絵手紙展をやってくださった山本さんが、
真っ赤なスポーツカーでお越しくださいました。
運転は山本さんのご友人でした。
そば屋に飾ってある車輪の絵を描いたので、
寄贈したいとのことでした。
こちらが実際の車輪です。
渡辺工務店(堀込町)の社長さんから
いただき、芝生に面した入り口の
戸袋の所に掛けてあります。
山本さんの絵に添えられた文章を読んで、
心を動かされて、
ブログでご紹介することにしました。
以下が山本さんの文です。
「この車輪は足利大岩町のそば処「大海戸」の裏庭につり下げられていたものです。
この店で絵手紙の個展(2011年8月)をしたときに見つけました。
古い古い昔の車輪です。中略
描き上げるのに正味1週間。描くのが難しい絵でした。
脳梗塞でなければ、もっと集中力が出せたのに残念です。
(光線の当たり方、スポークの付け根、リムの形状・色合いなどなど、、、。)
普通に健康なとき、もっと大事に生きていれば良かったなあと今思います。中略
さて今回の絵は、脳梗塞後4枚目、病気の前後を合わせると7枚面になりますが、
描くのが苦痛で、やっと描き上げました。この絵は、言ってみれば挑戦状です。
前回の絵手紙展の時、
杖をついてお越しの山本さんでしたが、
今回は杖なしで歩いておられました。
リハビリの成果が出ているようです。
元気なときはなかなか気づけない、
大切なことがあるということ。
それは、
普段の生活の中で与えられたいのちを
大事に生きるということ。
もちろん無理をしすぎては、いけません。
山本さんの挑戦に励まされ、
私も一歩前に進みたいと思います。
そして、時折この文を思い出して
自分を見つめてみたいと思います。
まもなく大好きなユリと紫陽花の季節です。