何年生きて来てもまだまだ知らない事がたくさんあります。
「香箱(こうばこ)を組む」も最近知った言葉です。
「大きい牝の三毛猫が一匹静かに香箱をつくってゐた」
芥川龍之介の本の一節です。
香箱(香合)の小さくて丸い整った形から来ているようですね。
“香箱座り”とか“箱座り”という猫独特のこの姿勢。
わが家の「大きな牝の三毛猫」も・・・まさに香箱
わが家のちび猫も・・・ねこなべ型香箱
実家のおばあちゃんネコも・・・たそがれ香箱
実家のヤクザネコも・・・変形香箱「男は両手はふさげねぇ」?
み~んなやってます。
よく目にする光景です。
前足を体の下に入れたリラックス姿勢で
まったくの無防備状態。寒いわけではありません。
これは猫たちが「幸せの種を温めている」
というお話を知りました。
おかあさんネコはお腹の中のあかちゃんネコに
「幸せになりますように」
「愛してくれる人たちを幸せにしてあげられますように」と
幸せの種を手ににぎらせてくれるんだそうです。
幸せの種はやがて芽を出し
幸せの花を咲かせます。
幸せの種は温めると元気になるので
ネコたちは時々こうして温めているんです。
やさしいおかあさんの声を思い出しながら・・・。
なんてカワイイお話でしょう。幸せの種=肉球(PAW)?
ネコたちは私たち人間を幸せにしてくれるために
生まれてきたんですね。
香箱を組んでいる時はそっとしておきましょう。
しかも大家族!(笑)
みんな違う性格なのに仲が良さそうに見えます。
三毛は寒がりで几帳面、チビはキュートな甘えん坊。
おばあちゃんは優しくて、ヤクザは意思が強い。
などと勝手に決め付け、愉しませて頂きました。
幸多しですね!
チビは生後4ヶ月の血統正しき家柄。
なのにあだ名は「デストロイヤー」。
キュートだけどすごくパワフルです。
ヤクザは弘乳舎の工場で拾って
私がミルクを与えて育てたのにもう忘れてる。
巨大なネコで普通のネコより10cmばかり背丈が高いんです。
ね、大家族だから私は頑張れるのですよ。