京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

シャモット通し

2015-03-24 11:36:23 | 作陶館日記
シャモット・・それはいったいなんぞや。
と思われた方、たくさんいらっしゃると思います。
その実私も言葉で説明出来ないので調べました(笑)

シャモットとは・・

耐火性の陶土を高温で焼いてから細かく砕いて粉状にしたもの。
瓦の材料とする粘土などに練り込んで用いられる。

シャモットを材料として練り込むことで、
焼き上げ時の歪みの抑制、曲げに対する強度の向上、
吸水率や耐火性の向上などが見込める。
シャモットの原料には製造中に変形やひび割れなどが生じ規格外になった廃瓦などを使用でき、
リサイクルによる廃棄物削減にも役立つ。

2013年1月22日、愛知県は、
シャモットが地震発生時の液状化現象の被害を抑制する有効な地盤改良材になることを実証したと発表した。
土壌を掘ってシャモットで埋め戻すだけという簡便な工法で地盤改良の効果が見込めるという。
有用であるとともに、低コスト、かつ、廃材の活用にもつながる方法として注目されている。

だそうです。すごいぞシャモット!(笑)

朝日焼では、土に練りこみ使っております。
しかし砕いただけでは粒の粗いシャモットしか出来ないので、
30目のふるいに通しなおして使用します。

ふるいです。 シャレではありませんが、古いです(笑)


こんな隅っこで

これらの粉を、せっせ せっせと40キロ出来るまで通します。

粉が舞い上がり、シャカシャカいう音しか聞こえない・・。
案外好きです、そんな一人作業の時間(笑)

今日はこれからそのシャモットを入れて土の調合をします。
そのお話は、マタ今度。お楽しみに。
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