朝日カルチャーセンター☆ブログ

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カルチャーの現場から #1 「出会い」

2024年02月09日 08時24分34秒 | カルチャーの現場から
みなさま、こんにちは。
朝日カルチャーセンターでは日々、すてきな方々、すてきな言葉、すてきな場面に出会います。
それらをみなさまにお届けするコラム「カルチャーの現場から」を始めます。
 ※朝日カルチャーセンター関西(中之島教室・京都教室・くずは教室・川西教室)のホームページ内ブログに掲載

初回のお話は、「出会い」についてです。

・・・・・・・・・・・・

先日、ボクシングの元世界チャンピオン・久保隼さんに「限界論」を語っていただく講座を、中之島教室で行いました。
久保さんが、「将来の世界王者」と、その実力を認める穴口一輝選手との共同講師です。
久保さんからも、穴口選手からも、素晴らしいお話、勇気が出るお話が次々にあふれ出た、幸せな時間でした。

そのうちの一つ。久保さんのすてきな言葉を紹介させてください。

陸上競技の400m走で例えると、300mあたり。
すでに体力は消耗して、でもまだ「少し」とは言えない距離が残っている。
例えばそういったとき。

「しんどいとき。そのときの覚悟と比例して、行動が変わる。
 それに合わせて、その先の出会いが変わる」

覚悟に比例して行動が変わる。それは理解できます。
がんばった先のギフトが「出会い」というのが意外でした。
久保さんに「ボクシングの世界チャンピオンは、日本にはまだ100人いません。その称号や、誇り、地位などが『がんばった先にあるギフト』ということならわかりますが、そうではなく、<出会い>なんですか」とたずねました。
久保さんは「出会いこそ、かけがえのないものです。地位や名誉などよりも、とても大事なもの。人生そのものに影響します」と、さらりとお話しになりました。

そして、後日。
僕は、あるシングルマザーと雑談していました。
その女性が、「息子のおかげで、ある素晴らしい出会いに恵まれた」とおっしゃったとき。
ふと久保さんの言葉を思い出し、こう言いました。
「世界チャンピオンからこういう言葉を聞いた。がんばった先にあるギフトが、<出会い>。だとしたら、あなたのその出会いは、あなたががんばってきたことへのギフトかもしれませんね」。

その女性はとても感慨深そうでした。
この春に社会人として巣立とうとする息子がつないだ、すてきな出会い。
それは自分ががんばってきたから。
目に光るものが見えた気がしました。

出会いって、多くの方にとって、わりあい日常に生じるものだと思います。
それが、「自分ががんばったことのギフト」と思うと、普通の出会いであっても、なんだかすてきな気持ちになります。
相手との接し方も変わる気がします。
久保さんに、この言葉をいただいてから、日常が少し変わった気がしています。
みなさまの日々の出会い。
それはみなさまががんばったことへのギフト。
心の中で、そっとそう思うと、日々の景色がよりよいものに見えるかもしれません。

ボクシング元世界チャンピオン・久保隼さんからの言葉のギフト。
みなさまにもお届けさせていただきました。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2024-02-09 19:35:14
だから?どーしたの?あんまり仲良しクラブ内的な意識に終始しない方がいいよ。
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