ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

“出ていること”、“出れること”

2011-10-18 | 日記
 今日はダイアナをする予定ではなかったので、トレーニングルームでの練習時間に、新しい振りを広いスペースで曲に合わせて練習してみました。
 大きく動くと、スムースにできない部分が少しありましたが、慣れれば問題なさそうです。

 その後、30分間のペンデュラムのトレーニングは、サマーが休んでいたため、私だけのためのものになり、アリソン、トリとキャッチの練習をひたすらすることになりました。
 まだ自分自身が固まっていない上に、人により、少しずつ身体の動きや感覚が違うので、慣れるのにも時間がかかりましたが、それぞれが気付いたことをたくさん伝えてくれ、少しずつ改善していくようにしました。
 最後に一通りのルーティーンを曲ですることになりました。
 5~6カ月ぶりに曲に合わせてすることになり、始まる前は少し緊張しましたが、スイングし始めると、思った以上に冷静に、落ち着いてできました。
 その中で、練習中のキャッチもすることになりましたが、今日の練習の中では一番良いものができ、見ていてくれたコーチのマチュウ、キャプテンのエマ、パートナーをしてくれていたアリソンやトリも、30分間での私の変化を伝えてくれました。

 ショーでは、久しぶりに、刺青の衣装を着て、ショーが始まる前に劇場内をうろうろする、フロア・キャラクターをしました。
 ひさしぶりに聞く、IFBと呼ばれる無線から聞こえるステージマネージメントの指示の声は、すべてが以前と同じであることを感じさせ、なんだか懐かしく感じました。
 劇場内を歩き回ると、お客様と直接コミュニケーションをとることができ、お客様の表情や感情が直に感じられ、私もとても楽しむことができました。
 
 森のシーンでは、5~6カ月ぶりに、ペタルバインと呼ばれる長い蔓の高い所にいる役をすることになりました。
 出番前に安全用のラインを繋ぐ手順などを確認し、少々手に汗をかきながら蔓に上りました。
 4階の高さから、地下2階の部分までが筒抜けで見え、“やっぱり高い!”と、見なくても良い下を、ついつい覗き込んで確認してしまいました。
 久しぶりに、大好きな明るい森のシーンに入り、他のアーティストともコンタクトをとりながら演技し、またペタルバインからの眺めも素敵で、とても気持ちよく、楽しむことができました。

 まだ、再開できているアクトはボートだけですが、たとえキューだけだとしても、ショーに“出ていること”の充実感、楽しさ、そして、“出れること”の有難さを改めて実感しました。
コメント
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