にゃんのキッチン

塩分・蛋白質制限も創意工夫があれば関係なし!料理大好き!慢性腎不全と共存する僕の食事日記です(旧・食読日記)。

「日常」が崩れるとき

2011年03月17日 | 雑感

先日の大震災、そしてその後の混乱の影響で、しばらく更新が滞っておりました。

正しくは、「食べる」という、なにより日常に根差したブログだけに、その「日常」が揺らいだ時に何を書いたらいいのかが分からなかったんです。

震災当日、僕たち夫婦はともに出社していました。
6階にある僕のオフィスはかなり揺れが激しく、デスク上のPCやモニターなども倒れ、揺れが収まった頃には驚くほどいろんなものがそこら中に散乱していました。
周りに怪我人もおらず、別のビル勤務の妻とも比較的早めに連絡がついて、会社を出たのが午後5時半。
交通手段はないので、自宅までの20キロ強をひたすら歩き続け、5時間後の午後10時半に無事帰宅しました。
自宅は幸いなことに被害はほとんどなく、ジェイミーもおそらく心細かったことは容易に推察できましたが特に怪我もなく無事でした。

この時点でまだ帰宅途中だった妻を車で迎えに行って、一緒に帰宅していた同僚などを家に送り届け、我が家にたどり着いたのは午前2時でした。
ぐったりと疲れ切っていたのはもちろんなんですが、それ以上に初めて身をもって体験した大型地震の恐怖にその夜はほとんど眠れず。

そして翌日以降に判明した惨状は報道でご存知の通り。

自分が焦ったからといって状況が好転するわけでもなく、かといってのんびりと「あれ食べた、これ食べた」と書く気にもなれず。
特に僕のような病気を患う人間にとって、「日常」はなにより大切なんですよね。偏りのない食事を食べて、薬をしっかり飲んで、水分をたっぷりとって。
大災害はたとえ死を免れたとしても、そういった日常を根こそぎ奪ってしまうわけです。今も報道されている、糖尿病患者のインシュリン不足など全般的な医薬品不足は、もしや自分がその場に置かれたらと思うと恐怖そのものなのです。

僕の会社は交通機関の混乱や、計画停電の影響を考慮して、今週いっぱいの自宅待機命令を出しました。
家でニュースを見ながら、節電のために暖房・照明も最低限にまで切り詰めて、少しずつ自分たちの「日常」を取り戻しています。

東北の被災者の皆さんの苦労や悲しみ、僕が共感できるレベルのものでは到底ないものだということは十分理解しています。
それでもなお、精一杯のエールを贈りたい。みなさんが一日も早く「日常」を取り戻せるように心から祈っております。

にゃん


2月17日の食卓より

・ハム、バジルとトマトのピザ




市販のピザ生地に色々と具材を乗せて焼き上げました。
トマトペーストをトマトピューレで伸ばしたシンプルなソースが土台になっています。
バジルとトマトの黄金コンビがいい仕事しています。


2月19日の食卓より

・鶏とブロッコリーのグラタン
・レタスとトマトのサラダ、ニンジンドレッシング
・パスタ入りリーキのスープ




横浜の藤が丘にJAが運営する農産物直売所があって、安くておいしいのでたまに足を運ぶんです。
そこで買ったブロッコリーを鶏と一緒にグラタン仕立てにしてみました。
クリームで濃厚に仕上げています♪

 

この日は直売所野菜のフルコース。
シンプルにフリルレタスとトマトのサラダです。
ドレッシングにはおろした人参をいれて旨みをアップ。



なかなか珍しいポロ葱が1本150円で売っていたので何本か買い込み、スープにしてみました。
ほんの少しだけクリームを加え、チキンストックで仕上げました。
薄めの平打ちパスタを加えてボリュームを出しています。


2月20日の食卓より

・ブルーベリー・ワッフル




久しぶりに登場した我が家の朝食の定番、ブルーベリー・マフィンです。
やっぱり美味しい♪

・長葱の豚巻き焼き
・もやしの葱ニンニク炒め
・かぼちゃのドライトマト煮




晩ご飯はクックパッドで人気の高いこの長葱の豚巻き焼きです。
醤油と味醂で甘辛く仕上げ、七味唐辛子を振ってあげればご飯が進むこと!



もやしをシンプルに葱とニンニクで炒めました。
ポイントはさっと炒めてもやしの食感を残すこと。
ここに浅蜊とか豚肉を足せばそれだけで十分おかずになります♪



ドライトマトとかぼちゃの煮つけです。
ドライトマトの旨みやほのかな酸味がかぼちゃの甘みと意外にも好相性。
しばらく前の「料理通信」に載っていたレシピです。


2月21日の食卓より

・海老と大葉のたこ焼き




海老入りだけどタコ焼きです。
大葉をたっぷり入れたんですが焼いているうちになんか風味が薄れてしまいました。
もう少し多めに入れてもよかったかな。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
xiangさん、こんにちは。 (にゃん)
2011-03-26 21:36:40
返信遅れて申し訳ありません。
本当に平穏な日常にどっぷり漬かっているとそれがどれだけ恵まれたことなのかが見えなくなってしまうんですよね。
地震そのもののニュースが一段落して、報道は(原発問題は別として)被災者の現状に焦点が移ってきて、特に医療問題が目につくようになってきたような気がします。
まさに明日は我が身。
被災者の方々のご無事を祈るとともに、自分がそのような状況になった時に備え、せめてもの備えを考える日々です。
のど元過ぎれば、で終わらせないようにしなければ!
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ひかるさん、こんにちは。 (にゃん)
2011-03-26 21:32:22
レスが遅くなってすみません。
自動更新で記事の更新は手配してたんですが一週間も休んでると仕事が溜まっちゃって(笑)
震災から2週間以上が経って落ち着くかと思いきや、むしろじわじわと真綿が締まっていくような感じの毎日ですよね...こんな時ですがお互い身体には気をつけるようにしましょう♪
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Unknown (xiang)
2011-03-22 18:06:47
にゃんさん、ご無事で何よりでした。
私は、地震当日は帰宅難民の1人となり、ストレスから持病の不整脈が出始めたので無理に帰宅せず、職場の床に毛布を敷いて一晩過ごしました。
おさまらない余震、実家へつながらない電話(茨城に住む両親の無事が確認できたのは翌日の昼前でした)、そして何より保育園に泊まることになってしまった子供たちのこと……そうした不安はますます心臓のリズムを狂わせ、さらに不安になるという悪循環。あの夜ほど自分が病を抱えた身であることを痛切に感じ、またそれを悔しく思ったことはありません。

私達にとって「日常」がどれほど大切で貴重なものか。今度ばかりは喉元過ぎれば……にならないよう、皆で対策を考えていかなければならないですね。

そして今も避難所で不自由な生活を送られている人達が一刻も早く日常を取り戻すために私ができることといえば、ささやかな募金と「買占めをしない」ことぐらいですが、それでもほんの少しでも協力できれば、と思っているところです。
返信する
ご無事で何より (ひかる)
2011-03-21 18:42:10
地震当日は大変でしたね。
お怪我もなく、ジェイミー君も無事。安心しました。

天災は一瞬で私たちの日常を奪っていくものなのですね。
東京もかなり揺れましたし、我が家も若干被害があったので痛切に感じました。

温かいものがいただける日々のごはんに感謝する毎日です。
節電に努め、被災地の復興をただ祈る日々でもあります。
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