最後は歯医者さん

　今日はあいちゃんとゆっくり過ごせる最後の週末でした。
　その最後に入れた予定は、行きそびれていた歯医者さん・・・クリーニングを予約していましたが、あいちゃんは前の患者さんが長くかかるということで明日に延期、私が終了したのも３時間後でした。
　歯医者さんへの車の中から待ち時間にかけて、すでにお腹が減っていたので、どこで食事をとるかを相談しました。
　あいちゃんはラーメンの気分、私はフォーの気分、最後にして意見が食い違ったと笑いながら、最終的に決めたのはイタリアン・・・
　長い待ち時間に二人ともお腹が空ききり、少々不機嫌になりながら、決定していたタウンスクエアのレストランにまっすぐ向かいました。
　
　今日はハロウィーン当日、タウンスクエアの中は、年齢に関係なく、仮装した人たちで賑わっていました。
　そんな人込みを断ち切るかのように早足で、レストランに向かい、いつもは優柔不断でなかなか決めないメニューも素早く決めて注文し、黙々と、ぺろっと食べました。
　ゆっくり食べようと言いながら、２０分で食べ終わりました。
　その後、少しお店をうろうろし、ホールフーズでお買い物を済ませて帰りました。
　なんだか長かったような、あっという間だったような不思議な一日でしたが、それはそれで楽しく過ごすことができました。
　
　朝ご飯を全部食べていなかったミュウは、珍しく自分からご飯がほしいとキッチンに向かってお座りし、ご飯をあげると、いつもなら途中ふらふら遊びにでかけますが、一機に食べてしまいました。
　完食するともらえると分かっている犬用のピーナッツバタークリームがほしいと、また私の顔を見てお座り・・・
　クリームを詰めるおもちゃを持ってくるよう言うと、しばらく考えて、そのおもちゃを取りに行きました。
　今まで私が取りに行くまで動きませんでしたが、今日初めて、自分でおもちゃを持ってきて、私の手の上に乗せてくれました。

カバー解禁

　今日は気ままに一日過ごしたい気分で、お昼に起きて、ぼ～っと過ごしながら、メールをしたり、youtubeでティームの演技を確認したりしました。
　
　ミュウの手術から６日目・・・顔の周りに着けていたプラスティックのカバーを解禁することにしました。
　シャンプーし、少しボサボサになっていた髪もカットしました。
　先日買っておいた爪を磨く機械を充電し、説明書を読み、磨こうとミュウの手を見ると、伸びていたはずの爪の先がカットされていることに気がつきました。
　先日病院に連れて行った時に、麻酔で寝ている間に切ってくれていたようです。
　ミュウは、すっきりした様子でしたが、お腹の縫った部分をなめ始めたので、もう一度カバーをすることにしました。
　それはそれで嫌がることもなく、全く気にしていないようでした。
　

ジャニンへの歌

　ハロウィーン前のお仕事最終日、ワードローブの前には、変装したマネキンが飾られ、何人かのアーティストからお菓子ももらいました。
　ショーで使っているフルートのうちの１本のコーティングが少し剥がれてきていたので、プロップスに交換に行くと、プロップスの皆さんがお部屋の前で、変装し、今日はお仕事モードでないことを思い出しました。
　“中は真っ暗だから、５時頃来てくれる？”と言われ、フルートの方は後からということにし、飾られたお部屋に入ると、そこは宇宙空間・・・さすがプロップスの皆さん・・・職業柄の発想力と制作力に楽しませてもらいました。

　プロップスから戻り、すぐにトレーニングルームでバトンの練習を始めました。
　再来週に、ライト付きのステージでのリハーサルがあり、ショーでもさせて頂けると言うことを聞き、それに向けて、通しの練習を何度もしました。

　今日は、クリエーションから参加され、これからモントリオールで始まる新しいプロジェクトに参加することになったミュージシャンのジャニンの最後の日でした。
　ショーとショーの間にアーティスティック・コーディネーターからみんなのサインの入った額が渡され、その後、サミーのギターに合わせて、シンガーのロッシェルがジャニンのために作られた歌を披露しました。
　透き通る美しい声がとても素敵で、鳥肌が立ちました。
　暖かく包み込んでくれるお姉さんのような方で、とても淋しいですが、新しいことへの出発をお祝いし、素敵な日々になることをお祈りしました。

　森のシーンからドラムズ・オブ・ワーをする際、森のシーンで使っているハーネスを他のアーティストにラックまで持って行ってもらいます。
　先日お願いしたトリにも“アリサのハーネス、小さくて人形用みたい！”と言われましたが、今日お願いしたアリアにも預けた瞬間、“軽いっ！”と言われました。
　ちょうどその場にトリもいて、子供用みたいだと笑いました。

　２回目のショーのドラム・ズ・オブ・ワーで、ドラムを叩いている最中、ドラムを叩くスティックの先についている毛でできたカバーがずれ始めていることに気が付きました。
　途中で直すこともできず、気にはしながら叩き続けると、最後の一叩きで完全に外れてしまいました。
　４階の位置から、客席には飛んで行かず、ドラムの上に落ち、ほっとしました。

無理、無理・・・

　６時の貼り出しよりも早くに、今日誰がどのアクトをするかの役割の書かれた一覧表を、リガーさんが確認している横を通りかかりました。
　ふと覗くと、森のシーンのハウスペンデュラムに私の名前が・・・“えっ、無理、無理・・・”決まったものをチェックするだけのリガーさんに言ったところで何も変わりませんが、思わず、訴えてしまいました。
　今は新しいキャッチを練習しているところで、もちろんまだショーでできる状態ではありません。
　後でもう一度確認すると、次に見た時には名前が変更され、私はペタルバインに移っていました。

　ミュウは、相変わらず、顔の周りにつけているプラスティックのカバーも嫌がらずに過ごしています。
　慣れてきたのか、全く気にすることもなく、今日はすべてのおもちゃを自分でハウスから出し、一通りのおもちゃで遊んでいました。
　痛み止めの薬も昨日までで終わりましたが、特に何も感じていないようです。
　病院に電話をして、いつまでカバーをつけ、いつシャンプーしても良いのかを確認すると、５～７日と言われたので、念のため明日一日はそのままにし、週末にはきれいにしてあげようと思います。
　狂犬病の注射の後よりも回復が早く、元気で安心しました。

しがみついて・・・

　今日は、森のシーンで、乗っていたペタルバインがものすごく揺れました。
　いつもファイヤフライがバインにやってきた後、ひと揺れするので、その瞬間はしっかりバインを握っていますが、今日は２回のショーとも、その後突っかかるような大きな揺れが何度もあり、優雅に演技しているどころではありませんでした。
　安全用のラインを繋いではいますが、振り落とされないように、笑顔だけは保ちながらしがみついていました。

　昨日から一機に涼しくなり、今日も昼間の日差しは暖かでしたが、夜には空気が冷たくなっていました。