朝日カルチャーセンター☆ブログ

関西4教室(中之島・京都・川西・くずは)の最新情報をお届けします!

「週末に楽しむ絵画」第80回記念・関西水彩画展

2024年03月22日 16時45分13秒 | 中之島教室
こんにちは、中之島教室です。
天候の移り変わりや寒暖差が大きい時期となりました。春の訪れが近いですね

「週末に楽しむ絵画」講座の石橋新司先生から、
受講生のご活躍に関するお知らせが届きましたのでお知らせします

         

常用の大阪市立美術館が改修工事のため、記念展は昨年に引き続き宝塚市立文化芸術センターで、
大きさを20~30号に抑えての開催となりました。(3月9~12日)
「週末に楽しむ絵画」教室関係者の作品は、次の通りです。 


市川順子さん(常任委員)  「刻」 F20
仁王さんが踏みつけているものをご覧下さい。
時代が豊かになって行くにつれ、無駄に使い捨てられ、増え続ける膨大なスクラップです。
こうした消費のあり方は駄目だ!と警鐘を鳴らされた問題提起作品です。
当教室出身の市川さんは、昨年、常任委員に昇格されました。


飯田哲子さん(会員)  「憧憬」 F20
天空への山頂の祈り。かつて険しい山道を登り切った槍ヶ岳。そこには、明るく大きな空が待っていてくれました。
以来、この槍ヶ岳が飯田さんを支える最大のモチーフとなり、ご家族の病気のときも大きな支えとなり、励ましとなってきました。
これからも、数々の槍ヶ岳の力作が続きます。


三浦繁さん(会員)  「ランドスケープ」 S30
ここへ街並みを、グリーンベルトはこちらに…などと都市空間をどう思い描くか…都市計画を絵にしたような楽しく不思議な絵です。
公園は何処に、どちらの方向へ進めばいいか思うだけでワクワクします。
絵の中で、生活や通勤、買物、散歩などが始まり、ときめきの時間となります。 


本城利彦さん(会友)  「尻無川あたり」 S30 奨励賞受賞
大阪・尻無川沿いは、古くから海上輸送で栄えたところ。
老婆の前の重厚なビルは、きっと若かりし頃に颯爽と歩いたときの評判のビルだったでしょう。
時代が進み、対岸には素敵な高層ビルが立ち始めています。老婆を介して新旧の対比を見事に描ききりました。
会友2年目で奨励賞受賞です。

         

「週末に楽しむ絵画」講座は第1・2・3金曜18時から開催!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、独創的な作品を創りあげていく講座です。
数々の展覧会で入選・受賞実績があります。
ご見学もできますので、お気軽にお問い合わせください
中之島教室06-6222-5222
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カルチャーの現場から #7 「少年の涙」

2024年03月17日 09時56分09秒 | カルチャーの現場から
みなさま、こんにちは。
先日、久しぶりに横浜に行きました。
ある講座での「約束」を果たすためです。

その講座は、ラグビー・リーグワンの昨年度王者チーム”クボタスピアーズ船橋東京ベイ”のキャプテンであり、リーグMVPに輝いた立川理道選手を講師に招いた「信頼は力になる」。
ラグビー好きのほとんどがファンである、と言ってもいいくらい大人気の人格者であり、チームマンであり、リーダーです。

それだけの選手ですので、「一生の思い出に」と、ジュニアラグビー選手を保護者とともに招き、講座の「こども記者」として参加いただきました。
その質問コーナーで、こども記者の一人が、いくつかの質問の後、「立川さん、僕らはヒーローズカップ(ジュニアラグビーの「夏の甲子園」のようなものです)で優勝を目指しています。その決勝大会は横浜で行われます。決勝大会まで進んだら、応援に来てくれますか」と質問。
立川さんはご自身もシーズン中ですので、「試合の状況次第だけど、行けたら行くね」とおっしゃいました。
するとその少年は、講座の進行を務めている僕に対して、「Sさんは、来てくれますか」。
僕は「僕は”試合”がないから、応援に行くよ」と答えました。
少年は「決勝行きますから、来てください!」と力強く宣言し、会場の大きな拍手に包まれました。

数カ月後、その少年のお父さまからお電話をいただきました。
「Sさん、本当に来てくれますか。決勝大会に行くことができました」と、お知らせいただきました。
こどもたちは「立川さんにも約束した。横浜へ行くぞ」を合言葉に練習を重ねたそうです。
奈良県のチームとして初めての決勝大会進出です。

そして迎えたヒーローズカップ、決勝大会。
ラグビーワールドカップ日本大会の決勝が行われたグラウンドで、ジュニア選手が戦います。
試合は一進一退。
トライを取って、取られて、取られて、取って、取ってーーー。
試合終了まぎわに逆転トライを奪われ、初戦はトライ1本差で負けてしまいました。
試合後、相手チームやレフリーとの試合講評、エール交換を終えると、泣きじゃくるジュニア選手たち。
ここまでの準備の本気さが伝わってきました。

ヒーローズカップは順位を決めるため、翌日を含めてあと3試合行われます。
2日目には立川さんも、応援に来てくれました。

少年たちのチームは、その後2連勝。
そして迎えた最終戦。
また均衡した試合展開に。
最後、トライ1本差で、勝利で締めくくるに至りませんでした。
しかし、6年生だけで臨んだチーム。
6年生全員が横浜まで行けて、全員が試合に出ました。
タックルが苦手だった子が、相手の突進を止めるべくタックルして、倒れ、いったんフィールド外に出たものの、「戻る!」と復帰。
直後にまた大きな選手が向かってきて、それを正面からタックル。相手選手をしっかり止めました。
チームの仲間たちも、保護者たちも、大きな歓声。

体は大きいけど、心優しく、なかなか突進できない選手が、ここぞ、の場面で、勇気を持って前進。
またグラウンド内外で大きな歓声。
選手も、コーチたちも、みんな涙が止まりません。
本当にすばらしいチーム、そして選手たちでした。

ちなみに、立川さん講座では、こども記者と立川さんのやり取りのとき、他の受講生たちの目が輝いているのを見て、僕が「ここからは、おとな記者にも登場いただきます」と宣言。会場全体を巻き込んで、質問の場としました。
すでに講座の軸である組織論、リーダー論部分を終えていたから、ということもありますが、あまりに受講生のみなさんの熱を感じたから。
当初用意していたシナリオから大きく変更しましたが、立川さんも快諾。
「あの立川さんと話している!」「立川さんが自分の質問に答えてくれている!」と、興奮の度合いがさらに増しました。
講座終了後、多くの方から、「ありがとう!」「楽しかった!」「幸せだった!」などのお声をいただきました。
おとな記者のみなさんにとっても、それぞれに「講座後のストーリー」があるのかも、と思うと、なんだかうれしくなります。
これからも様々な講座を展開し、「笑顔とわくわくの場」を一つひとつ広げていきたいと思います。
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カルチャーの現場から #6 「現地講座」

2024年03月09日 17時18分45秒 | カルチャーの現場から
みなさま、こんにちは。
朝日カルチャーセンター関西の4教室(中之島京都くずは川西)では、「現地講座」を豊富に設けています。
実際に現地に行って、先生の解説を聞きながら、実物を見るーーという講座です。

本日は、「歴史街道を行く 遺跡でたどる日本史」講座に同行しました。
今期のテーマは「神仏習合」。1、2月に教室で講座があり、3月に現地に、という構えです。
現地では、東大寺や手向山八幡宮、薬師寺、休ケ岡八幡宮などを、半日かけて、じっくりまわりました。
講師は、考古学者の前園実知雄先生。
東大寺の発掘調査の当事者でもあります。
金銀鈿荘大刀の発掘秘話、国分尼寺の存在、アショーカの獅子柱像の意味、手向山八幡宮建立の時代背景、現在発掘調査中の東塔の概要、東大寺建立地選定の背景、時代ごとの伽藍配置の変遷などなど、人柄あふれるやわらかい語り口から発せられる情報の数々は、圧倒的な重みを持つものばかり。
薬師寺で、受講生の一人が「弥勒菩薩はなじみが深いが、弥勒如来とは」とつぶやくと、前園先生が「弥勒如来は、弥勒菩薩が5億7千6百万年経って、悟りを開いた姿。中国の則天武后は、自らの威信を示すため、自身こそ弥勒菩薩の生まれ変わりの弥勒如来、と宣言。大雲教という教えまで作った。さらに則天文字という文字までも。その文字は退位後は使われなくなるため、発掘物にその文字が記されていると、時代特定の有力なデータとなる。ちなみに則天文字は日本にも伝わった。水戸光圀の「圀」の字は則天文字だ」。
雑談までも深く楽しいものでした。
行程中ずっと、「楽しい!」「すごい」「驚いた」など感嘆の言葉が途切れることのない、ぜいたくな5時間講座でした。

次回のテーマは、飛鳥の古墳(こちら)。
月一回の、土曜日お昼の講座です。
古墳好きも、飛鳥好きも、関西のこと、古代史を、まずは軽い気持ちで学んでみたい、という方も、ぜひ一度ご受講なさってみてください。

もちろん、他の講座もおすすめです。
朝日カルチャーセンター関西の4教室のホームページ(中之島京都くずは川西)から、「野外」で検索し、お好みの講座をさがしてみてください。

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カルチャーの現場から #5 「京都」

2024年03月07日 23時23分35秒 | カルチャーの現場から
みなさま、こんにちは。
今日は、京都の淀に行ってきました。
河津桜が満開でした。


京都はとても魅力的なところがいっぱいあります。
そんな京都を紹介する講座も、われわれの人気講座です。
もっと京都」講座も、そんな講座の一つです。
 この冬に新設し、すでに3回開催しました。
 テーマはそれぞれ、琵琶湖疏水、源氏物語、非公開文化財の特別公開。
 たくさんの資料とふんだんの写真、そして様々なこぼれ話と、「通」がおすすめのおいしいもの情報もいっぱい盛り込んだ、まるで京都を散歩しているような、とても楽しい内容でした。
 期間限定講座のため、残りはあと3回。
 4月のテーマは「葵祭」、6月は「京都御所と離宮」。
 7月はまだオープン前ですが、「祇園祭」を予定しています。

 また本日、新たな講座をオープンしました。
 「都をどり 京都祇園の華と粋」講座です。

 「都をどり」は、言わば、リオのカーニバルの祇園版。
 1年かけて準備し、祇園甲部の芸妓、舞妓、地方が、その芸・技・粋を披露する、圧巻のステージです。
 その歴史と見どころ、さらに、幼い頃から都をどり会場を遊び場にしてきた講師が、花街で暮らす芸妓や舞妓の「素顔」をたっぷりご紹介します。

 他にも、「京都雑学散歩」講座、オンラインで京都の街歩き講座など、京都に関する講座はまだまだご用意しています。
 朝日カルチャーセンター関西4教室のホームページ(中之島京都くずは川西)から、「京都」と検索して、お好みの講座を探してみてください。


 




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カルチャーの現場から #4 「通信講座」

2024年03月01日 20時00分46秒 | カルチャーの現場から
みなさま、こんにちは。
先日、朝日カルチャーセンター中之島教室に、お電話のお問い合わせをいただきました。

「絵本を作る講座って、ありますか」

いろいろとお話しをお聞きしたうえで、「『絵本』ではないのですが、通信講座で『童話創作入門』や『短い童話を書いてみよう』講座がありますよ」とお伝えしました。
すると、「確かに、短い文で伝える力も大切。通信講座って、自分のペースでできそうで、いいかも。通信で文章講座って、あります?」とのお問い合わせに。
「はい。ラインナップを多くそろえています。『文章教室』は、効果的な表現や構成、品位のある文章を学ぶ講座です。普通コースと錬成コースがあります。また、『短文力を鍛える文章教室』も人気です」。
「なるほど。絵も、通信で学べるのかしら」。
「はい。『あなたらしさを伸ばすデッサン』、大月紅石先生の『水墨画のはがき絵』も多くの方が学んでいらっしゃいます」。
「なんだか、何でも出てきて、ドラえもんのポケットみたいね」。
その後も、こんな講座、あんな講座と広がっていき、「ポケット」の中身をたくさんご紹介しました。
「通信って、楽しいのね。教えていただいた講座から、どれにするか、ホームページを見て、検討します」と、少し長めの、楽しいお電話が終わりました。

通信講座は、様々な場所にお住まいの方にご受講いただいています。
お電話をいただく度に、やわらかいイントネーションや地域の言葉に和みます。
ご受講の背景も、とっても幅広い、と実感します。
「通信って、楽しい」。
講座をお届けするわれわれも日々、そう感じさせていただいています。
「ポケット」をさらに広げて、より多くの方々の「楽しい」をお支えしたい。改めてそう感じさせていただいた、お電話でした。

 ※朝日カルチャーセンターの通信講座
 
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