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●「第4回瀬戸内・松山写真俳句コンテスト」レポート!

2015年03月17日 10時18分43秒 | ニュース♪
第4回瀬戸内・松山写真俳句コンテストが3月14日、松山市で開催されました。
提唱者で毎回出席していただいていた作家の森村誠一さんは風邪のため、
今回はビデオレターによる出演。「句心」を持つことの大切さを元気に語りかけました。

当日会場で投句された作品を俳人の夏井いつきさんが添削する
「超辛口先生の赤ペン俳句教室」も開かれ、口に衣きせぬ夏井さんの指導に、
会場は大いに盛り上がりました。


森村さんのビデオレターを視聴する参加者

 ×      ×      ×

 写真に俳句を重ねて表現の幅を広げる「瀬戸内・松山写真俳句コンテスト」
(松山市、朝日新聞社、朝日カルチャーセンター主催)が14日、
市立子規記念博物館であり、県内外の約200人が「新しい文芸」を堪能した。
 4回目の今年は「海」がテーマ。俳句、写真とも自作する「自由句」、
選んだ課題写真に俳句を詠む「課題句」、課題写真に英語の句を詠む
「英語課題句」の3部門で公募し、今年1月までの4カ月間で国内外から
計2011作品が寄せられた。
 各部門の最優秀賞と優秀賞を表彰。自由句は優秀6作品から、川崎市中原区の
中村徹さんの「海って落ちた空なんだよねと子が仰ぐ」が最優秀賞に選ばれた。
俳人の夏井いつきさんが「無季語なのに、写真で季節感をぶつけるのが写真俳句の
だいご味」と講評。「ぜひ皆さんも挑んでほしい」と呼びかけた。
 課題句は今治市の松本だりあさん、英語課題句は米フロリダ州在住のシラー・
K・バークスデールさんがともに安居島(松山市)の写真で詠んだ作品がそれぞれ
最優秀賞に選ばれた。
 写真俳句を提唱した作家森村誠一さんは、ビデオレターで「(写真俳句は)人生
を大きく表現する。いずれ世界的な文芸になると思う」とメッセージを送った。
(3月15日付朝日新聞愛媛版)



海って落ちた空なんだよねと子が仰ぐ
神奈川県川崎市・中村徹さん



あれ以上は怖(こわ)かった遠泳の黒い雲
愛媛県松山市・日暮屋又郎さん



春近し海を見ながら飲むペリエ
愛媛県新居浜市・神楽坂リンダさん



鯨喰ふ世代のうたう反戦歌
福岡県芦屋町・宗沢美子さん



鍵かけて鍵捨てにゆく冬の海
埼玉県嵐山町・雪井苑生さん



若駒のおこせる風の一マイル
愛媛県大洲市・渡辺瀑さん
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
神奈川県在住 (中村徹)
2015-03-18 09:39:13
思いがけず自由句で最優秀賞をいただいた者です。ありがとうございます。残念ながら表彰式には参加できず、申し訳ありませんでした。ところで、入選作写真のキャプションの住所が「愛媛県」になっているのですが、私は残念ながら、愛媛県には行ったことすらありません。でも、そちらとこちら、空と海はひとつにつながっているのですから、そんなことは問題ではないかもしれませんね?
返信する
失礼いたしました (朝日カルチャーセンター広報部)
2015-06-19 15:14:59
中村徹様
ご指摘をいただきながらお返事が遅くなり申し訳ありませんでした。神奈川県川崎市に訂正いたしました。
返信する

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