田舎に引きこもって一番困るのは食べ物です。
外食の選択肢がほとんどなくなったのは致し方ないとしても
福岡では簡単に手に入ったおいしものですら
ここ和水町ではそうはいきません。
ですから私はほとんどをネット通販でまかなっています。
ワイン、チーズ、輸入乾物…そしてスイーツも…
そしてこの時期どうしても食べたいものの中に
京都の料亭「和久傳」の和菓子があります。
もちろんこれは福岡でも手に入らず取り寄せてはいましたが
さすが長い歴史を背負った料亭だけあって
実に上品、実におしゃれ
今回はこの2品をお取り寄せ
右の「西湖」は時々取り寄せて楽しんでいるお気に入りですが
左の「笹ほたる」は初めてのトライです。
まずは「西湖」
この場合の西湖は富士五湖のことではなく
中国の杭州市にある蓮の花咲く西湖(せいこ)のことです。
蓮の根っこのれんこんから採れるでんぷんの粉と
和三盆でかためた西湖の食感は
”ぷるぷる もちもち つるっ”
上品な甘みと「もう1個ほしい」と思わせる量は絶品
個人的には今までこの西湖の右に出る和菓子はないなあ…
2枚の生笹でくるんだしつらえも京都風で目にも鮮やか
さて、もう一方の新しい味「笹ほたる」
だいたい突然取り寄せた新しい味には期待を裏切られることが多いのです。
ましてや和久傳にしては短絡的なネーミングにもひっかかります。
高さ5センチくらいで大きさははがきサイズほど
切り分けていただきます。
水ようかんが大好物なので
この商品が「抹茶の水ようかん」ということでまずは第一関門突破
もう少し厚めに切った方が良かったかなあ…
丸いところはなんとほうじ茶の寒天なんですって。
光にかざすと…夏の夜のほたるが浮き上がります。
これは撮影が難しいお菓子ですねえ…
そしてお味は…
ああ、やはり和久傳は裏切らない!
柔らかいとろっとりた抹茶の水ようかん部分
ぷるんとしたほうじ茶の丸い寒天が驚くように香り高く
正直言って「このクオリティをお取り寄せ?」と驚きです。
本当にいい仕事をしておられます。
まだまだ足元にも及ばないけど
このプロ根性のスピリットだけは是非真似したいものです。
脱帽! ごちそうさまでした。
ネットショップ http://www.wakuden.jp/shop/
それにしても、本当に美味い物ばかり食べていらっしゃるような。
もちろん、失敗をされた歴史もあるんですよね?
その上での嗅覚かな。
水ようかんは、濃さやに個人の好みの分かれるところですね。
やわらかく、とろり。そして水玉模様のセンス。
取り寄せようかしらーーー。
この笹ほたるは感動ものでした。
もっと感動したのは丸の内ってか有楽町の国際フォーラムの近くに
売店とカフェがあるんですよ!なんと!
今回の出張で行ってみましたが
ついついあっちこっち寄ってる間に閉まってた…残念。
東京は何でも手に入るのだ。