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ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

義父のここのところ

2014-12-19 10:21:02 | 日々の暮らし・思い出
毎日義父の様子を見に病院に行っている。

どうしてもそれが生活の中心という感じで、一日があっという間に過ぎてしまう。

ここ三日はとても正常。会話が出来る。

すごく嬉しい。

痰もだいぶおさまって来た。

昨日は痰の吸引方法をナースから伝授してもらった。

私もやらせてもらったけど、家族は口からでいい、とナースは言う。

おえっとなるんじゃないかと恐る恐るの私。

素人の私から見るとナースはとても大胆に見える。

鼻の穴から管をどんどん入れる。義父の顔は苦しそう。

それでも入れる。ただ入れる。

痰を取る、目的はそれだ。

義父が楽になるため。義父の身体の為。

その実現のため、苦しがったってやる。

苦しそうな顔にとらわれない。

それがプロなんだろうな。


家で痰の吸引なんかしないで済むくらい義父が元気になればいいなぁと思う。

昨日はおむつ交換も家で上手にやれるようになるために頼んで見せてもらった。

脚の付け根のところを骨折してるから、

身体の位置を変えるのにそこが痛まないようにやるには・・とか。

ナースがそうやってもやはり義父は顔をしかめていた。

けど、骨折したことが認識出来れば、ベッドから脚を出そうなんて思わないから、

痛みを感じられるのはいいことだ。

昨日はどういう意味合いか、よくはわからないけど、

「良くしてもらってよかった・・」とつぶやいていた。

火曜日からずっと意識が正常で、

老人は入院すると呆ける、という定説を義父は覆してくれそうだ。

凄いなぁと思う。

在ったと思っていることが夢なのか現実なのか、昨日は私に確認もしていた。

硬膜下血腫で入院した後もそれをやっていたっけ。

自分の意識に無自覚に生きてこなかった人生なんだろうなと思った。

入院当初は頭が混乱したんだと思う。


昨日は介護ベッドが来た。

居間にでんとある感じ。今までのベッドより大きいかな。

今週末に退院できると思ってたけど、昨日のナースの話では週明けになるそうだ。

私の人生も又、新しい幕開けだ。