先月からトレーニングを始めていた、ステージ・ドラムでデビューしました。
客席側でドラムをたたく役はすでに10年以上前から入っていましたが、ステージ・ドラムはリズムが複雑で、音楽知識のある人だけがするものかと思っていました。
まず、手が思うように動かず、早く叩くことに苦戦…、まだ覚えることもできていないリズムに合わすことができるはずもなく、1回目のトレーニングでは、”無理かも…“と思ってしまいました。
とにかく複雑なリズムを感じられるようになるまで、家や移動中など、ひたすらリズムの音を聴き続けました。
手が言うことをきかず、スティックを借りて帰り、家でたたく練習もしました。
先週どうにかドラマーの合格を頂き、今日どのような要領でドラムをセットし、スタンバイするのかを習いました。
てっきり、一度はショー中に誰かについて見学をすると思っていましたが、今日のショーで、入ることになりました。
まずは、照明が暗くなった瞬間にドラムを押し出す作業…、意外と重く、全身を使って押すことになり、照明が明るくなるまでに押し出すことができるのかにドキドキでしたが、どうにかギリギリ間に合いました。
同時にトレーニングし始めたカイラも反対側のドラムに入り、2人で緊張…、遠く離れた場所からお互いにちらちらと横目で確認しながら、どうにか終わり、目を合わせてにたっと笑ってしまいました。
演奏が終わり、照明が暗くなると、今度はドラムをもとの位置に押し戻す作業があり、こちらもドキドキしながら行いました。
トレーニング中はかなりのストレスでしたが、15年が経った今、また新しいことができたことは、とても嬉しいです。