95年、アルフォンソ・アラウ監督の小作品です。
小というには失礼かも・・・
なにせ出演がキアヌ・リーブス。
脇を固めるのが「アラビアのロレンス」の名優
故アンソニー・クイン。
最近007シリーズにも顔を出している
大好きなジャンカルロ・ジャンニーニ。
音楽はモーリス・ジャールという豪華さです。
だからこそ小作品でも心に残る美しい映画なのでしょう。
男と女の出会いはほんのちょっとのタイミング。
この映画の主人公たちも
些細な出会いが人生を変える縁へと発展して行きます。
キアヌ・リーブスをとりこにする女性のパパがG・ジャンニーニ。
メキシコ移民の名家としてはヤンキーに一人娘はやりたくない。
一方、孫娘の幸せが生きがいのおじいちゃん役A・クイン。
この父と息子の愛の表現と葛藤もおもしろい。
なおかつ、このストーリーに深みを加えるのが
カリフォルニアの由緒あるワイナリーという舞台設定です。
ワインの深みのように熟成していく男女の愛情と
家族とは何かという永遠のテーマを描いた「小作品」。
心癒される私のお気に入りです。
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