は「宵山」です。

これは宵山当日の昼間の風景…「菊水鉾」です。



蒸し暑い京都なのに人・人・人でますますもって蒸し暑い …
このときばかりは普段登れない山鉾に登れるので大人気です。



うんちくを語る案内のおっちゃん



そして夜になると提灯に明かりが灯ります。
これが前夜祭の「宵山(よいやま)」で主要道路は通行止め
ますます人・人・人なので一方通行を強制されます。



コンコンチキチン コンチキチン
お囃子のメロディーがなんともいい風情です。



翌日は祭りのハイライト「山鉾巡行」
もーたーいへん!
お目当ての鉾を見ようと人の波が押し寄せます。
ちょっとでも隙間のある場所を見つけるために群衆は右往左往…



毎年先頭を飾るのは「長刀鉾」です。
高さ25メートルの鉾はなかなか全身像が撮りにくい…



長刀鉾には毎年町内から選ばれた稚児(ちご)と禿(かむろ)
が乗っています。



この子たちは神様の化身
ここ半月ほどは女性の手を借りずに生活し
身の回りの世話も食事も男性の手で行われます。



長刀鉾の見返りは若冲の鳳凰です。



やはり勇壮な鉾が人気の的ではありますが背の高い鉾は6基ほど…
あとはこのように少し小振りな「舁山(かきやま)」とか「曳山(ひきやま)」とかが続きます。



なんと平山郁夫のシルクロードです!



なんとも不思議な「蟷螂山」



他にも気になる行列が続きます。







鉾の上の方…それぞれに意味があるのですが…(難しいのよ)
この函谷鉾の榊には紙垂(しで)がたくさん付いているのが特徴です。



実に勇壮



お囃子衆もカッコいい!
もちろん女人禁制です。(笑)



大騒ぎの巡行が終わると同時に解体が始まります。
祭り自体はまだ続くのですが鉾の出番はおしまいです。
なんだかなあ…一抹の寂しさが…



祇園祭に欠かせないのはこの「粽(ちまき)」
自宅兼事務所がある和水町は10年前の町村合併までは「菊水町」でした。
ですから同じ名前の菊水鉾に親近感があるんですよね。(笑)



これは食べられるちまきではありません。
疫病退散のお守りとして茅の輪を腰に付けたのが始まりだそうで
家の入り口に掛けておくと
商売繁盛まで招くのだそうですよ。 



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