京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

仰天作品

2023-05-17 15:28:36 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は、仰天した作品のお話です。

写真、底を削った時に破いちゃった!
って思うでしょ?違います。


破けちゃってるー!

水挽きの時に、一度失敗して潰し、
ギュッとまとめた後にもう一度作ったら
空気が入っちゃってて破けた!けれど、
面白いのが出来たからイイか!が
真相だと思います。

見た時にはすでに破けていましたので・・。
というか、削っている時に
底を抜いてしまっているのなら、
こんな風に裂けた感じにならない。
もっと、堅い刃物でグイッと突き抜けた感が
出てしまいます。
いや、お客様が柔らかい時に
グイッと底を抜いてしまったのかも・・?
安心してください(?)


底、普通だったー!

底は底で健在。抜いた形跡なし!
うぅむ。さすが日本人にはない感性。
(海外の方のフリーロクロクラスの作品です)
我々(特に職人的に)、
ビリっとなってしまったものは、
「やってしまった・・」と潰しがち。
「面白いもの出来たじゃん!」の心、
忘れがちですよね~。
というか、持っていないですね~。
「美しく使えるもの」を求めがち。
(いや、実際家に届いた時に
真ん中が破けていたら使いづらいし
洗いにくいわ~)

・・・はっ!!!
こういう「使う・洗う」前提で考えるのが
そもそも間違っているのかしら?
『何かわからんけどイケてるじゃん
旅行の思い出!』と、飾っておく選択肢を
忘れてはいけないのかもしれません。

ある意味、チャッカリしている
考えなのかもしれません。
もったいない精神というか・・
「どうせなら使えるものを・・」と思う、、
チャッカリ精神
私が貧乏性なだけ?(笑)


破け杯~!!


破けている杯が正解な気がしてきた・・。

皆様も、自分の「度胸試し」に
いらしてみませんか?
「これがオレ、ワタシの芸術だ!」
探しの体験しにいらしてみてください。
直さずに見守りますので・・。(笑)


それではまた明日!
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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