初めてのATLANTIC THEATER COMPANY

　　

　オフ・ブロードウェイのお芝居『THE LAST OF THE LOVE LETTERS』を観に行きました。　
　入口でワクチン接種証明を提示し、赤いシールをもらいました。
　今までワクチンのチェックは何度も経験していますが、目に見える印を着けるのは初めてでした。
　15分前に客席に案内されると、すでに舞台で出演する女優さんが無言で演技をしているという演出でした。
　内容は少し分かりにくいものでしたが、今までに有名なブロードウェイ作品が、オフ・ブロードウェイ時代にいくつか上演された元教会のこの劇場に、初めて行くことができて良かったです。

　　　　　　　　　

　劇場前の歩道を歩いていてふと足元を見ると、街路樹のそばになぜかミニトマトが育っていました。
　誰かが種を蒔いたのかもしれませんが、こんな場所にできているミニトマトに笑ってしまいました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　帰り道、SOHOにあるクロナッツで有名なDiminique Ansel Bakeryが、別のコンセプトで最近オープンしたDominique Ansel Workshopの近くを通ったので、寄ってみることにしました。
　クロワッサンをメインにしたお店で、どれも美味しそうで悩んだ末、どうにか三つに絞りました。

　　　　　　　　　　　

観覧車出現

　朝からミュウをグルーミングに預け、その間に、デザイナーやスタイリストとしてアメリカのファッション業界で活躍される知り合いの方にお会いしました。
　前回会ったのはパンデミックが始まるより前だったので、久しぶりの近況報告に盛り上がり、自分とはまた違った世界の状況なども知ることができました。

　夕方、タイムズスクエアに、街を盛り上げるために今日から期間限定でオープンしたThe Times Square Wheelを見に行きました。
　元々賑やかな場所が、更にに賑やかになっていました。
　高さはそれほどなく、高層ビルに囲まれているので、中からの景色よりも、タイムズスクエアに突如現れた観覧車の存在を見る方が楽しめるように感じました。
　夜、ライトアップされると街に映えそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　

大雨の中・・・

　　　

　オフ・ブロードウェイのスタンダップコメディ作品『THE BOOK OF MORON』を観に行きました。
　劇場がSOHOにあり、少し早めに出て近くを歩いていると、ハリケーンの影響の雨が降り始めました。
　開場まで時間があり、お店の軒下などで雨宿りしながら待っていると、雨はどんどん強くなり、一向に止む気配がありませんでした。
　ふとバッグの中に常備していたゴミ袋とエコバッグのことを思い出し、ごみ袋の底に穴を開けて頭を出し、頭にエコバッグを被って劇場に向かいました。
　ギリギリに到着すると、出演されるコメディアン本人が入口の様子を見に来られました。
　大雨の外を眺め、ボックスオフィスで客の入りを確認しているようでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　トークだけなので、さすがに聞き取るのが難しかったですが、彼の笑いの世界観を感じながら観ました。
　舞台で使用する大きな鏡を客席に向け、マスクをつい外してしまった観客を指摘、「全員ワクチンしてるから大丈夫！」とタイムリーな内容を笑いに持って行ったり、本編終了後は観客の質問時間があり、プレスとして観劇している劇評家をジョークを交えていじっていました。
　開演前にボックスオフィスでプレスが来ているかを聞いていたのを見たので、考えあってのことなのだと感心ました。
　終演後に舞台上の片付けをしている様子から、自ら全てを作り上げていることが良く分かりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　外に出ると変わらず大雨・・・、週末であることも重なり、Uberも高く、タクシーを探すのも大変でした。
　ようやく空車のタクシーを見つけ、乗り込みしばらくすると、雨は更に強くなり、下りて歩いた一瞬の間に、髪から水が垂れるほどずぶぬれになってしまいました。
　観劇よりも、行き帰りに大騒動でしたが、とりあえず無事に観ることができて良かったです。

夏野菜

　ユニオンスクエアのファーマーズマーケットで赤オクラを見つけ、初めて買ってみました。
　新鮮なオクラに、ローカルのトマト・・・、夏を感じます。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

『STRANGER SINGS!』

　　　

　NY大学の近くのウエストビレッジに、オフ・ブロードウェイ作品『STRANGER SINGS!』を観に行きました。
　Netflixのドラマ『STRANGER THINGS 未知の世界』のパロディ・ミュージカルで、観劇までに全話を観て、登場人物も物語も把握していたので、笑いのツボが多少は理解できました。
　最近観たオフ・ブロードウェイ作品では珍しく生演奏で、迫力もあり、楽しく観ることができました。

　　　　　　　　　　

　劇場の手前が演劇関連の古本屋さんになった小さな入口で、終演後は作品のグッズを脚本家と演出家自らが販売し、とてもアットホームでした。