ビカクシダ、またの名をコウモリラン
ちょっと植物に興味のある方なら
最近カフェやセレクトショップなどでよく見かけるようになったのでは?
男性を中心に大ブレイク中の植物です。
ビカクシダを漢字で書くと「麋角羊歯」
「麋」とは大鹿の角のことでこの植物の葉の形からきています。
世界の熱帯地方で18種類が確認されているらしいのですが
私も魅力にとりつかれ、そのうちの6種類を育成中
小さな植木鉢に入ってた「ビフルカツム」(オーストラリア産)を
流木を焼いて組み合わせた台にくっつけてみました。
解き放たれたようにどんどん成育中
このビフルカツムはホームセンターなんかでも手に入ります。
基本的にビカクシダは大木の幹にくっついて育つ着生シダですので
湿っぽい植木鉢より壁から吊るされた方が元気がいいようです。
なぜ魅力的な植物なのか…
まずははその姿です。
左は東南アジア産の「グランデ」右も同じく東南アジアの「コロナリウム」
このあたりからはかなり探さないと手に入りません。
「王冠」という意味のコロナリウム(右)が分かりやすいですが
王冠と言うよりは白菜のように上に伸びているのが「貯水葉」
ここに水を貯めたり、上から落ちてくる落ち葉や虫などの有機物を溜め込んで栄養にします。
そして下に向かって伸びるまさにシカの角のような葉は「胞子葉」
葉の裏側で胞子を作って繁殖するのです。
そう、ビカクシダは2種類の葉っぱを持つおかしなヤツなんです。
(左のグランデはまだ小さいので胞子葉ができていません)
こちら完璧なフォルムの「スーパーバム」にもまだ胞子葉はありません。
これは 最近仲間入りしたマダガスカル産の「アルシコルネ」
ココナッツの実に数株を着生させてある大物です。
丸い貯水葉が特徴的
胞子葉が四方に元気よく伸びています。
一番人気と言われ手に入り辛い「リドレイ」はまるでキャベツのような貯水葉が魅力
ご機嫌がいいとこうやって新芽が…
どんどん育つ貯水葉
すっかり全体を覆ってくれましたが
ちょっと外で日光浴させてるうちに夜盗虫にやられて葉に穴があいてしまった!
ここ数日でかわいい胞子葉も出始めています。
ビカクシダ、学名プラティケリウム
種類によっては2〜3mにも育ちます。
これは京都市植物園のビカク…人が乗れそうな大きさです。
神様はこの地球上で本当にいろいろな仲間達と人間を同居させてくれたんですね。
楽しき限りです!
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高校の裏にあった、名古屋の東山植物園の温室。
今住んでるとこから近い、神代植物園の温室。
どちらも原始の血がよみがえる感があって、吸い寄せられます。
植物園の温室でよくみる、壁際のこのコたち、
ビカクちゃん、って名前だったんですね。
次回温室に行ったとき、ちょっと名前を呼んでみますね。
外の鉢をいくつか店の中に入れたので店はまるで植物園!
70鉢くらいあるの…
少々の数なら普通だけど、そこまでたくさんあるとちょっとステキですよ。
植物園はいつも人が少なくていいですよね。
みんな疲れてるから癒しを求めて今後注目されていくと思いますよ。