週初めのミーティングで、アーティスティック・ディレクターが先週ショーを観た日の感想を話されました。
その日、私はダイアナ役で、直すところを言われるかなぁと思いながらきいていました。
「バックアップという大変な役目の中、安定感があり、美しかった」という話になり、この日はバックアップの人が多かったので、普通にきいていると、私のことでした。
なかなか観て頂くタイミングがなく、いつも修正個所がないか気になっていましたが、とてもありがたい言葉でした。
突然名前を出してくださり、みんなから拍手をもらい、恐縮でした。
ハロウィン・シーズンということで、ミュウのフォトシュートをしました。
今回のテーマは、“大して変化のない仮想”ということで、毛の色も耳の形も代わり映えのないカンガルーになってもらいました。
今週末は三連休で、今回のお休みはラスベガスで過ごしました。
お休みの一日目は、久しぶりに『O』に出演しているひろみさんと『Michael Jackson One』に出演しているご主人のBJとランチをしようとお二人のお家にお邪魔しました。
お互いのショーの話をしたり、ブロードウェイ好きのお二人とミュージカルの話をしたり・・・、とても楽しい時間でした。
以前会ったときは赤ちゃんだった長男くんがもう学校に通い始め、パンデミック中に生まれた次男くんもおしゃべりしていて、びっくりしてしまいました。
夜、お笑いのキングコングの西野さんとの食事会に呼んで頂き、参加しました。
二日前に『KA』をご覧になったこともあり、ショーについての質問にお答えしながら、エンターテインメント界のお話をうかがい、とても勉強になりました。
二日目は、前日が遅くなったので、遅めに活動を開始し、お肉屋さんに行ったり、ドーナッツを買ってハロウィン気分を味わいました。
NYのSOHOに本店があり、時々買いに行く“Dominique Ansel”ベーカリーのラスベガス店が少し前にオープンし、行ってみることにしました。
ラスベガスらしく、カジノをテーマに、運気を上げる縁起の良いスイーツが並んでいました。
“Dominique Ansel”といえば、クロワッサンとドーナッツを掛け合わせたクロナッツ。
スロットマシーンのチェリーの絵柄のイメージから、チェリークリームとコインのチョコレートが乗った、ラスベガス限定のクロナッツがあったので、買ってみることにしました。
同じシーザーズ・パレス・ホテルに入っているお店のお気に入りのブリオッシュやサンドイッチのお店にも、せっかくここまで来たので寄ることにしました。
前回来たのはパンデミック前で、かなり久しぶりでしたが、変わらず、生地もおいしくあっさりで美味しかったです。
パン好きとはいえ、よく考えるとベーカリー巡りになったお休みでした。
ポテトバグのパペット・コスチュームに、足をスライドする際に摩擦で生じた穴が開き、そこをレザー生地で補強したということで、今日の本番でする私が、リハーサルで試してみることになりました。
足がすれる部分の衝撃が少し緩和され、衣装のメッシュで滑っていた部分のグリップが効くようになり、少し動きやすくなりました。
エピローグのスタンバイをしていると、「昨日ヒトデしてたの、アリサ？」とテクニシャンに声をかけられました。
そうだと伝えると、お友達が観に来ていて、ショーで一番良かったのがヒトデだったと話してくれたとのことでした。
自分の専門分野ではないものへの嬉しい言葉で、とても励みになり、自信に繋げたいと思います。
今日は暴風で、砂埃がひどく、出勤中いつもは遠くからでも見えるストリップのホテルが見えない状態でした。
先日NYで観劇の際にお会いしたTVジャパンの方がラスベガスにいらっしゃり、『KA』をご覧になられ、ショーの後、バックステージのご案内をしました。
昨年のショーの再開後、先日よりようやくバックステージのご案内ができるようになり、私にとっては今日が初めてでした。
いらしてくださったお二人がとても喜んでくださり、私も嬉しい楽しい時間になりました。
夜、帰宅する時間には急激に気温が下がり、突然冬のような寒さになっていました。
思わず、トレーニング用のパーカーを羽織って、パーキングに向かいました。
１週間のお休みで、NYに行きました。
今回はブロードウェイの４作品と、オフ・ブロードウェイの１作品を観劇しました。
到着した日に観た『COST OF LIVING』は、シンプルな装置の中、４人の出演者が演じるお芝居で、実際に障害を抱えるキャストが出演していました。
翌日には、この秋のブロードウェイで一番ヒットしている『LEOPOLDSTADT』というお芝居を観劇しました。
ウィーンを舞台に、第一次世界大戦や第二次世界大戦下のユダヤ系一家を描いた物語で、登場人物が多く、理解が難しい部分もありましたが、事前にあらすじを予習していたので、どうにかついていくことができました。
リバイバル・ミュージカルの『１７７６』は、アメリカの独立が決議されるまでの議会の様子を描き、歴史の勉強にもなりました。
すべての役を女性やトランスジェンダーのキャストが演じていました。
『Death of a Salesman』はリバイバルのお芝居でした。
事前に映画を観て予習していたので、物語は把握していましたが、演出やキャスティングでイメージが大きく異なりました。
今回は少し難しい内容の作品が多かった中、オフ・ブロードウェイのパペットを使ったミュージカル『SESAME STREET』は、子供向けで家族ずれが多く、子供たちがキャラクターに呼び掛けたり、歌を口ずさんだり、唯一賑やかで明るい作品でした。
久しぶりにユニオンスクエアのファーマーズ・マーケットに行くとすっかり秋になっていました。
店頭に並ぶカラフルなカボチャが、とてもかわいく、季節を感じさせてくれました。
いつもカモを買うローカルのダック・ファームのお店に寄ると、ミュウはおやつのダックジャーキーを貰えることをしっかりと覚えていて、お店に着く前から身体を乗り出し、そわそわと大興奮。
以前に買ったこともある大好きなダックジャーキーがこの日はなかったのですが、ダックハーツをもらい、大喜びで食べていました。
中学・高校の同級生の友達夫婦にも、1年以上ぶりに会うことができました。
ビーチをドライブという計画をしてくれていましたが、この日だけ急激に気温が下がり、ミュウも凍えて歩かないと思い、この企画は次回暖かくなってからの楽しみに取っておくことにしました。
食事に行こうということになりましたが、久しぶりで会話に夢中になり食事が進まないのが目に見えていたので、先にお茶をし、一緒に食事に向かいました。
予想通り、カフェでの数時間のお喋りはあっという間。
夜は、近代美術館に併設された私は初めての素敵なレストランを予約してくれ、美味しく楽しくいただくことができました。
二人には、本当に感謝です。
ご近所さんでブロードウェイ女優のお友達の南ちゃんとトランペット・プレイヤーのダンさんのお家にお邪魔し、持参したたこ焼器を使って、たこ焼きパーティーもしました。
たこ焼きは久しぶりでしたが、思った以上にうまく焼くことができ、色々なお話をしながら、楽しい時間を過ごすことができました。
ミュウもソファでお昼寝をしたり、膝の上で甘えたり、終始リラックスで過ごしていました。
観劇、お友達との時間、秋を感じながらの充実した１週間になりました。
