京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

釉薬かけ

2023-09-06 15:57:05 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は釉薬かけのお話です。

え?もう一度恐竜の話がイイ?
しかたがないなぁ。。
(とか言いつつ、来年の記事になるきがします。)

ステゴサウルス系(?)の子供の骨
えっと。。。

釉薬かけです。
御本手の焼きあがりの釉薬を掛けています。
といっても、実は透明釉。

土に、イイ感じの鉄分がはいっており、
イイ感じの中性焔で焼き上げると、
御本手の斑点が出来るので、
特別な釉薬の調合では、ありません。
すこし、独自の鉱物は入れておりますが。
(焼き方を、還元から酸化へと転じ、
綺麗な焼き色になるためには、
繊細な温度管理が必要ではありますが。。)

器に掛ける釉薬の掛ける技法を、
カッポンと音を立てながらかけるからか、
「カッポン掛け」と
そのままの呼び方をしております。

ここで「「なぜ?」と検索を掛けてみましたが、
どうも、地方ならではの呼び方のようで、
イタリアの肉を使わない料理がヒットしました。

てんこ盛りのエビと豆。

『カッポン・マーグロは「断食日の鶏(Capon)」を意味する。カッポン・マーグロは肉を使用していないことから、クリスマス・イヴを含む伝統的なカトリックの断食日に最適な料理とされる。カッポンという名前の由来としては、クリスマスに鶏代わりにこの料理を食べることから、富裕層が鶏の一種であるカポン(Capon)をもじった名称をつけたと考えられている。』

もう、こっちの方が面白いからこれで終わるか。
『カッポンは、エビてんこ盛り。』
いやいや。ダメダメ。


入れて~、勢いよく引き上げて、止めると
上手に掛けられます。
web上のブログに、分かりやすい
手順が書いてあるのがあったので、
貼っておきますね。

①高台をしっかり持ち、ギリギリまで沈めます
② 水面ギリギリまで、ものすごく勢い良く引き抜きます
③ 引き抜くかと思わせておき、ものすごい勢いで沈めます
④ あら不思議。内側もキレイに掛かってます

③の「ものすごい勢いで沈める」のは、
作品の半分ぐらいで大丈夫。
もう一度全部鎮める必要はないかな。。
慣れたら。
皆さんもできる気がしてきたでしょう?

そして、コレの練習は、よく
「ビーカ-で、水でやってみる」を
勧められますが、水って重たくないのか、
うまく内側に引き込まないので、
「ビーカーと釉薬」で
練習するのをお勧めいたします。

釉薬を掛ける作品の数が沢山あると、
すこしでも早く終わるほうが良いですもんね。
釉薬も二重掛けになりにくいですし。
(釉薬の節約にも、手順の節約にもなります)

そんなことで、延々掛ける
作品の釉薬かけのお話でした。
エビ(魚介類を食べる)のサラダ、
精進の日本とは真逆で面白いですね~。
(結局食い気で終わる)笑

(もう一回出すエビ)笑

そんなグダグダでまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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